テレビやネットでシエンタのリコールが報じられ、車検証を出してみたものの、どの欄の番号を見ればよいのか分からずに手が止まることがあります。
自分の車が対象かどうかは、車検証の車台番号をトヨタ公式の「リコール等情報対象車両検索」に入れると1台ずつ分かります。
対象と表示されたら、最寄りのトヨタ販売店に来店日時を予約すれば、点検と修理を無料で受けられます。
ニュースの「何年製造まで」という説明や一覧のタイトルだけで判断すると、対象を見落としたり、対象外なのに心配し続けたりするので、最後は車台番号で確かめます。
記事のポイント
- 2026年6月の届出番号5832は、10系の5型式・計161,190台の2列目シートベルトのバックル配線を直すリコール
- 2025年10月の5731は一覧のタイトルにシエンタの名前がないが、10系ハイブリッドの3型式・計59,743台が対象
- 対象かどうかは車検証の車台番号をトヨタ公式の検索に入れて調べ、2026年4月以降に修理した車は「実施済」と表示される
- 修理は無料で、未修理だと車検に通らない国の措置(タカタ製エアバッグ)の対象一覧にシエンタの型式はない
2025〜2026年にシエンタが対象になった届出
2026年10月時点で、2025年以降にシエンタが対象になったリコールの届出は2件です。
どちらも2022年に発売された10系が対象で、2015〜2022年に作られた170系には、この期間のリコールの届出はありません。
170系では、2025年6月にハイブリッド車のブレーキに関するサービスキャンペーンが始まっており、内容は後の章で説明します。
2026年6月の5832|2列目シートベルトのバックル配線
届出番号5832は、2026年6月18日に国土交通省へ届け出られ、翌日の6月19日からリコールが始まりました。
原因は、2列目座席のシートベルト非装着時警報装置に使われているバックルの電気配線です。
配線の通し方の検討が不十分だったため、ベルトを付け外しするたびに配線へ負荷がかかり、断線することがあります。
断線すると、シートベルトを締めているかどうかを正しく警報できなくなるおそれがあります。
ITmedia MONOistなどの報道では、市場からの不具合の報告は63件と伝えられています。
1つ目の改善は、2列目左側のバックルの配線を点検し、異常があればバックルを新品に交換する内容です。
2つ目の改善は、2列目右側のバックルを新品に替えて保護カバーを足し、関連するシートクッションカバーとリクライニングカバーを対策品に交換する内容です。
対象の型式と製作期間は次の表のとおりで、製作期間の終わりが型式によって違う点に注目してください。
| 型式 | 車台番号の範囲 | 製作期間 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 5BA-MXPC10G | MXPC10-1000000〜1063227 | 2022年6月15日〜2025年2月13日 | 35,242台 |
| 5BA-MXPC12G | MXPC12-1000000〜1003963 | 2022年6月15日〜2026年3月17日 | 3,944台 |
| 6AA-MXPL10G | MXPL10-1000005〜1195565 | 2022年6月15日〜2025年2月13日 | 100,144台 |
| 6AA-MXPL12G | MXPL12-1000000〜1004366 | 2022年6月15日〜2026年3月17日 | 4,361台 |
| 6AA-MXPL15G | MXPL15-1000001〜1038751 | 2022年6月15日〜2025年2月13日 | 17,499台 |
5型式の台数を足すと161,190台になり、シエンタだけを対象にした届出です。
報道では「2022年6月から2026年3月までに製造」とまとめられていますが、公式の表で2026年3月17日まで続くのはMXPC12GとMXPL12Gの2型式だけです。
MXPC10G・MXPL10G・MXPL15Gの3型式は、2025年2月13日までに作られた車が対象の範囲です。
報道には7人乗りの仕様に触れた説明もありますが、トヨタの公式ページは型式と車台番号で対象を示していて、5人乗りか7人乗りかの区分は書かれていません。
トヨタは「車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる」「製作期間は購入時期とは異なる」と注記しています。
乗車人数や新車で買った年、範囲に入っているかどうかだけで決めず、後の章で説明する車台番号の検索で確かめてください。
2025年10月の5731|パノラミックビューモニターのプログラム
届出番号5731は、2025年10月30日に届け出られたリコールです。
