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シエンタのガソリンとハイブリッド徹底比較!後悔しない選び方

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トヨタの人気コンパクトミニバン「シエンタ」。購入を検討する際、多くの人がシエンタのガソリン車とハイブリッド車のどちらがいいかで悩むのではないでしょうか?

シエンタには複数の種類があり、ガソリン車とハイブリッド車では、当然ながら燃費性能が大きく異なります。しかし、単純に燃費だけで選ぶと後悔するかもしれません。

実際のところ「燃費悪い」という声は本当なのか、初期費用の価格差、維持費に関わる税金、走りの違い、そしてどれくらい乗れば元が取れるのかという損益分岐点まで、比較すべき点は多岐にわたります。

また、世間で言われるハイブリッド車がダメな理由は何ですか?という疑問や、実際の販売比率(人気)も気になるところです。

この記事では、シエンタのガソリン車とハイブリッド車をあらゆる角度から徹底比較し、あなたに最適な一台を選ぶための情報を分かりやすく解説します。

記事のポイント

  • ガソリン車とハイブリッド車の価格差や税金の違い
  • 実際の燃費と年間の維持費シミュレーション
  • 走行性能(走り)や装備の具体的な違い
  • どちらが自分に合っているかの判断基準

シエンタのガソリンとハイブリッドの基本比較

  • グレード構成と選べる種類の違い
  • 販売比率から見る人気の傾向
  • 実燃費は?「燃費悪い」は本当か
  • 支払う税金に違いはあるか
  • 価格差と元が取れる損益分岐点
  • 加速感や乗り心地など走りの違い

グレード構成と選べる種類の違い

新型シエンタを選ぶ際、まず知っておきたいのがグレード構成です。シエンタには「Z」「G」「X」という3つの主要グレードが設定されています。このグレード構成は、ガソリン車とハイブリッド車の両方で共通しています。

各グレードの特徴

  • Zグレード: 最上位モデル。内外装の質感が最も高く、先進的で快適な装備が標準で充実しています。
  • Gグレード: バランスの取れた標準モデル。Zグレードの豪華装備を一部省略しつつ、日常使いで便利な機能をしっかり押さえています。
  • Xグレード: エントリーモデル。装備を必要最小限に絞り、最も車両価格を抑えたグレードです。

また、乗車定員についても、ガソリン車・ハイブリッド車ともに5人乗り(2列シート)7人乗り(3列シート)の2種類から選択できます。家族構成や荷物の積載量など、ご自身のライフスタイルに合わせて柔軟に選べるのは大きな魅力です。

ただし、パワートレインと駆動方式の組み合わせには、以下のような明確な違いが存在します。

駆動方式の主な違い

  • ガソリン車: 2WD (FF) のみ
  • ハイブリッド車: 2WD (FF) と E-Four (電気式4WDシステム) が選択可能

E-Fourは、発進時や雪道などの滑りやすい路面でスムーズに4WD状態に切り替わり、走行安定性をアシストするシステムです。機械式4WDとは異なり、後輪をモーターで駆動するのが特徴です。

このように、降雪地域にお住まいの方や、ウインタースポーツなどで4WDを必須条件とする場合、選択肢は自動的にハイブリッド車となります。ガソリン車には4WDの設定がないため、これは非常に重要な選択ポイントです。(出典:トヨタ自動車公式サイト シエンタ グレード・価格

販売比率から見る人気の傾向

自動車ディーラーのショールームで、ガソリン車とハイブリッド車の新型シエンタを前に、販売員が顧客にそれぞれのメリット(燃費や維持費)を説明している様子。

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シエンタのガソリン車とハイブリッド車、実際にどちらが多く選ばれているのでしょうか。当サイトが独自に集計した調査(2022年8月~2024年8月集計)によると、販売比率は以下のようになっており、顕著な傾向が見られます。

パワートレイン販売台数販売比率
ガソリン車53,130台22.3%
ハイブリッド車184,690台77.7%

データを見ると、ハイブリッド車が全体の約8割(77.7%)を占めており、市場では圧倒的にハイブリッド車が支持されていることが分かります。この背景には、いくつかの要因が考えられます。

第一に、近年の継続的な燃料費高騰を背景に、ランニングコストである燃費性能への関心が非常に高まっていることです。後述しますが、シエンタのハイブリッド車はクラストップレベルの低燃費を実現しています。

