10系シエンタのヒューズボックスは、ガソリン車が3か所、ハイブリッド車が4か所にあります。
室内にあるのは助手席の足元で、運転席の足元ではありません。
ハイブリッド車だけは、荷室の助手席側にもう1か所あります。
シガーソケットやランプが急に使えなくなったときは、パワースイッチを切ってから、その回路のヒューズを抜いて切れていないかを見ます。
記事のポイント
- 10系はガソリン車が3か所、ハイブリッド車は荷室を足した4か所
- 室内のヒューズボックスは助手席の足元で、足元のカバーを外して開ける
- 回路の名前と容量は、生産年月に合う取扱説明書の図とボックスの表示で確かめる
- 同じ容量に替えてもまた切れるときは、自分で繰り返さず販売店で点検
10系のヒューズボックスは助手席の足元とエンジンルーム
10系のヒューズボックスは、エンジンルームに2か所、室内に1か所あり、ハイブリッド車は荷室にもう1か所あります。
場所は次のとおりです。
- エンジンルームの運転席側(ガソリン車・ハイブリッド車)
- エンジンルームの助手席側(ガソリン車・ハイブリッド車)
- 助手席の足元(ガソリン車・ハイブリッド車)
- ラゲージルームの助手席側(ハイブリッド車だけ)
2025年8月以降に生産された車の取扱説明書で確かめた場所で、ハイブリッド車は2022年8月からの最初の版でも同じ4か所です。
(参考:トヨタ シエンタ取扱説明書「ヒューズの点検・交換」)
運転席の足元を探しても見つからないので、室内では助手席側の足元を見ます。
ハイブリッド車で3か所しか見つからないときは、荷室の助手席側のカバーの中を確かめます。

場所ごとのふたの開け方
ふたの外し方は、エンジンルーム・助手席の足元・荷室でそれぞれ違います。
どの場所も、作業の前にパワースイッチ(ガソリン車はエンジンスイッチ)をOFFにします。
エンジンルームの2か所
ボンネットを開け、ヒューズボックスのカバーのツメを押しながら持ち上げて外します。
運転席側と助手席側のどちらも同じ外し方です。
走行した直後のエンジンルームは熱くなっているので、少し時間をおいてから手を入れます。
ハイブリッド車のエンジンルームのヒューズボックスには、補機バッテリーがあがったときにつなぐ救援用端子もあります。
救援用端子の使い方は、ハイブリッド車のバッテリー上がりの救援手順で順番に説明しています。
助手席の足元
先に足元のカバーを外し、続けてヒューズボックスのカバーを外します。
どちらのカバーも、外すときと付けるときにツメを押します。
付け直したあとは、ツメがしっかりはまっているかを確かめます。
ラゲージルーム(ハイブリッド車だけ)
荷室の助手席側のカバーを外してから、ヒューズボックスのカバーを外します。
ボックスのカバーは、ツメを押しながら手前を持ち上げ、続けて奥を持ち上げると外れます。
荷物を積んだままでは手が届きにくいので、先に荷室の助手席側を空けておきます。
どのヒューズが何の回路かを調べる方法
どのヒューズが何の回路かは、取扱説明書の図と、ヒューズボックスの表示で調べます。
取扱説明書の図とボックスの表示で確かめる
取扱説明書の「ヒューズの点検・交換」のページには、ボックスの位置や開け方が図で載っています。
ヒューズの名前と容量は図の中にあり、文章の一覧はありません。
交換するヒューズの容量も、取扱説明書ではヒューズボックスの表示に従うよう案内されています。
取扱説明書は生産年月ごとに版が分かれているので、自分の車の生産年月に合う版を開きます。
版の選び方は、Web版の取扱説明書の版の見分け方で説明しています。
版やグレードで配置が違う可能性があるため、ほかの車の一覧を当てにせず、自分の車の版の図かボックスの表示で確かめます。
シガーソケットやUSBが使えなくなったとき
10系には、全車にDC12V・120Wのアクセサリーソケット(シガーソケット)が付いています。
挿した充電器やドライブレコーダーが動かないときは、図とボックスの表示でアクセサリーソケットの回路のヒューズを探して点検します。
ヒューズが切れていたら、つないでいた機器の消費電力の合計が120Wを超えていなかったかを先に見直します。
原因をそのままにして同じ容量のヒューズを入れても、また切れる可能性があります。
ソケットに何をどれだけつなげるかは、ソケットとUSBの出力の上限で整理しています。
切れたかどうかの確かめ方と交換の手順
点検と交換は、取扱説明書の手順に沿って次の順番で進めます。
- パワースイッチ(ガソリン車はエンジンスイッチ)をOFFにする
- 調べる回路のヒューズボックスを開ける
- ヒューズはずしでヒューズを引き抜く
