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シエンタのエアコンフィルター交換|3世代の品番・時期・外し方

※構成・執筆の一部に生成AIを活用し、内容は筆者が確認・編集したうえで公開しています。

グローブボックスを開けた助手席側の奥から白い新品のエアコンフィルターを入れる手元

シエンタのエアコンフィルターは、80系・170系・10系のどの世代も助手席のグローブボックスの奥にあり、トヨタの取扱書や部品メーカーの手順に工具を使う工程は出てきません。

買うフィルターは世代で決まり、同じ世代ならガソリン車でもハイブリッド車でも品番は同じです。

交換時期の目安は世代で違い、10系は15,000kmごとで12ヶ月をこえない時期、170系の取扱書は20,000kmごとです。

外し方も、10系と170系はグローブボックスを下ろし、80系はグローブボックスの左右のカバーだけを外すという違いがあります。

記事のポイント

  • 純正品番は10系が87139-58010、170系が87139-52040で、ガソリン車とハイブリッド車で共通
  • 交換の目安は10系が15,000kmごと(12ヶ月以内)、170系の取扱書は20,000kmごと
  • 10系と170系はグローブボックスを下ろし、80系は左右のカバーを外して交換する
  • ハイブリッド車の駆動用電池の冷却用フィルターは別の部品で、交換ではなく清掃

世代別の品番と交換時期の早見表

自分の車の世代が分かれば、純正品番も社外品の品番も1つに決まります。

次の表は、デンソーの適合表(2026年度版)に載っている品番と、トヨタの取扱書に書かれた交換の目安を世代ごとに並べたものです。

型式の列を車検証の「型式」欄と見比べると、自分の行がすぐに見つかります。

世代(販売期間)型式純正品番デンソー品番交換の目安
10系(2022年8月〜)MXPC10G・MXPL10G・MXPL15G87139-58010DCC101415,000kmごと(12ヶ月以内)
170系(2015年7月〜2022年8月)NSP170G・NSP172G・NCP175G・NHP170G87139-52040DCC100920,000kmごと
80系(2003年9月〜2015年7月)NCP81G・NCP85G87139-12010(販売店オプション品は88568-12020)DCC1004車の取扱書で確認

表の交換の目安は、大都市や寒冷地など交通量や粉じんの多い地区では短くなり、10系は7,500kmごと、170系は10,000kmごとになります。

デンソーの品番は標準品の「クリーンエアフィルター」で、上位の「クリーンエアフィルタープレミアム」は末尾の数字が同じDCP1014・DCP1009・DCP1004です。

適合表では、どの世代もグレードを問わず全車に当てはまるとされています。

(参考:デンソー CAF車種別品番適合表 2026年度版)

80系だけは純正品番が2つあり、標準のフィルターと販売店オプションのフィルターで品番が分かれています。

80系で今付いているフィルターの品番が分からないときは、トヨタ販売店で車検証の車台番号から調べてもらうと取り違えを防げます。

世代は型式の頭の文字で見分けられ、MXで始まれば10系、NSかNHで始まれば170系です。

NCで始まる型式は、続く数字が81か85なら80系、175なら170系の4WDです。

車検証のどこを見ればよいかは、3世代9型式の一覧と車検証での調べ方で確かめられます。

交換時期は10系と170系で目安が違う

トヨタの取扱書に書かれた交換の目安は、10系と170系で距離も条件も違います。

10系は15,000kmごと、交通量や粉じんの多い地区では7,500kmごとで、どちらも12ヶ月をこえないことが条件です。

(参考:トヨタ シエンタ 取扱書「エアコンフィルターの交換」)

