シエンタのレッドマイカメタリックが気になって調べてみると、赤系の色名がいくつもあって、どの世代のどの色なのか迷っていませんか。
シエンタの赤系カラーは世代ごとに色名とカラーコードが違い、今の新車で選べるかどうかによって、新車で探す赤と中古車で探す赤も変わります。
中古車で赤を選ぶなら、カラーコードで世代を見分けたうえで、色あせや補修の跡、売るときの評価まで確かめてから決めるのが確実です。
この記事では、世代ごとの赤系カラーの違い、カラーコードの確かめ方、中古車での確認点を順に整理します。
記事のポイント
- 赤系の色名とカラーコードは世代ごとに違う
- レッドマイカメタリック〈3T8〉は170系の前期の色
- 2026年8月の改良後の新車には赤系の設定がない
- 中古車は色あせと補修の跡、修復歴を分けて確かめる
シエンタの赤系カラーは世代で違う
シエンタの赤は、同じ「赤」でも世代ごとに色名とカラーコードが別の色です。
中古車を探すときに色名だけで判断すると、別の世代の赤と混同しやすくなります。
世代ごとの色名とカラーコード
トヨタの公式資料で確認できる、シエンタの主な赤系カラーは次のとおりです。
| 世代 | 赤系の色名 | カラーコード | 設定 |
|---|---|---|---|
| 初代(2003年〜2015年) | スーパーレッドV | 3P0 | 発売時から設定 |
| 初代(2011年5月〜) | ボルドーマイカメタリック | 3R9 | DICEの専用色 |
| 170系(2015年7月〜) | レッドマイカメタリック | 3T8 | 前期に設定 |
| 170系(2017年8月〜) | クールボルドーガラスフレーク | 公式資料で確認できず | 特別仕様車G“Cuero”の特別設定色 |
| 170系(2018年9月〜) | センシュアルレッドマイカ | 3T3 | 後期に設定、黒とのツートーン〈2PN〉もあり |
| 10系(2022年8月〜2026年7月) | スカーレットメタリック | 3U4 | ZとGに設定、ダークグレーとのツートーン〈2WR〉もあり |
ボルドーやクールボルドーは赤紫に近い色なので、はっきりした赤を探すなら3T8・3T3・3U4とスーパーレッドVが中心になります。
レッドマイカメタリックは2代目の前期の色
レッドマイカメタリック〈3T8〉は、2015年7月に発売された2代目170系の前期に設定された赤です。
トヨタの2代目の発売時の発表でも、レッドマイカメタリックのGが写真で紹介されています。
2018年9月のマイナーチェンジ後の配色表には3T8がなく、赤系はセンシュアルレッドマイカ〈3T3〉に替わっています。
そのため、レッドマイカメタリックの中古車を探すなら、2015年7月から2018年8月ごろまでに登録された170系が対象です。(参考:トヨタのシエンタ(170系前期)の配色表)
ツートーンは組み合わせのコードで管理される
ツートーンの車は、屋根などの色と組み合わせた「2PN」「2WR」のような組み合わせのコードで管理されています。
2PNはブラックマイカ〈209〉とセンシュアルレッドマイカ〈3T3〉、2WRはダークグレー〈1L7〉とスカーレットメタリック〈3U4〉の組み合わせです。
赤い部分を補修するときは、組み合わせのコードだけでなく、赤の部分のコードも確かめて伝えてください。
現行型を含めたツートーンの組み合わせは、シエンタのツートーンカラーの組み合わせで紹介しています。
新車で選べる赤と中古車で探す赤
赤系のシエンタを探すときは、今の新車で選べるかどうかを先に確かめると、探す場所を決めやすくなります。
現行型の新車の赤系カラー
2026年8月の一部改良後のシエンタのボディカラーは全6色で、赤系の色は設定されていません。
2026年8月時点の主要諸元表に載っている色は、次の6色です。
- プラチナホワイトパールマイカ
- ダークグレー