パノラミックビューモニターは、車の周りの様子を画面に映して駐車などを助ける装備で、その制御プログラムの検討が不十分でした。
始動した直後にすぐ後退するなどの操作をすると、周囲の映像がずれたり、止まったり、映らなくなったりすることがあります。
改善は、パノラミックビューモニター用の制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する内容です。
シエンタで対象になっているのは、10系ハイブリッドの次の3型式です。
- 6AA-MXPL10G:49,551台(2022年6月15日〜2025年8月5日製作)
- 6AA-MXPL12G:554台(2022年7月24日〜2025年7月30日製作)
- 6AA-MXPL15G:9,638台(2022年6月15日〜2025年8月4日製作)
3型式を合わせたシエンタの対象は59,743台で、ガソリン車の型式は対象の表に入っていません。
届出全体では42車種・計1,285,002台が対象で、2025年度(令和7年度)に届け出られたリコールの中で最も多い台数です。
それでもトヨタのリコール一覧に載っているタイトルは「ノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイアなど」で、シエンタの名前は出てきません。
2025年の一覧15件の中に、タイトルに「シエンタ」を含む届出は1件もありません。
タイトルだけを見て「シエンタは関係ない」と判断すると見落とすので、10系ハイブリッドに乗っている人は車台番号で一度調べてください。
10系シエンタのリコール一覧(2022年発売以降)
2022年6月に発売された10系は、2026年10月時点でトヨタ公式ページで確認できるリコールの届出が7件あります。
10系の型式は5BA-MXPC10G・5BA-MXPC12G・6AA-MXPL10G・6AA-MXPL12G・6AA-MXPL15Gの5つで、車検証の「型式」欄で確かめられます。
次の表は、届出を古い順に並べ、シエンタの対象台数を添えたものです。
| 届出番号 | 届出日 | 内容 | シエンタの対象台数 |
|---|---|---|---|
| 5283 | 2023年2月16日 | 衝突被害軽減ブレーキ(前方カメラのプログラム) | 47,425台 |
| 5304 | 2023年4月6日 | 前照灯のAHS、後部左席シートベルトのバックル、スチールホイール | 57,007台 |
| 5340 | 2023年6月23日 | 前輪ロアアームの製造不良 | 95,352台 |
| 5445 | 2024年1月31日 | 前輪ロアアームの融雪剤による腐食 | 185,083台 |
| 5497 | 2024年6月14日 | パノラミックビューモニター・バックガイドモニターのカメラの防水 | 16,749台 |
| 5731 | 2025年10月30日 | パノラミックビューモニターのプログラム(ハイブリッド3型式のみ) | 59,743台 |
| 5832 | 2026年6月18日 | 2列目シートベルトのバックル配線 | 161,190台 |
台数は、各届出ページにあるシエンタの型式ごとの台数を足した数で、公式ページに合計は書かれていません。
同じ10系でも、作られた時期によって当てはまる届出の数が違います。
たとえば5283は2022年6月15日から同年12月下旬まで、5497は2023年2月13日から7月28日までの範囲の一部の車だけが対象です。
発売直後の2022年に作られた車は、5283・5304・5340・5445など複数の届出の製作期間に重なるため、表の件数だけで「自分の車は何件」と決めずに検索で確かめます。
この中で修理の時期に注意したいのが、2024年1月31日届出の5445です。
雪の多い地域で融雪剤が繰り返しかかると、前輪のロアアーム(タイヤを支える足回りの部品)のボールジョイント取付部が腐食し、亀裂が入ることがあります。
そのまま使い続けると、最悪の場合はロアアームが破断し、走れなくなるおそれがあると説明されています。
改善は左右のロアアームを対策品に替える内容で、トヨタは部品の準備ができ次第あらためて案内するとしています。
古い届出だから修理は済んでいるはずと考えず、検索で実施状況を確かめてください。
リコールとは別に、10系には2024年6月14日に始まったサービスキャンペーンもあります。
前方カメラのECU(制御コンピュータ)が情報を正しく記録できず、始動時に警告灯が点いて、衝突被害軽減ブレーキなどが作動しなくなるおそれがあるものです。
対象は2022年6月15日〜2024年5月17日に製作された5型式で、台数は公式ページに書かれていません。
170系と80系のリコールとサービスキャンペーン
2025年以降にシエンタが対象になったリコールの届出は、170系にも80系にもありません。