第二に、ハイブリッド車特有の静かな走行性能や、モーターによる滑らかな発進・加速が、上質な乗り心地を求めるファミリー層に評価されている点です。

そして第三に、前述の通りE-Four(4WD)がハイブリッド車でしか選べないことも、降雪地域ユーザーの需要を取り込んでいる大きな要因でしょう。

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もちろん、人気があるからといってハイブリッド車が全ての人に最適とは限りません。ガソリン車には「車両価格の安さ」という明確なメリットがあり、全体の約2割の方が合理的な選択としてガソリン車を選んでいます。ご自身の使い方と予算を照らし合わせることが大切です。

実燃費は?「燃費悪い」は本当か

シエンタ選びで最も重要な要素の一つが燃費です。特に「ガソリン車は燃費悪い?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。ここで、カタログ燃費(WLTCモード)と、より実態に近いとされる実燃費の目安を比較してみましょう。

WLTCモードとは、市街地(WLTC-L)・郊外(WLTC-M)・高速道路(WLTC-H)の各走行モードの平均的な使用時間配分で構成された国際的な燃費測定方法です。

(比較対象:Zグレード・7人乗り・2WD)

項目ハイブリッド Z (2WD)ガソリン Z (2WD)
カタログ燃費 (WLTC)28.2 km/L18.3 km/L
実燃費の目安約 22.6 km/L約 14.6 km/L
燃費差(実燃費)約 8.0 km/L

(出典:トヨタ自動車 シエンタ 主要諸元表

カタログ燃費(WLTCモード)では、ハイブリッド車が28.2km/Lと、コンパクトミニバンとして極めて優秀な数値を記録しています。対するガソリン車も18.3km/Lと、同クラスのガソリンミニバンとしては決して悪い数値ではありません。

しかし、「e燃費」などの燃費集計サイトのデータを参考にすると、実燃費の目安ではその差が約8.0km/Lにもなります。これは1Lあたりで8km多く走れることを意味し、年間の走行距離が長くなるほどガソリン代に大きな差が生まれます(詳しくは「損益分岐点」で後述します)。

結論として、「ガソリン車が燃費悪い」というよりは、「ハイブリッド車の燃費が圧倒的に優秀」と表現するのが正確でしょう。

ただし、実燃費は運転の仕方(急発進・急加速の有無)や、市街地・高速道路などの走行環境比率によって大きく変動するため、あくまで目安としてお考えください。

支払う税金に違いはあるか

車を所有すると、購入時と維持していく上で様々な税金がかかります。シエンタのガソリン車とハイブリッド車では、特に購入時にかかる税額に大きな違いが出ます。

これは、ハイブリッド車が燃費性能に優れるため、エコカー減税(自動車重量税)や環境性能割といった税制優遇措置の対象となるためです。(※2025年現在の税制に基づく情報)

(比較例:Zグレード・7人乗り・2WD)

税金の種類ハイブリッド Z (2WD)ガソリン Z (2WD)備考
環境性能割 (購入時)非課税 (0円)約 62,800円燃費性能に応じて課税
自動車重量税 (購入時)免税 (0円)36,900円 (3年分)エコカー減税対象
自動車税種別割 (毎年)30,500円30,500円排気量1.5Lのため同額

※税額は購入時期や自治体、オプション装着状況によって変動する場合があります。(参考:国土交通省 自動車関係税制について

このように、購入時にかかる税金だけで約10万円近い差が生まれます。ハイブリッド車は車両本体価格が高いものの、購入時の諸費用(税金)はガソリン車よりも大幅に安くなる点は、初期費用を計算する上で大きなメリットです。

なお、毎年4月1日時点の所有者に課税される「自動車税種別割」については、どちらも1.5Lエンジン(1,000cc超~1,500cc以下)に分類されるため、年額30,500円で同額となります。

価格差と元が取れる損益分岐点

ハイブリッド車を選ぶ上で最も気になるのが、「ガソリン車との車両価格差を、ガソリン代でいつ回収できるのか?」という損益分岐点ではないでしょうか。

まず、両者の車両本体価格を比較してみます。(比較対象:Zグレード・7人乗り・2WD)

車両本体価格の差(Z・7人乗り・2WD)

  • ハイブリッド Z: 3,036,600円(税込)
  • ガソリン Z: 2,686,600円(税込)
  • 価格差: 350,000円

※記事公開時の情報。最新の価格は必ずトヨタ公式サイトや販売店でご確認ください。

車両本体だけ見ると35万円の差がありますが、前述の通り、購入時の税金(環境性能割・重量税)でハイブリッド車は約10万円優遇されます。そのため、乗り出し時の実質的な価格差は約25万円(35万円 - 10万円)程度と考えられます。

