シエンタのボディコーティングは、2026年10月時点で各社が掲載している価格では、トヨタ販売店のガラス系が約6.6万〜8.3万円、上位のCPCコーティングが約13.8万〜23.7万円、KeePerのダイヤⅡキーパーが約8.0万〜8.5万円です。
長く乗るつもりなら、傷や汚れの少ない新車のうちに頼むほうが、同じ店でも料金は安く済みます。
店どうしを比べるときは施工料だけでなく、下地の磨きが入っているか、保証が何を守るのか、年ごとのメンテナンス料まで合わせて見ると、差の理由が分かります。
記事のポイント
- トヨタ販売店のコーティングは販売会社ごとにメニュー名・価格・車種の区分が違う
- KeePerは車検証の寸法から出す体積で料金が決まり、10系は計算上L区分に入る
- 専門店の料金表では、登録から5年以上たった車は新車の約1.5倍になる
- 保証は撥水の効果を含まないことがあり、年数千円のメンテナンス料も比べる
シエンタのコーティング価格を依頼先別に比べる
シエンタのコーティングは、トヨタ販売店、KeePerの取扱店、コーティング専門店のどこに頼むかで、メニューも価格の決まり方も変わります。
下の表は、2026年10月に各社のページで確かめられた価格を、依頼先ごとに並べたものです。
| 依頼先 | メニューの例 | 価格(税込) | 条件・時点 |
|---|---|---|---|
| 大阪トヨタNorth | グラスコーティング「ガードコスメSP」 | 82,500円 | 新車時、アクア/プリウスなどの区分(ページに日付なし) |
| 大阪トヨタNorth | CPCプレミアムコーティング「ダブルGN」 | 137,500円 | 同上 |
| 大阪トヨタNorth | CPCスーパープレミアムコーティング「エクスGN」 | 236,500円 | 同上 |
| 岐阜トヨタ | ガードコスメSP・QMIドライグラスS | 66,000円 | 新車時、シエンタを含む区分(2024年10月現在) |
| 岐阜トヨタ | CPCプレミアムコーティング ダブルGN | 148,500円 | 同上 |
| KeePer(ENEOSウイング) | クリスタルキーパー | 24,640〜26,950円 | M〜Lサイズ、2026年9月時点、研磨は別 |
| KeePer(ENEOSウイング) | ダイヤⅡキーパー | 80,300〜84,920円 | 同上 |
| 専門店(LLカーサービス) | SHIEN BASIC〜PREMIUM | 71,400〜101,500円 | 新車、30%割引の表示時(通常は102,000〜145,000円) |
価格は各社の掲載をもとにした目安で、店舗や時期で変わります。
同じ「ダブルGN」でも、大阪トヨタNorthと岐阜トヨタで約1万円の差があるように、販売会社ごとに値段が違う点は覚えておく必要があります。
依頼先ごとの向き不向きは、次のように分けると決めやすくなります。
- 納車と同時に済ませ、点検のついでにメンテナンスも受けたい人は販売店
- 費用を抑えて、1年ごとにかけ直してもよい人はKeePerの1年耐久のメニュー
- 磨きの工程まで任せたい人や、年数のたった車に頼む人は専門店
販売店のコーティングは販売会社ごとに違う
トヨタ販売店のボディコーティングは、販売会社ごとにメニュー名や価格、車種の区分が違います。
大阪トヨタNorthの新車時の表には「アクア/プリウスなど」の区分しかなく、シエンタがどの区分に入るかは店舗で確かめる必要があります。
岐阜トヨタは「アクア・ルーミー・シエンタ・ヤリス」の区分でシエンタの名前を出していますが、価格は2024年10月現在のものです。
大阪トヨタNorthの新車時のコーティングには5年の保証があり、保証するのは発売元の中央自動車工業で、撥水・流水の効果は保証の対象に入っていません。
水をはじく見た目が落ちても保証で直してもらえるとは限らないので、保証書で何が対象かを契約前に読んでおくと安心できます。
販売店で新車と一緒に頼むなら、見積書のどの項目にコーティングが入っているかを確かめておくと、総額を比べやすくなります。
見積書のどこにコーティングが入り、総額にどう効くかは、見積書の4つの区分と総額の比べ方で確かめられます。
KeePerはシエンタがMかLかで料金が変わる
KeePerのコーティングは、車をSS・S・M・L・LL・XLの6つのサイズに分け、サイズごとに料金を決めています。