170系の取扱書は20,000kmごと、同じ地区では10,000kmごととしていて、月数の上限は書かれていません。

10系の場合、年に15,000km以上走る人は距離が先に来て、それより少ない人は12ヶ月が先に来ます。

大都市や寒冷地で使う10系なら、年に7,500km走るだけで1年を待たずに交換の時期になります。

12ヶ月点検でエアコンフィルターの交換をすすめられた10系は、取扱書の「12ヶ月をこえない」という目安と合っています。

170系は月数の上限がないため、走る距離が少ない車ほど交換の間隔が空きやすくなります。

デンソーは、走った距離に比例してチリやホコリで目が詰まり風の通りが落ちていくとして、1日あたりの走行距離から出した1年を交換の目安にしています。

距離や月数に届いていなくても、次のような変化が出たら交換の時期です。

  • エアコンの風が前より弱くなった
  • エアコンをつけると臭いが気になる
  • 車内に芳香剤を置いていて、臭いが残るようになった

取扱書では、風量が減ったときはフィルターの目詰まりが考えられるとして交換を案内しています。

10系の取扱書には、芳香剤などを使うと脱臭の寿命が大きく落ちる場合があり、臭いが気になりだしたら交換するようにという注記もあります。

私は、10系なら12ヶ月点検、170系なら車検や点検のどれか1回と、交換の時期を決まった行事に結び付けておくと忘れにくいと考えます。

距離と月数の両方で時期を見るのはエンジンオイルも同じなので、年式別のオイル交換の時期と量と並べて記録しておくと管理しやすくなります。

世代別の外し方と交換手順

場所はどの世代もグローブボックスの奥ですが、そこまでのたどり着き方が世代で違います。

10系と170系はグローブボックスごと下ろし、80系はグローブボックスを付けたまま左右のカバーだけを外します。

10系・170系と80系でグローブボックスまわりの外し方を比べた図
80系だけはグローブボックスを付けたまま交換する

デンソーは、作業の前にエアコンを内気循環に切り替え、そのあとでスイッチを切ってエンジンが止まった状態で作業するよう案内しています。

新しいフィルターは表と裏を間違えると風量が落ちることがあるため、フィルターに書かれた向きの印を確かめてから入れます。

10系(2022年8月〜)はダンパーステーとツメを外す

10系の取扱書の手順は、次の7つです。

  1. パワースイッチ(ガソリン車はエンジンスイッチ)をOFFにする
  2. グローブボックスを開き、ダンパーステーのピンを外す
  3. グローブボックスの側面を内側に押し、上部のツメを片側ずつ外す
  4. グローブボックスをいっぱいまで開いた状態から少しだけ持ち上げて手前に引き、下部の結合部を外す
  5. フィルターカバーのロックを外し、ツメからカバーを抜いて取り外す
  6. 古いフィルターを取り外す
  7. 新しいフィルターを「UP」マークの矢印が上を向くように取り付ける

4つ目で結合部が外れないときは、無理に引っ張らず、持ち上げる量を少しずつ変えながら手前に引くよう取扱書に書かれています。

フィルターカバーのツメは、無理な力をかけると傷むおそれがあると注意されています。

ハイブリッド車とガソリン車で手順は同じで、取扱書の交換時期の書き方も同じです。

10系に乗って1年が近づくと、点検の見積もりにフィルター交換が入っているのを見て、自分で替えるか迷う場面が出てきます。

手順が7つで工具を使わないことと、品番がガソリン車とハイブリッド車で共通なことが分かれば、買う物は1つに絞れます。

10系に合うデンソーの標準品は、適合表ではDCC1014です。

購入前に、商品ページで対応する型式と年式を確認してください。

170系(2015年7月〜2022年8月)は「PUSH」の位置を押す

170系の取扱書の手順は次の7つで、ハイブリッド車とガソリン車で同じです。

  1. エンジン(パワー)スイッチを、スマートエントリーのない車は「LOCK」、ある車はOFFにする
  2. グローブボックスを開き、ダンパーステーのピンを外す
  3. グローブボックス側面の「PUSH」を内側に押して上部のツメを片側ずつ外し、グローブボックスを支えながらゆっくり全開にする
  4. いっぱいまで開いた状態から少しだけ持ち上げて手前に引き、下部の結合部を外す
  5. フィルターカバーの固定を解除し、矢印の方向にずらしてツメから抜く
  6. フィルターを取り外し、新しいフィルターを「UP」マークの矢印が上を向くように取り付ける
  7. 外したときと逆の順番で取り付ける