では、この約25万円をガソリン代の差で回収するには、どれくらいの期間や距離が必要なのでしょうか。

年間走行距離別・損益分岐シミュレーション

(前提条件:実燃費ハイブリッド 22.6km/L, ガソリン 14.6km/L / レギュラーガソリン 163円/Lで計算)

年間走行距離年間の燃料代差実質価格差(約25万円)を回収できるまでの年数
5,000km約 19,760円約 12.7年
10,000km約 39,520円約 6.3年
15,000km約 59,280円約 4.2年

シミュレーションの結果、年間1万km走る方であれば、約6年半乗るとハイブリッド車の方が総コストで有利になる計算です。もし年間5,000km程度しか乗らない場合は、元を取るのに12年以上かかることになり、乗り換えサイクルを考えるとガソリン車の方が経済的と言えます。

逆に、年間1万5千km以上走る方や、市街地でのストップ&ゴーが多い方は、約4年で元が取れる計算になるため、ハイブリッド車の恩恵を強く受けられます。

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ご自身の年間の走行距離が1万kmを超えるかどうか、そして車を7年以上長く乗り続けるかどうか。これが損益分岐点を考える上での大きな判断基準となります。もちろん、ガソリン価格の変動によってもこの年数は変わってきます。

中古車もチェック

新車の価格差や損益分岐点が気になる方は、一度中古車市場でガソリン車とハイブリッド車の価格を比較してみるのもおすすめです。

車両本体価格が安い中古車なら、ハイブリッド車を選んでも初期費用を抑えられます。

カーセンサーnetでシエンタの中古車価格をチェックする

加速感や乗り心地など走りの違い

左右で分割された画像。左側は海岸線を軽快に走るオレンジ色のガソリン車シエンタと運転を楽しむ日本人男性、右側は住宅街を静かに走行する青色のハイブリッド車シエンタと穏やかに運転する日本人女性。

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燃費や価格だけでなく、「走り」の質感もガソリン車とハイブリッド車で大きく異なります。これは試乗してみないと分からない部分も多いため、ぜひ両方を乗り比べていただきたいポイントです。

ハイブリッド車:上質な乗り心地と静かな発進

ハイブリッド車の最大の魅力は、モーターによるスムーズで力強い発進・加速です。信号待ちからのスタートなど、アクセルを踏んだ瞬間からトルクフルに、そして非常に静かに車が動き出します。街中でのストップ&ゴーが非常に滑らかです。

また、早朝や深夜の住宅街などで便利な「EVドライブモード」スイッチも搭載。バッテリー残量に余裕があれば、モーターのみで静かに走行することが可能です。

乗り心地の面でもメリットがあります。ハイブリッド車はバッテリーなどを搭載するため車両重量がガソリン車より重くなりますが、これが逆にどっしりとした安定感のある乗り心地に貢献しています。

さらに、ハイブリッド車には路面の凹凸に応じてモーターのトルクをリアルタイムに制御し、車体の縦揺れ(ピッチング)を抑える「ばね上制振制御」機能が搭載されています。これにより、ガソリン車よりもさらにフラットで快適な乗り心地を実現している点も見逃せません。

ガソリン車:軽快なハンドリングと高速域の伸び

一方のガソリン車は、ハイブリッド車と比較して車両重量が軽いこと(特にフロント部分)が特徴です。これにより、ハンドリングが非常に軽快で、交差点やカーブでの操作がドライバーの意図通りに素直に決まります。

搭載される「1.5Lダイナミックフォースエンジン」は、それ自体が熱効率に優れた最新エンジンであり、力強さと低燃費を両立しています。

発進時の力強さではモーターアシストのあるハイブリッド車に一歩譲りますが、一度スピードに乗ってからの高速道路などでの合流加速や、追い越し時の加速の伸びは、ガソリン車の方がリニアで気持ち良いと感じる方も多いでしょう。

また、ガソリン車には10速スポーツシーケンシャルモード付のCVTが搭載されており、シフトレバーを操作することでマニュアル車のようなスポーティーなシフトチェンジを楽しむことも可能です。運転の楽しさや軽快感を重視するなら、ガソリン車も有力な選択肢となります。

シエンタ ガソリン ハイブリッド後悔しない選び方

  • ハイブリッド車がダメな理由は何ですか?
  • 購入後に後悔しやすいポイント
  • 結論:シエンタのハイブリッドとガソリンどっちがいい?
  • まとめ:シエンタのガソリンとハイブリッドの選択

ハイブリッド車がダメな理由は何ですか?