ただし、過去の届出で修理が済んでいない車や、警告灯が点いたときに修理を受けられるサービスキャンペーンがあるので、年式が古いからと確認を省かないでください。
170系のリコール
170系の型式は、NSP170G・NSP172G・NCP175G・NHP170Gの4つです。
新しい順に見ると、170系では次の3件のリコールが届け出られています。
- 5416(2023年11月22日):足踏み式パーキングブレーキのボルトと、フロントピラーのクリップからの浸水に関する不具合で、全型式の計571,294台
- 5305(2023年4月6日):2NRエンジン車のスタータのボルトの緩みで、NSP170G・NSP172Gの計128,911台
- 5131(2022年4月13日):ハイブリッド車のカウルルーバから雨水が入り、エンジンが破損するおそれ
ここに挙げたのは2022年以降の新しい届出で、それより前の届出は省いています。
トヨタ公式の検索は1999年1月以降のリコールを調べられるので、170系に乗っている人も車台番号で未実施のものがないか確かめてください。
同じ170系でも年式で装備が変わるため、170系の前期と後期の年式別の違いを押さえておくと、各届出の製作期間と自分の車の年式を照らし合わせやすくなります。
170系のサービスキャンペーン
2025年6月20日に始まったサービスキャンペーンは、170系のハイブリッド車(DAA-NHP170G/6AA-NHP170G)が対象です。
ブレーキを頻繁に使うと、電動式ブレーキアクチュエータの油圧を制御するバルブが想定より早く摩耗することがあります。
摩耗すると複数の警告灯が同時に点き、そのまま使い続けると警告音が鳴って、いつもより強く踏まないとブレーキが効きにくくなるおそれがあります。
このキャンペーンは、全車を一斉に修理するものではありません。
警告灯が点いた車について、ブレーキアクチュエータを含むブレーキブースタとブースタポンプを無償で新品に交換し、ブレーキフルードも耐摩耗性の高いものに入れ替えます。
警告灯が点いていなければ販売店へ連絡する必要はないと案内されているので、点いたときにすぐ販売店へ相談できるよう内容を覚えておきます。
対象の車台番号はNHP170-7000000〜7274245、製作期間は2015年5月12日〜2022年7月7日で、台数は公式ページに書かれていません。
このほか、2024年5月30日には、スライドドアから雨水が入るおそれがあるとして、170系の全型式を対象にしたサービスキャンペーンも始まっています。
これから中古の170系を買う場合は、170系の中古価格と型式ごとの装備の違いと合わせて、候補の車がこれらの対象かどうかも販売店に聞いておくと判断しやすくなります。
80系の届出
2003〜2015年に作られた80系(NCP81G/NCP85G)で、トヨタ公式ページで内容を確かめられた届出は、2018年11月1日届出の4363です。
エアバッグのコントロールユニットのノイズへの耐性が足りず、走行中にエアバッグが開くおそれがあるもので、80系の対象は計8,626台です。
2019年以降に80系が対象になった届出は見つかっていません。
2018年より前の届出も公式の検索で調べられるので、80系に乗っている人も車台番号で一度確かめておくと、未実施のものを見落とさずに済みます。
自分のシエンタが対象か車台番号で調べる
対象かどうかを判断する基準は、ニュースや一覧のタイトルではなく、1台ごとに違う車台番号です。
車検証を手元に用意して、型式と車台番号を確かめるところから始めます。
車検証で型式と車台番号を確かめる
車検証には「型式」と「車台番号」の欄があります。
型式は「6AA-MXPL10G」のような記号で、どの世代のどの仕様かを表します。
車台番号は「MXPL10-1150000」のように、ハイフンの前の記号と後ろの連番でできていて、同じ番号の車はありません。
型式の記号を見ると、シエンタの世代は次のように分かれます。
- 10系(2022年発売):MXPC10G・MXPC12G・MXPL10G・MXPL12G・MXPL15G
- 170系(2015〜2022年製):NSP170G・NSP172G・NCP175G・NHP170G
- 80系(2003〜2015年製):NCP81G・NCP85G
車検証の型式は「5BA-」「6AA-」などで始まるので、世代を見分けるときはハイフンの後ろの記号を見ます。
世代ごとのボディや装備の違いは、歴代シエンタの世代ごとの違いで整理しています。
トヨタ公式の対象車両検索で調べる
トヨタ公式の「リコール等情報対象車両検索」での調べ方は、次のとおりです。
- トヨタ公式の「リコール等情報対象車両検索」を開く
- 車検証の車台番号を、ハイフンの前(例:MXPL10)と後ろの連番に分ける
- 2つの入力欄に、それぞれ半角英数字で入れる
