シエンタのフロアマットは、同じ車名でも乗車定員と世代で形が変わります。
そのため、適合を確かめずに選ぶと、2列目や3列目の足元が合わないことがあります。
選ぶ順番は、適合を絞ってから素材を決めるという流れです。
この記事では、純正と社外品の違い、素材の選び分け、安全な取り付けまでを整理します。
記事のポイント
- 5人乗りと7人乗りでは枚数も形も違うので流用できない
- 普段使いはカーペット、子どもやアウトドアには防水タイプが向く
- 運転席は重ね敷きをせず、固定フックで留めてペダルとの干渉を確認する
- 荷室はラゲッジマットを別に用意すると汚れを持ち込まずに済む
シエンタのフロアマットは定員と世代で適合が決まる
フロアマットは床の形に合わせて作られています。
まず自分の車がどれに当てはまるかを確かめてから、商品を探します。
5人乗りと7人乗りで形が違う
現行の10系では、5人乗りと7人乗りで2列目の座席の作りが違います。
5人乗りの2列目は6:4分割、7人乗りの2列目は左右が独立した5:5分割で、足元の形が異なります。
座席のレールや固定位置が変わるため、5人乗り用を7人乗りに敷くことはできません。
7人乗りには3列目の足元にもマットが必要なので、枚数も増えます。
商品ページで「5人乗り用」「7人乗り用」のどちらかを必ず選んでください。
自分がどちらに乗っているか曖昧な場合は、5人乗りと7人乗りの違いを比べた記事で座席の形を確認できます。
170系はさらに条件が分かれる
先代の170系は、10系より適合が細かく分かれています。
床下の作りが変わるため、次の条件で品番が変わります。
- ガソリン車かハイブリッド車か
- 2WDか4WDか
- 寒冷地仕様かどうか
10系でも、社外品にはガソリン車とハイブリッド車で品番を分けている商品があるため、商品ページの適合表で確認してください。
170系を探すときは、車検証の型式と初度登録年月を手元に置いて確認します。
170系の型式や装備の違いは、170系の選び方をまとめた記事で整理しています。
純正と社外品はどこが違うのか
ディーラーの見積もりに入っている純正品と、あとから買う社外品では、性格が異なります。
金額だけでなく、何が含まれているかを見比べます。
| 比べる点 | 純正品 | 社外品 |
|---|---|---|
| 買い方 | 見積もりに入れて納車時に装着 | 自分で適合を確認して注文する |
| 価格 | 社外品より高い傾向 | 同じ形でも安く手に入りやすい |
| 選べる幅 | 設定されたグレードの中から選ぶ | 素材・色・縁取りまで選べる商品がある |
| 荷室の扱い | ラゲッジ用は別売り | フロアと荷室のセット商品もある |
納車と同時にそろえたいなら純正、費用を抑えたいなら社外品という分け方になります。
社外品を選ぶ場合も、純正の固定フックに対応した車種専用設計を選びます。
汎用品は形が合わず、走行中にずれる原因になります。
内装色によって汚れの目立ち方が変わる点は、明るい内装色の汚れ対策をまとめた記事でも触れています。
価格や設定は変わることがあるため、純正品の金額は販売店の見積もりで確認してください。
素材は使い方に合わせて選ぶ
シエンタのフロアマットは、大きく2種類に分かれます。
どちらが優れているかではなく、車の使い方で選びます。
| 素材 | 向いている使い方 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| カーペット | 通勤や買い物が中心。車内の見た目を整えたい | 飲みこぼしや泥が染み込む。乾かすのに時間がかかる |
| 防水タイプ | 子どもの送迎、部活動、キャンプや釣り | 質感はカーペットより硬い。夏場に匂いが出る商品もある |
カーペットタイプは車内の見た目を保ちたい人向け
カーペットは純正に近い質感で、足触りが柔らかい素材です。
裏面の加工が滑り止めと遮音を兼ねている商品もあります。
汚れたときは乾いた状態で叩いて砂を落としてから洗います。
ガソリン車とハイブリッド車、5人乗りと7人乗りを選んで注文できる日本製の商品もあります。
\ 日本製で定員も選べる /
※ガソリン車とハイブリッド車で品番が違います
防水タイプは汚れを床に届かせたくない人向け
防水タイプは縁が立ち上がったトレイのような形をしています。
こぼした飲み物や雪解け水がマットの内側に留まるため、床のカーペットまで届きません。
泥がついても水で流せるので、手入れにかかる時間が短く済みます。
小さな子どもが乗る車や、荷物が濡れる遊びをする車では、この形が扱いやすくなります。