ENEOSウイングの案内では、サイズは車検証の全長×全幅×全高で出した体積をもとに、形も考えて決めるとされ、Mは10.5㎥以上12.2㎥未満、Lは12.2㎥以上14.0㎥未満です。
10系シエンタの寸法は全長4,260mm、全幅1,695mm、全高1,695mm(E-Fourは1,715mm)なので、体積は2WDで約12.24㎥、E-Fourで約12.38㎥になります。

計算では10系はL区分ですが、2WDは境目の12.2㎥をわずかにこえるだけなので、店によってはMとして案内される場合もあると考えられます。
ENEOSウイングも、店舗によってサイズ分けが違う場合があると案内しています。
170系は寸法が10系と同じとは限らないため、自分の車検証の寸法で同じように計算してから見積もりを見ると、区分の違いに気づけます。
MとLの料金と、耐久とメンテナンスの目安は次のとおりです。
| メニュー | Mサイズ | Lサイズ | 耐久の目安 | 定期メンテナンス |
|---|---|---|---|---|
| クリスタルキーパー | 24,640円 | 26,950円 | 1年 | なし |
| フレッシュキーパー | 35,970円 | 38,390円 | 1年 | なし |
| ダイヤⅡキーパー | 80,300円 | 84,920円 | 6年 | 1年または2年ごと |
| アイアン・プロテクトキーパー | 99,220円 | 105,600円 | 5年 | 1年に1回 |
| EXキーパー | 148,500円 | 165,440円 | 6年 | 1年または2年ごと |
価格はENEOSウイングの2026年9月時点の参考価格(税込)で、ボディだけの料金です。
MとLの差は、クリスタルキーパーで2,310円、ダイヤⅡキーパーで4,620円、EXキーパーでは16,940円まで開きます。
6年耐久のメニューは定期メンテナンスが前提で、ダイヤⅡキーパーのメンテナンスは1回21,120〜36,410円(Aメンテナンス、サイズで変わる)と案内されています。
価格の差は下地処理・施工範囲・保証で生まれる
同じシエンタでも6万円台から20万円台まで差が出るのは、塗る液剤だけでなく、料金に含まれる作業と保証が違うためです。
下地の磨きが料金に入っているか
ENEOSウイングのKeePerの価格はボディへの施工の料金で、研磨(磨き)は別料金と書かれています。
LLカーサービスは、塗装の状態に合わせた磨きのメニューを作り、時間をかけて下地を整えてから施工すると案内しています。
水アカや細かい傷が多い車ほど磨きの手間が増えるため、磨きが別料金の店では、見積もりの総額が掲載価格より上がることがあります。
新車でもボディの状態を見てから見積もる店があるので、掲載価格は「磨きなし」か「磨き込み」かを確かめてから比べてください。
ガラス・樹脂・ホイールは別料金のことがある
コーティングの料金は、多くの場合ボディの塗装面が対象で、窓ガラスや樹脂パーツ、ホイールは別のメニューです。
ENEOSウイングの施工例でも、ホイールや窓ガラス、樹脂パーツ、レンズのコーティングはボディとは別料金と書かれています。
一方で、EXキーパーのプレミアム仕様(Lサイズ248,050円)は、ボディに加えてホイールやレンズ、樹脂パーツ、窓ガラス、ドアの内側まで施工した例として紹介されています。
雨の日の視界を良くしたいならガラス、黒い樹脂の白っぽい色あせが気になるなら樹脂、というように、困っている所だけを足すと費用を抑えられます。
保証とメンテナンスの料金を合わせて見る
長く持つメニューほど、定期的なメンテナンスを受けることが条件になっている場合があります。
大阪トヨタNorthでは、シエンタを含むノーマルクラスのメンテナンスが、コーティングコンディショナー3,300円、洗車&メンテナンスクリーナー8,800円です。
洗車&メンテナンスクリーナーは、客が持っているメンテナンスクリーナーを使って施工すると案内されています。
見積もりをもらったら、次の5点を店に確かめておくと、あとから費用が増えにくくなります。
- 料金に下地の磨きが入っているか
- 窓ガラス・樹脂パーツ・ホイールは料金に入っているか
- 保証の年数と、撥水の効果が保証に入るか
- 保証を続けるためのメンテナンスの頻度と料金
- シエンタをどのサイズ・車種の区分で見積もっているか
新車で頼むか、あとから頼むか
新車は傷や汚れが少ないぶん下地を整える手間が少なく、専門店の料金表でも新車がいちばん安く設定されています。