- 「検索」を押し、表示された届出と実施状況を確かめる
届出ページの車台番号の範囲には対象外の車も含まれるため、範囲表を自分で読むより、検索結果のほうが対象かどうかをはっきり判断できます。

検索できるのは、リコールと改善対策が1999年1月以降、サービスキャンペーンが2002年1月以降の情報です。
(参考:トヨタ リコール等情報対象車両検索)
国土交通省やJASPAの検索との違い
国土交通省の「リコール情報検索」は、車名や型式、届出日から届出を探すための検索です。
自分の1台を車台番号で直接調べることはできず、対象かどうかはメーカーか販売会社に問い合わせるよう案内されています。
国土交通省のよくある質問でも、範囲では対象と出ても生産工場やグレードの違いで実際には対象外のことがあるとして、メーカーの車台番号検索を勧めています。
日本自動車整備振興会連合会(JASPA)のWeb版のリコール検索もありますが、トヨタ車なら届出の内容と実施状況を一度に見られるトヨタ公式の検索から使うのが手早い方法です。
修理が済んでいるかを見分ける方法
リコールの修理が済んでいるかどうかの確かめ方は、2026年4月に変わりました。
2026年4月1日以降に届け出られたリコールと、それ以前の届出でも2026年4月1日以降に修理した車は、対象車両検索の結果に「実施済」と表示されます。
2026年3月31日までに修理した車は、検索ではなく車体に付けた印で見分けます。
各リコールページの改善箇所説明図に、車台番号の打刻の末尾の上に黄色のペイントを塗るといった識別の方法が載っています。
以前はリコール済みのステッカーを貼っていましたが、トヨタは2020年11月1日からステッカーの貼り付けを一律に廃止しています。
ステッカーがないことは、修理が済んでいないことを意味しません。

中古で買ったシエンタは、前の持ち主のころの修理歴が分からないことがあります。
検索で「実施済」と出ず、識別の印もはっきりしないときは、販売店かトヨタお客様相談センターに問い合わせてください。
これから中古車を選ぶ段階なら、認定中古車の保証内容と一般の中古車との違いを見たうえで、候補の車のリコールの実施状況も購入前に販売店へ確かめておくと、買ったあとに慌てずに済みます。
対象だったときの修理の受け方
検索で対象と出たら、お知らせが届くのを待たずに販売店へ予約して構いません。
リコールも改善対策も、点検と修理は無料です。
予約から修理までの流れ
トヨタの5832のページでは、最寄りのトヨタ販売店に来店日時を予約し、点検・修理を受けるよう案内されています。
修理までの流れは、次のとおりです。
- 対象車両検索で、対象になっている届出と届出番号を控える
- 最寄りのトヨタ販売店に来店日時を予約する
- 予約した日時に車を持ち込み、点検と修理を受ける
予約のときに届出番号を伝えると、どの修理の予約なのかが販売店に伝わりやすくなります。
希望の日時に沿えない場合があるとも書かれているので、早めに予約したほうが日程を合わせやすくなります。
10系の5445のように、部品の準備ができ次第あらためて案内するとしている届出では、連絡してもすぐには修理の日程が決まらないことがあります。
公式の案内は「購入した販売店」ではなく「最寄りのトヨタ販売店」です。
ただし、購入店以外でもよいと明記した一文は公式ページに見当たらないため、気になる人は予約のときに確かめてください。
作業にかかる時間や代車の有無も公式ページには書かれていないので、予約の連絡で一緒に聞いておくと当日の予定が立てやすくなります。
分からないことがあれば、トヨタ自動車お客様相談センター(0800-700-7700、9:00〜17:00、長期連休などの当社指定日を除く)に問い合わせられます。
電話のときは車検証を手元に置いておくと、車台番号をすぐに伝えられます。
お知らせが届かないとき
リコールのお知らせは、車検証に載っている所有者の住所あてに、最寄りのトヨタ販売店かトヨタお客様相談センターから届きます。
そのため、引っ越しのあとに住所の変更登録をしていないと、お知らせが届かないことがあります。
国土交通省は、住所が変わったときの変更登録と、所有者が変わったときの移転登録を、どちらも15日以内に行うよう求めています。
手続きを怠ると道路運送車両法による罰金が科されることがあり、リコールの連絡を受け取れない場合もあると案内されています。
検索で対象と出たのにお知らせが来ていないときは、最寄りの販売店に相談し、住所変更がまだならその手続きも進めます。
中古で買った車は、お知らせが前の持ち主に届いていた可能性もあるので、自分で検索して確かめるのが手早い方法です。

リコール・改善対策・サービスキャンペーンの違い
トヨタの一覧にはリコールのほかに改善対策とサービスキャンペーンが並んでいて、それぞれ制度上の扱いが違います。
3つの区分の違い