- ヒューズが切れていないかを見る
- 切れていたら、ボックスの表示と同じ容量のヒューズに差し替える
ヒューズを抜くときは手順どおりヒューズはずしを使い、置き場所は同じページの図で確かめます。
平型のヒューズは、透明な樹脂の中の金属部分が途切れていれば切れています。
取扱説明書にも、正常なものと切れたものを並べた図があります。
替えのヒューズは、抜いたものと同じ形で、同じ容量の数字が書かれたものを用意します。
平型・ミニ平型・低背など大きさの違う種類があり、形が違うと差し込めないので、抜いたヒューズを持ってカー用品店で見比べると間違えません。
交換してもランプが点かないときは、ヒューズではなく電球が切れている可能性があります。
一部の電球は過電流を防ぐ専用の回路につながっているため、取扱説明書は指定のトヨタ純正品を使うよう案内しています。
エンジンがかからないときにヒューズを疑う順番は、症状別のエンジンがかからない原因で確かめられます。
自分で交換しないほうがよい場面
ヒューズの交換は取扱説明書に手順がある作業ですが、次の場面では販売店で点検を受けます。
- 同じ容量のヒューズに替えても、また切れた
- 電気の使いすぎで切れたと分かった
- 後付けの電装品をつないでから切れるようになった
- どの回路のヒューズかが分からない
1つ目と2つ目は、取扱説明書が販売店での点検を求めている場面です。
ヒューズは、回路に大きな負荷がかかったとき、配線が傷む前に切れるように作られています。
切れるたびに替えて使い続けると、配線の異常を見逃すことになります。
取扱説明書は、決められた容量以外のヒューズやヒューズ以外のものを使うことと、ヒューズやボックスを改造することを、故障や火災、けがのおそれがあるとして禁じています。
容量の大きいヒューズに替える、針金や電線でつなぐといった応急の処置はしないでください。
替えるヒューズは、トヨタ純正か同等品を使います。

ドライブレコーダーなどの電源を取る方法は、オプションカプラーからの電源の取り出し方にまとめています。
配線を足す作業は、販売店や整備工場に相談してから進めてください。
170系のヒューズボックスを調べるとき
先代の170系(2015年7月〜2022年8月)は、10系とは取扱説明書が別なので、10系の場所をそのまま当てはめずに確かめます。
170系の取扱説明書はWeb版がなく、トヨタの取扱説明書のサイトにPDFで生産年月ごとに載っています。
ガソリン車とハイブリッド車でPDFが分かれているので、自分の車に合うほうを開きます。
PDFの中のヒューズの項目で、自分の車のボックスの場所と開け方を確かめます。
中古で買った170系で車に取扱説明書がないときも、このPDFで調べられます。
ボックスの表示と同じ容量に替える、また切れたら販売店で点検を受けるという基本は、世代が違っても変わりません。
シエンタのヒューズボックスに関するよくある質問
シエンタのヒューズボックスは運転席の足元にもありますか?
10系の室内のヒューズボックスは助手席の足元にあり、運転席の足元にはありません。
運転席側にあるのは、エンジンルームの中の1か所です。
シエンタのヒューズボックスのヒューズは自分で交換できますか?
取扱説明書に点検と交換の手順があり、パワースイッチを切ってからヒューズはずしで抜き、同じ容量のものに替えます。
替えてもまた切れるときは、自分で繰り返さずに販売店で点検を受けてください。
シエンタのヒューズボックスはガソリン車とハイブリッド車で同じですか?
ボックスの数から違い、ハイブリッド車は荷室の助手席側にもう1か所あります。
ヒューズの配置と容量は、ガソリン車用とハイブリッド車用の取扱説明書をそれぞれ開いて確かめます。
シエンタのヒューズボックスから電源を取っても大丈夫ですか?
取扱説明書は、ヒューズやヒューズボックスを改造しないよう警告しています。
電源を足すときは、配線の作業に慣れた販売店や整備工場に頼むのが安全です。
シエンタのヒューズボックスのまとめ
10系シエンタのヒューズボックスは、ガソリン車が3か所、ハイブリッド車が荷室を足した4か所です。
室内のボックスは助手席の足元にあり、足元のカバーを外してから開けます。
どのヒューズが何の回路かは、生産年月に合う版の取扱説明書の図と、ボックスの表示で確かめます。
交換はパワースイッチを切ってから行い、同じ形・同じ容量のヒューズに替えます。
替えてもまた切れるときや、電気の使いすぎが原因のときは、販売店で点検を受けてください。
170系は、生産年月に合う取扱説明書のPDFで自分の車の場所を確かめてください。