LLカーサービスの料金表では、SHIEN BASICの通常料金が新車102,000円、登録から1〜3年が122,000円、5年以上が152,000円で、5年以上は新車の約1.5倍です。
大阪トヨタNorthも、傷が付いたボディを整えて施工するリフレッシュ施工を、新車時とは別のメニューとして用意しています。
5年以上乗るつもりなら新車のうちに長く持つメニューを、3年ほどで乗り換えるなら1年耐久のメニューを必要な年だけ、と分けるのが費用に見合いやすいと私は考えます。
デカールなどのステッカーを貼る予定があるなら、コーティングの前に貼っておくのが無難です。
トヨタは純正のデカールについて、ボディコート施工後に貼ると、はがれや浮きにつながる場合があると注意しています。
(参考:トヨタ シエンタ カスタマイズカー FAMILY with SIENTA)
納車前に決めるべき装備と、あとから足せる用品の分け方は、後付けできるオプションとできない装備の分け方で整理しています。
自分でコーティングする場合の選び方
店に頼む費用をかけたくない場合は、市販のコーティング剤を自分で塗る方法もあります。
店の施工と違って、下地の磨きの工程と保証はないため、洗車の延長として汚れを付きにくくするもの、と考えると期待とのずれが小さくなります。
ボディは洗車のあとに塗れるスプレー型から始める
自分で塗るなら、洗車して水を拭き取ったあとに吹き付けて伸ばすスプレー型のガラス系コーティング剤が、手順が少なく続けやすい形です。
持ちの目安や使える塗装の色、施工の手順は製品ごとに違うので、説明書の表示に従ってください。
販売店や専門店でコーティングした車は、市販品を重ねて使ってよいかを施工した店に先に確かめておくと、保証の条件とぶつかりません。
ボディの色によって汚れや水アカの見え方は違い、濃い色の例はダークグレーの汚れの目立ち方と手入れでまとめています。
\ 洗車のついでに塗れる /
樹脂パーツは専用のコーティング剤を使う
塗装されていない黒い樹脂パーツは、ボディ用の剤ではなく、樹脂用と書かれたコーティング剤を使うのが基本です。
ボディと樹脂で剤を使い分けるときは、塗る前にマスキングテープで境目を守ると、塗り分けがしやすくなります。
どこが無塗装の樹脂かを目で確かめたら、樹脂用のコーティング剤を塗っておくと、黒い樹脂が白っぽく色あせるのを抑えられます。
\ 黒い樹脂の色あせを防ぐ /
シエンタのコーティング価格に関するよくある質問
シエンタのコーティング価格はディーラーとKeePerでどちらが安いですか?
ガラス系どうしで比べると、販売店のガードコスメSPが約6.6万〜8.3万円、KeePerのダイヤⅡキーパーが約8.0万〜8.5万円で、販売会社によっては販売店のほうが安くなります。
ただし、KeePerは研磨が別料金で、販売店は保証やメンテナンスの条件が会社ごとに違うため、総額と条件をそろえて比べてください。
新型シエンタのコーティングはオプションで頼まないといけませんか?
頼まなくても車は買えるので、付けるかどうかは自分で決められます。
納車後にKeePerの取扱店や専門店で施工することもできますが、年数がたつほど下地を整える手間が増え、料金が上がる店があります。
シエンタのコーティングで窓ガラスや樹脂パーツも価格に入りますか?
掲載されている価格の多くはボディの塗装面が対象で、窓ガラスや樹脂パーツ、ホイールは別料金のことがあります。
見積もりをもらうときに、どこまでが料金に入っているかを店に確かめてください。
シエンタのコーティングをしても洗車は必要ですか?
コーティングは汚れを付きにくく落ちやすくするもので、洗車がいらなくなるわけではありません。
長く持つメニューほど定期メンテナンスが前提になっているので、施工した店の案内に合わせて洗車と手入れを続けてください。
シエンタのコーティング価格のまとめ
シエンタのコーティング価格は、販売店のガラス系で約6.6万〜8.3万円、上位のCPCで約13.8万〜23.7万円、KeePerのダイヤⅡキーパーで約8.0万〜8.5万円が、2026年10月時点の掲載価格の目安です。
販売店は会社ごとに名前も価格も違い、KeePerは体積で決まるサイズ区分で料金が変わり、10系は計算上L区分に入ります。
比べるときは、下地の磨き、施工の範囲、保証の中身、メンテナンス料まで含めた総額で見ます。
長く乗るなら新車のうちに頼み、短期で乗り換えるなら1年耐久のメニューや自分で塗る方法が費用に見合います。
価格やメニューは変わることがあるため、最新の内容は依頼する店で確認してください。