- ブラック
- クリアベージュメタリック
- アーバンカーキ
- グレイッシュブルー
2025年8月モデルまではスカーレットメタリック〈3U4〉とダークグレーとのツートーン〈2WR〉が選べたため、赤い3代目が欲しい場合は、未使用車や中古車を探すことになります。
3代目のスカーレットメタリックはZとGに設定された色で、Xでは選べませんでした。
中古車で赤を探すときの考え方
中古車サイトの「レッド系」「赤系」といった色の分類は、販売サイトの区分で、トヨタのカラーコードとは限りません。
そのため、赤系で検索した結果には、スーパーレッドVや3T8・3T3・3U4など、世代の違う色がまとめて表示されます。
欲しい色が決まっているなら、年式で世代を絞り、掲載情報の色名やカラーコード、実車の写真で見比べてください。
中古車の価格は年式や走行距離、グレードでも大きく変わるため、色だけで価格を比べないようにしてください。
赤系のシエンタの在庫は、カーセンサーで赤いシエンタを探すと、年式や走行距離で絞り込みながら比べられます。
カラーコードで世代を見分ける方法
カラーコードは、車体に貼られた型式表示のプレートの「COLOR」の欄に書かれています。
トヨタの販売店の案内では、このプレートは助手席側のセンターピラーや、エンジンルームの中に貼られていることが多いとされています。
車検証にはカラーコードが書かれていないため、次の順番で確かめてください。
- 車検証の初度登録年月で、初代・170系の前期・170系の後期・10系のどれかを絞る
- 助手席側のドアを開けて、センターピラーの付近にプレートがないか見る
- 見つからなければ、エンジンルームの中を見る
- プレートの「COLOR」の欄のコードを読む
- ツートーンの車は、組み合わせのコードと赤の部分のコードを分けて確かめる
プレートが見つからないときは、購入を考えている販売店に確認してください。

全体を塗り直した車は、今見えている色とプレートのコードが一致しないこともあるため、塗り直しの有無も合わせて確かめてください。
中古車で確かめたい色あせと補修の跡
年数がたった赤系のシエンタは、色あせや補修の跡の有無で見た目の印象が変わります。
中古車を見るときは、色あせ、補修の跡、修復歴を分けて確かめます。
色あせと塗装の劣化の見分け方
塗装は、紫外線や熱によって顔料が分解され、色が変わったり薄くなったりすることがあります。
色あせを確かめるときは、ドアを開けた内側や給油口のふたの内側など日が当たりにくい場所の色と、ボンネットや屋根など上を向いた面の色を比べてください。
外側の上を向いた面だけが全体に薄い場合は、日差しによる色あせと考えられます。
白くにごっていたり、細かなひびや剥がれがあったりする場合は、磨くだけでは戻らず、塗り直しが必要になることがあります。
補修の跡と修復歴は別に考える
ドア1枚だけ色が濃い、または薄いなど、パネルの境目で急に色が変わる場合は、自然な色あせより補修の跡を疑います。
正面から見て近い色でも、斜めから見ると光り方が違うことがあるため、屋外の自然光で車体に沿って斜めからも見てください。

ただし、補修の跡があることと、修復歴があることは同じではありません。
日本自動車査定協会の基準では、車の骨格にあたる部位に損傷があるもの、または修復されているものが修復歴とされ、ネジで留めた部分は骨格に含めません。
そのため、ドアやバンパーを塗り直しただけで骨格に損傷がなければ、修復歴には当たらないと考えられます。
日本自動車査定協会の車両状態の証明では、補修の跡を次のように区別しています。
- W0:塗装跡のみや、板金修理跡が良好なもの
- W1:目立たない板金修理跡
- W2:目立つ板金修理跡
- W3:再修理が必要な板金修理跡
- XM:交換跡
補修するときの注意点
タッチペンは飛び石などの小さな欠けに向いていて、広い面の傷を目立たなく直すのは難しい作業です。