行う場面と修理の扱いで比べると、次のようになります。
| 区分 | 行う場面 | 修理の扱い |
|---|---|---|
| リコール | 保安基準に適合しなくなるおそれがあり、原因が設計や製作の過程にあるとき | 無料。国土交通省は修理を受けるよう呼びかけている |
| 改善対策 | 保安基準に定めはないが、安全や環境の面で見過ごせない状態のとき | 無料。国土交通省は修理を受けるよう呼びかけている |
| サービスキャンペーン | リコールや改善対策に当たらない、商品性や品質の改善 | 販売店に来店したときに点検・修理する |
表のうち、無料で直すことが公式に示されているのはリコールと改善対策です。
サービスキャンペーンでも、170系のブレーキのように警告灯や効きに関わる内容があり、そのキャンペーンでは部品が無償で交換されます。
区分の名前だけで軽く見ず、対象と分かったら届出ページの案内を読んでおきます。
未修理のままだと車検に通らないのか
未修理のままでは車検を通さないという措置を国がとっているのは、タカタ製エアバッグの未改修車のうち、措置の対象になっている車です。
国土交通省は2018年5月1日からこの措置を始めており、対象の車は販売店で修理を受け、発行された改善措置済証を車検の申請に添える必要があります。
措置の対象車種は、国土交通省のページからメーカーごとの一覧で確かめられます。
(参考:国土交通省 タカタ製エアバッグ未改修車の車検の措置)
2026年10月時点のトヨタ・レクサスの一覧には、80系・170系・10系のどの型式も載っていません。
そのため、シエンタのリコールが未修理であることを理由に車検に通らないという公式の決まりは、現時点で確認できません。
ただし、車検に通るかどうかと、そのまま乗り続けてよいかは別の話です。
国土交通省のよくある質問では、ユーザーには車を保安基準に適合した状態に保つ義務があるので、通知された改善措置は速やかに受ける必要があると案内されています。
不具合が出て保安基準を満たさない状態で使うと、ユーザーの責任を問われることがあるとも書かれています。
次の点検や車検まで待たず、対象と分かった時点で販売店に予約してください。
シエンタのリコールに関するよくある質問
シエンタのリコールを直していないと車検に通りませんか?
未修理を理由に車検に通らないという公式の決まりは、シエンタについては確認できません。
国が車検に通さない措置をとっているのはタカタ製エアバッグの未改修車で、2026年10月時点の対象一覧にシエンタの型式は載っていません。
ただし国土交通省は改善措置を速やかに受けるよう求めているので、対象と分かったら販売店に予約してください。
シエンタのリコールの修理に費用はかかりますか?
リコールと改善対策の点検・修理は無料です。
サービスキャンペーンにも、2025年6月に始まった170系のブレーキのキャンペーンのように、部品を無償で交換する内容があります。
シエンタのリコールはガソリン車も対象になりますか?
届出によって違います。
2026年6月の5832はガソリン車の2型式を含む10系の5型式が対象ですが、2025年10月の5731はハイブリッドの3型式だけが対象です。
ガソリン車かハイブリッド車かで決めず、車台番号で検索すると自分の車が対象かどうかが分かります。
中古で買ったシエンタのリコールのお知らせは届きますか?
お知らせは車検証に載っている所有者の住所あてに届くので、移転登録が済んでいれば新しい届出のお知らせは届く仕組みです。
ただし、買う前に出たお知らせは前の所有者に届いている可能性があります。
購入したら一度車台番号で検索しておくと、修理が済んでいない届出がないか確かめられます。
シエンタのリコールに受付の期限はありますか?
トヨタの公式ページには、リコールの受付期限についての記載は見当たりません。
期限の有無にかかわらず、対象と分かった時点で販売店に予約しておくと日程を合わせやすくなります。
シエンタのリコールのまとめ
シエンタのリコールは、一覧のタイトルやニュースの製造期間ではなく、車台番号で対象かどうかを確かめます。
2025年以降の届出は10系の2件で、2026年6月の5832と、一覧のタイトルにシエンタの名前がない2025年10月の5731です。
170系は新しいリコールの届出がない一方、ハイブリッド車には警告灯が点いたときに無償で直せるブレーキのサービスキャンペーンがあります。
やることは次の順番です。
- 車検証で型式と車台番号を確かめる
- トヨタ公式の対象車両検索に車台番号を入れる
- 対象なら最寄りのトヨタ販売店に来店日時を予約する
修理は無料で、未修理を理由に車検に通らない決まりはシエンタでは確認できませんが、対象と分かったら次の点検や車検を待たずに直します。
届出はこれからも追加されることがあるので、最新の情報はトヨタの公式ページで確認してください。