ハイブリッド車は人気ですが、万能というわけではありません。「ハイブリッド車がダメな理由」やデメリットとして一般的に挙げられる点を理解しておくことは、後悔しない選択のために重要です。

1. 車両本体価格が高い

最も大きなデメリットは、車両本体価格がガソリン車よりも高額である点です。前述の通り、シエンタ(Zグレード)の場合、ガソリン車とハイブリッド車では約35万円の価格差があります。この初期費用を許容できるかが最初の関門です。

2. 走行距離が少ないと元が取れない

ハイブリッド車の最大のメリットは燃料代の安さにあるため、年間の走行距離が極端に少ない方(目安として5,000km以下)は、価格差を回収するのが困難です。「損益分岐点」のシミュレーションで計算したように、元を取る前に車を買い替える可能性が高くなります。

高速道路メインの走行では燃費メリットが薄れる

ハイブリッドシステムは、減速時のエネルギーを回生してバッテリーに充電し、発進・加速時にモーターでアシストする仕組みです。そのため、ストップ&ゴーの多い市街地で最も燃費が向上します。逆に、信号が少なく一定速度で走り続ける高速道路では、回生ブレーキの使用頻度が減るため、市街地走行ほどガソリン車との燃費差が出にくい傾向があります。

3. 駆動用バッテリーの寿命と交換費用

ハイブリッドシステムには、エンジンとは別に、モーターを動かすための高電圧な「駆動用バッテリー」が搭載されています。このバッテリーも消耗品であり、長期間使用すれば徐々に性能が低下し、いつかは寿命を迎えます。

近年のバッテリーは非常に高性能化しており、10万km~20万kmは問題なく使用できるとされています。また、トヨタでは駆動用バッテリーに対し、新車から5年間、または走行距離10万kmまでのいずれか早い方のメーカー保証を付けています(保証内容は販売店にご確認ください)。

しかし、保証期間を過ぎた後に交換となれば、数十万円単位の費用がかかる可能性があります。車を10年以上、15万km以上乗り続けることを想定している場合は、将来的な交換コストも考慮に入れる必要があります。

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「ハイブリッド車がダメな理由」の筆頭は、やはり車両価格の高さですよね。 この記事で紹介された「静かな走り」や「圧倒的な低燃費」は魅力的ですが、ガソリン車との数十万円の価格差は大きな壁です。

まさにその「初期費用」の問題を解決するのが、月々定額で新車に乗れる「カーリース」という選択肢です。

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購入後に後悔しやすいポイント

シエンタのガソリン車またはハイブリッド車を選んだ方が、後から「こうすれば良かった」と後悔しやすい、よくあるシナリオをまとめました。

ガソリン車を選んで後悔するケース

  • 思ったより燃料代がかかる:市街地でのストップ&ゴーが多い、あるいは近所の短距離移動ばかりでエンジンが暖まりきる前に走行が終わる、といった乗り方をしていると、ガソリン車の燃費はカタログ値より悪化しがちです。「こんなことならハイブリッドにしておけば...」と、給油のたびに後悔する可能性があります。
  • ハイブリッドの静粛性が羨ましくなる:友人や知人のハイブリッド車に乗った際、発進時の静かさやスムーズさを体感し、自分のガソリン車のエンジン音や振動(特にアイドリングストップからの再始動時)が気になってしまうケースです。
  • E-Four(4WD)を選べなかった:購入時は不要だと思っていても、後からウインタースポーツを始めたくなった、あるいは予想外の大雪を経験した際など、「ハイブリッドにしてE-Fourを選べば良かった」と思う可能性があります。
  • リセールバリュー(下取り価格)の差:数年後に車を売却する際、一般的に人気が高く燃費の良いハイブリッド車の方が、ガソリン車よりも高い下取り価格が付く傾向があります。乗り換え時の査定額を見て「ハイブリッドにしておけば良かった」と感じることもあります。