10系との違いは、スイッチの切り方と、グローブボックスの側面に「PUSH」の表示があることです。

フィルターカバーを矢印の方向に動かすときに、ツメに無理な力をかけないよう注意されている点は10系と同じです。

中古で買った170系は、前に乗っていた人がいつ替えたか分からないことが多くあります。

梅雨や夏にエアコンの風が弱い、カビのような臭いがするといった変化があれば、まずフィルターを替えると、そこが次の交換時期の起点になります。

中古のハイブリッド車を選ぶ段階なら、中古のシエンタハイブリッドの保証と駆動用電池の見方もあわせて確かめておくと判断しやすくなります。

170系に合うデンソーの標準品は、適合表ではDCC1009です。

購入前に、商品ページで対応する型式と年式を確認してください。

80系(2003年9月〜2015年7月)はグローブボックスのカバーを外す

80系は、10系や170系とは外し方が大きく違います。

ボッシュの取付要領書(NCP81G・NCP85G用)では、手順は次の8つです。

  1. グローブボックスカバー(右)のツメ2か所を押し下げて外す
  2. グローブボックスカバー(左)を矢印の方向に引いて外す
  3. フィルターケースを左右のつまみを持って手前に引き出す
  4. フィルターケースから古いフィルターを取り出す
  5. フィルターの向きの印に合わせて、新しいフィルターをフィルターケースに入れる
  6. フィルターケースを差し込んで取り付ける
  7. カバー(左)を左側のガイド2か所から差し込み、右側のツメを押し込んでロックする
  8. カバー(右)のガイド4か所を合わせて取り付け、上側のツメ2か所をロックする

この要領書では、80系の交換の難しさは5段階の1つ目、作業の目安は約5分とされています。

ボッシュの要領書はボッシュ製のフィルターを前提にしているため、純正品やデンソー品を入れるときは、そのフィルターに書かれた向きの印に合わせてください。

「シエンタ用」とだけ書かれた商品では世代が分からないため、80系はDCC1004のように品番で選ぶと買い間違いを防げます。

標準品とプレミアムの選び方

デンソーのフィルターは、どの世代にも標準品とプレミアムの2種類があります。

メーカー希望小売価格(税込)は、2026年度版の価格表で標準品のDCCが3,630円、プレミアムのDCPが6,600円です。

デンソーの製品案内では、どちらにも次の機能があるとされています。

  • 2層の除塵フィルターで、PM2.5や花粉をとらえる
  • 車内の臭いを脱臭する
  • 抗菌・防カビ・抗ウイルスの加工がある

プレミアムだけにあるのは、フィルターに付いたスギ花粉やダニの死骸に由来するたんぱく質を減らす機能と、ビタミンCを放出する機能です。

デンソーは、どちらのフィルターも空気中の有害物質をすべて取り除けるものではないとしています。

差額の2,970円で得られるのは、花粉やダニ由来のたんぱく質への対策が中心です。

春先に花粉の時期を控えて交換する人や、車内の花粉が気になる家族を乗せる人なら、プレミアムを選ぶ理由があります。

決まった時期に替えて車内の空気を保つことが目的なら、標準品でも除塵と脱臭の機能はそろっています。

10系のプレミアムはDCP1014、170系はDCP1009、80系はDCP1004です。

購入前に、商品ページで対応する型式と年式を確認してください。

ハイブリッド車のもう1つのフィルターと取り違えない

10系のハイブリッド車には、エアコンフィルターとは別に、駆動用電池を冷やす空気の吸入口にもフィルターがあります。

どちらも助手席のまわりにあるため、取り違えやすい組み合わせです。

助手席まわりのエアコンフィルターと駆動用電池の冷却用吸入口の位置を上から見た図
エアコンは交換、電池の冷却用は掃除機で清掃

10系の取扱書で見ると、2つのフィルターは手入れの仕方がまったく違います。

  • エアコンフィルター:グローブボックスの奥にあり、交換するタイプで水洗いやエアブローはしない
  • 駆動用電池の冷却用フィルター:助手席をいちばん前にしてからカバーを外し、掃除機で清掃する
  • 清掃の目安:使用頻度が高い車や交通量・粉じんの多い地区の車は25,000kmごと