\ 洗って何度でも使える形 /
※5人乗り用と7人乗り用を選んでから注文してください
運転席のフロアマットは安全に直結する
ここだけは好みの問題ではありません。
敷き方を誤るとペダル操作に影響するため、メーカーも明確に警告しています。
重ね敷きをしない
トヨタは取扱説明書で、他のフロアマット類と重ねて使用しないよう案内しています(参考:シエンタ 取扱説明書)。
汚れ防止のつもりで純正マットの上にゴムマットを重ねると、上の1枚が固定されません。
走行中にずれてペダルと干渉すると、思わぬ速度が出たり止まりにくくなったりします。
あわせて、他車種や違う年式のマットを使わないこと、前後を逆にしたり裏返して使わないことも示されています。
マットは1か所につき1枚だけ敷きます。
固定してからペダルを確認する
取り付けたあとの確認まで含めて、次の順で行います。
- 古いマットを外して床を掃除する
- 固定フックにマットの取り付け穴をはめ込む
- フック上部のレバーをまわしてマークを合わせ、しっかり固定する
- エンジンを止めてシフトをPにした状態で、各ペダルを奥まで踏み込む
- マットがペダルに触れないことを確認する
洗ったあとに戻すときも、同じ確認をします。
固定フックの形は年式によって違う場合があるため、実物を見ながら留めてください。

ラゲッジマットも一緒に考える
足元だけ守っても、荷室が汚れれば手間は変わりません。
シエンタは荷室の使い方が幅広いため、床の保護を分けて考える価値があります。
次のような使い方をするなら、荷室にも1枚あると扱いが楽になります。
- ベビーカーを毎日積み下ろしする
- 濡れた道具や汚れた靴を載せる
- 園芸用品やペット用品を運ぶ
ラゲッジマットも乗車定員で形が変わり、7人乗りでは3列目シートの使用や格納を妨げない形かどうかが分かれ目になります。
選ぶときは、定員が明記されている商品にします。
\ 荷室の汚れを持ち込まない /
※5人乗り用です(商品名に「2025年8月~対応」と記載)
デッキボードの下まで覆うタイプもあるので、どこまで守りたいかで選びます。
釣り道具のように濡れたり汚れたりする荷物を積む場合の工夫は、シエンタを釣り仕様にする方法の記事も参考になります。
手入れの仕方は素材で変わる
同じ洗い方をすると、片方は傷みます。
素材ごとに手順を分けます。
防水タイプは、車から出して砂を落とし、水で流して洗剤で洗います。
すすいだあとに水気を拭き取れば、その場で戻せます。
カーペットタイプは、先に乾いた状態で裏から叩き、繊維の奥の砂を浮かせます。
浮いた砂を掃除機で吸ってから、薄めた中性洗剤で毛並みに沿って洗います。
洗剤が残るとベタつきの原因になるため、泡が出なくなるまですすぎます。
半乾きのまま車へ戻すと、においやカビの原因になります。
風通しのよい日陰で完全に乾かしてから戻してください。

シエンタのフロアマットに関するよくある質問
シエンタのフロアマットは何枚必要ですか?
乗車定員によって変わります。
5人乗りは1列目と2列目、7人乗りはそこに3列目の足元が加わります。
商品によってセットの区切り方が違うので、注文前に枚数の内訳を確認してください。
シエンタのフロアマットは運転席だけ買い替えられますか?
単品で注文できる商品があります。
運転席はヒールの当たる部分が先に傷むため、そこだけ交換する使い方ができます。
ただし古いマットの上に新しいマットを重ねて敷くことはしないでください。
シエンタのフロアマットは洗濯機で洗えますか?
洗濯機での洗浄はすすめられません。
裏面の加工が傷んだり、砂で洗濯機を痛めたりする可能性があります。
屋外で水を使い、手で洗う方法が無難です。
シエンタのフロアマットは中古車にも新しく用意できますか?
年式と型式が合えば用意できます。
中古車には前の所有者が使っていたマットが残っている場合があります。
新しいものに替えるときは、古いマットを外してから敷いてください。
シエンタのフロアマットのまとめ
選ぶ順番は、適合を絞ってから素材を決めるという流れです。
5人乗りと7人乗りでは枚数も形も変わるため、流用はできません。
普段使いならカーペット、汚れを持ち込む使い方なら防水タイプが扱いやすくなります。
運転席は重ね敷きをせず、固定フックで留めてからペダルとの間隔を確かめてください。
荷室にもマットを用意しておくと、片付けにかかる手間が減ります。
適合や設定は年式で変わることがあるため、最新の情報はメーカーの公式サイトや商品ページで確認してください。
最終的な判断はご自身で確認したうえで行ってください。