レッドマイカメタリック〈3T8〉の車の小さな欠けを自分で埋めるなら、カラー番号3T8に合わせた補修塗料を使います。
ほかの赤系の世代はカラーコードが違うため、型式表示プレートで自分の車のコードを確かめ、商品ページの番号が同じか確認してから選んでください。
\ 3T8の小さな欠けの補修に /
塗料メーカーの関西ペイントは、メタリックやパールの色の調合にかかる時間を短くする仕組みを開発していて、色合わせが手間のかかる工程であることが分かります。
光の粒が入った赤は、同じカラーコードの塗料でも年数がたった車の色とそのまま合うとは限らず、補修ではムラを目立たなくするためにぼかして塗る工程もあります。
費用の例として、イエローハットはバンパーの擦り傷の補修を、15cm×15cm以内で税込22,000円と案内しています。
カーコンビニ倶楽部のコラムでは、塗装だけの相場の目安をバンパーで15,000〜20,000円程度、ドアで35,000〜50,000円程度と紹介していますが、傷の大きさや部品の脱着で費用は変わります。
見積もりを取るときは、カラーコードを伝えたうえで、今の車の色に合わせて調色してもらえるかを確認してください。
売るときに評価される点
査定では、年式や走行距離に加えて、外装の傷や補修の跡、修復歴の有無が確認されます。
日本自動車査定協会の基準でも、骨格に及ばない傷や補修は外板の減点として、修復歴とは分けて扱われます。
売るときは、色名だけでなくカラーコードを伝え、補修をした場合は修理した部位や内容が分かる明細を用意しておくと説明しやすくなります。
スカーレットメタリックは新車で選べなくなった色ですが、そのことだけで買取価格が上がるとは言えません。
グレードや色によるリセールの傾向は、シエンタのリセールバリューが残る仕様の選び方で紹介しています。
シエンタのレッドマイカメタリックに関するよくある質問
シエンタの赤系カラーのメーカーオプション価格はいくらでしたか?
170系後期のセンシュアルレッドマイカ〈3T3〉は3.3万円、ブラックマイカとのツートーン〈2PN〉は7.7万円で、2019年10月時点の価格です。
10系のスカーレットメタリック〈3U4〉も3.3万円、ダークグレーとのツートーン〈2WR〉は7.7万円のメーカーオプションで、2023年1月時点の価格です。
シエンタのスカーレットメタリックとレッドマイカメタリックは同じ色ですか?
別の色で、スカーレットメタリック〈3U4〉は10系、レッドマイカメタリック〈3T8〉は170系の前期の色です。
トヨタは3代目の発売時に、スカーレットメタリックを「鮮やかな」色として紹介していました。
シエンタのクールボルドーガラスフレークは今でも選べますか?
クールボルドーガラスフレークは、2017年8月に発表された170系の特別仕様車G“Cuero”の特別設定色で、今の新車では選べません。
赤紫に近い色なので、はっきりした赤を探している場合は3T8や3T3と見比べてください。
シエンタのレッドマイカメタリックのまとめ
シエンタの赤系カラーは、初代のスーパーレッドV〈3P0〉、170系前期のレッドマイカメタリック〈3T8〉、170系後期のセンシュアルレッドマイカ〈3T3〉、10系のスカーレットメタリック〈3U4〉と、世代ごとに色名とカラーコードが違います。
2026年8月の改良後の新車には赤系の設定がないため、赤いシエンタは中古車や未使用車から探すことになります。
中古車では、型式表示プレートのカラーコードと年式で世代を見分け、色あせ、補修の跡、修復歴を分けて確かめてください。
補修するときはカラーコードを伝えて今の色に合わせた調色を依頼し、売るときは補修の内容が分かる明細を用意しておくと説明しやすくなります。
設定色や価格は年式で違うため、最終的な判断はトヨタの公式資料や販売店で確認したうえで行ってください。