駆動用電池の冷却用フィルターも、水などの液体やエアブローでの清掃はしないよう取扱書で警告されています。

メーターに「駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認」と出たときに手を入れるのは、この冷却用のほうです。

この表示が出たときに取扱書が案内しているのは吸入口の清掃で、エアコンフィルターの交換ではありません。

冷却用の吸入口の外し方と表示が消えないときの確認は、駆動用電池の冷却部品の表示と吸入口の清掃手順で扱っています。

自分で替えるか販売店に頼むか

部品代だけで比べると、デンソーの標準品は希望小売価格で3,630円(税込)です。

販売店に頼むと部品代に工賃が加わりますが、トヨタの公式サイトにはシエンタのエアコンフィルター交換の工賃が載っていません。

金額は店舗で変わるため、点検の見積もりで部品代と工賃を分けて出してもらうと比べやすくなります。

自分での交換に向いているのは、次のような人です。

  • グローブボックスのツメを、力を加減しながら外せる
  • 車検証で型式を確かめ、品番で部品を選べる
  • 交換した日と走行距離を自分で記録できる

反対に、ツメが固くて外れそうにないときや、フィルターカバーの形が手順と違うときは、そこで手を止めて販売店に任せるほうが安全です。

デンソーもボッシュも、グレードによって車の部品の形が違うことがあり、無理に取り付けると部品を壊すおそれがあると注意しています。

点検や車検に合わせて販売店で替えてもらえば、時期の管理も一緒に任せられます。

車検の見積もりに入る部品交換の見方は、10系・170系の車検費用と見積書の整備・部品代で整理しています。

シエンタのエアコンフィルターに関するよくある質問

シエンタのエアコンフィルターはガソリン車とハイブリッド車で違いますか?

同じ世代なら、ガソリン車とハイブリッド車で品番は同じです。

デンソーの適合表では、10系はどちらも87139-58010、170系はどちらも87139-52040の純正品番に当たります。

シエンタのエアコンフィルターは水洗いして使えますか?

水洗いやエアブローでの清掃はしないよう、トヨタの取扱書に書かれています。

エアコンフィルターは交換するタイプなので、汚れたら新しいものに替えます。

シエンタのエアコンフィルターを外したままエアコンを使ってもいいですか?

取扱書では、フィルターを付けずにエアコンを使うと故障の原因になることがあるとされています。

新しいフィルターが届くまでは、古いフィルターを付けたままにしておきます。

シエンタのエアコンフィルターの表と裏を逆に付けるとどうなりますか?

デンソーは、表と裏を間違えて取り付けるとエアコンの風量が落ちることがあると注意しています。

10系と170系では、「UP」マークの矢印が上を向くように入れます。

シエンタのエアコンフィルター交換のまとめ

シエンタのエアコンフィルターは世代で品番が決まり、同じ世代ならガソリン車とハイブリッド車で共通です。

10系は87139-58010(デンソーDCC1014)、170系は87139-52040(DCC1009)、80系は87139-12010(DCC1004)が目安になります。

交換の目安は、10系が15,000kmごとで12ヶ月以内、170系の取扱書が20,000kmごとです。

10系と170系はグローブボックスを下ろし、80系は左右のカバーを外して交換します。

ハイブリッド車の駆動用電池の冷却用フィルターは別の部品なので、メーターの表示や手入れの仕方で見分けてください。

品番や交換時期は年式によって変わることがあるため、最新の情報は車の取扱書とトヨタ販売店で確認してください。

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篠原 航

DRIVE SHIFTの運営者・篠原 航(ペンネーム)です。シエンタは所有していないため体験談は書かず、トヨタ公式の主要諸元表や取扱説明書、国の資料を読み比べて、年式やグレードによる違いと費用を表と計算で示しています。

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