ハイブリッド車を選んで後悔するケース

  • 走行距離が伸びず、元が取れない:最大の「後悔ポイント」です。「燃費がいいから」とハイブリッド車を選んだものの、実際は近所の買い物程度でしか車を使わず、年間走行距離が極端に少ないケースです。これでは高い車両価格の元を取ることはできません。
  • ガソリン車との価格差ほどの価値を感じない:数十万円の価格差を払ったものの、ご自身の運転スタイル(高速メインなど)では思ったほど燃費が良くならなかったり、静粛性にそれほどの感動やメリットを感じられなかったりした場合、「ガソリン車で十分だった」と後悔につながることもあります。
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どちらのタイプを選ぶにしても、「ご自身の車の使い方(走行距離、走行環境の比率、保有年数)」を正確に把握することが、後悔しないための最大のポイントです。ぜひ販売店で両方のタイプに試乗し、走りの違いをご自身で体感してみてください。

結論:シエンタのハイブリッドとガソリンどっちがいい?

ここまで比較してきた内容を踏まえ、結局のところ、シエンタのハイブリッド車とガソリン車はそれぞれどのような人におすすめなのでしょうか。ご自身の優先順位と照らし合わせながら、最終チェックをしてみてください。

ハイブリッド車がおすすめな人

  • 年間走行距離が1万km以上の人(通勤・通学、送迎などで毎日乗る)
  • 車を7年以上長く乗り続けたい人(損益分岐点を超えるため)
  • 発進時の静粛性やスムーズな加速、上質な乗り心地を最優先する人
  • 降雪地域などでE-Four(4WD)が必須の人
  • AC100V・1500Wのアクセサリーコンセント(オプション)を使いたい人(キャンプや非常時電源として)
  • 将来的なリセールバリュー(下取り価格)を高く維持したい人

ガソリン車がおすすめな人

  • 年間の走行距離が少ない人(週末の買い物メインなど、1万km未満)
  • とにかく初期費用(車両価格)を抑えたい人
  • 車の保有期間が比較的短い人(5年程度での買い替えを検討している人)
  • ハイブリッド車特有の走行フィールより、軽快なハンドリングや高速域でのリニアな加速感を好む人
  • 構造がシンプルな方が好みで、長期的なメンテナンス性を重視する人

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ご自身のタイプが決まったら、実際にカーセンサーnetでどんな中古車が出ているか探してみましょう。豊富な在庫から、希望の条件に合う一台が見つかるかもしれません。

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販売比率ではハイブリッド車が人気ですが、「あまり乗らない」という方にとっては、ガソリン車の方がトータルコストで経済的な選択となる可能性が十分にあります。ご自身のカーライフを具体的にイメージし、最適な一台を選択してください。

まとめ:シエンタのガソリンとハイブリッドの選択

シエンタガソリン車とハイブリッド車、どちらを選ぶべきか、その比較ポイントを総まとめします。

まず、グレード構成は「Z」「G」「X」の3種類でガソリン・ハイブリッド共通ですが、駆動方式に大きな違いがあります。

ガソリン車が2WDのみに対し、ハイブリッド車は2WDとE-Four(4WD)を選べるため、E-Fourが必要な場合はハイブリッド車一択となります。

市場ではハイブリッド車が約8割の販売比率を占め圧倒的に人気です。その理由は実燃費の差が約8.0km/Lにも達する優秀な燃費性能にあり、「ガソリン車が燃費悪い」というより「ハイブリッドが良すぎる」と考えるべきでしょう。

コスト面では、車両本体価格の差は約35万円(Zグレード比較)ありますが、購入時の税金(環境性能割・重量税)はハイブリッド車が約10万円安くなります。

このため実質的な価格差は約25万円です。この価格差の損益分岐点は、年間1万km走行で約6年半、1.5万km走行なら約4.2年となり、年間走行距離が1万km未満ならガソリン車の方が経済的な場合が多いと言えます。

走行性能では、ハイブリッド車が静かな発進と上質な乗り心地(ばね上制振制御あり)が魅力なのに対し、ガソリン車は軽快なハンドリングと高速域の伸び(10速シーケンシャル付)が特徴です。

最後に後悔しないための注意点として、ハイブリッド車は将来的なバッテリー交換コストを考慮する必要があります。

ガソリン車を選んで後悔する主な理由は「燃料代」「静粛性」「リセール」であり、ハイブリッド車で後悔する最大の理由は「走行距離が少なく元が取れない」ことです。これらの点を総合的に判断し、ご自身の使い方に最適な一台を選んでください。

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