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シエンタの4ナンバー化の税金のメリットと全デメリット

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※本記事の料金やサービス内容は一般的な目安です。正確な情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。また、契約に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

「シエンタ 4ナンバー」と検索して、ここにたどり着いたあなたは、きっと「シエンタの維持費、特に税金を安くできないかな?」と考えているんじゃないでしょうか。

スタイリッシュなシエンタに、プロボックスみたいな商用車並みの維持費で乗れたら…最高ですよね。でも、シエンタの4ナンバー化(構造変更)には、税金が安くなるというメリットの裏に、見落としがちなデメリットやリスクがたくさん隠れています。

車検が毎年になったり、任意保険の条件が変わったり、最悪の場合、売却時のリセールバリューが大きく下がってしまう可能性も…。

私自身、170系のファンベース(FUNBASE)をベースにしたDIYのブログ記事などを読み漁ったことがありますが、後部座席をどうやってリクライニングしないように固定するか、保安基準をクリアできる仕切り棒はどれか、など、知れば知るほど「これは慎重に判断すべきだな」と感じたテーマです。

この記事では、シエンタを4ナンバー化する際の具体的な費用、高速道路料金はどうなるのか、そしてDIYと業者のメリット・デメリット比較、最終的な損益分岐点まで、あなたが知りたい情報をしっかりまとめました。本当に「得」するのか、一緒に見ていきましょう。

記事のポイント

  • 4ナンバー化による税金(自動車税)のメリット
  • 車検が毎年になるコストや任意保険のデメリット
  • 構造変更の具体的な方法とDIY・業者の費用
  • リセールまで考えた本当の損益分岐点

シエンタ 4ナンバー化の税金メリット

自動車税の節約をイメージさせる納税通知書の封筒と日本円の硬貨。

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まず、皆さんが一番知りたい「経済的なメリット」から見ていきましょう。特に自動車税は、4ナンバー化の最大の動機と言えますからね。ただし、高速料金のウワサや、メリットの裏にあるデメリットもしっかり押さえておく必要があります。

自動車税はいくら安くなる?

シエンタの4ナンバー化で最も大きな恩恵が、この自動車税(種別割)です。シエンタの排気量は1.5L(1,496cc)なので、通常の5ナンバー(小型乗用車)だと、「総排気量」の区分(1L超1.5L以下)で年額30,500円(※2019年10月1日以降の登録車)がかかります。

ところが、これが4ナンバー(小型貨物車・自家用)になると、どうでしょう。

同じ1.5Lでも、4ナンバーの税額は「総排気量」と「最大積載量」で決まります。シエンタの場合、「1L超1.5L以下」かつ「最大積載量1トン以下」の区分(自家用)に該当し、年額はなんと8,000円になります。(出典:東京都主税局「自動車税種別割」

その差額は、年間22,500円これは大きいですよね。毎年この金額が浮くと考えると、改造したくなる気持ちもよくわかります。

税額のウワサに注意

インターネット上のブログなどで「4ナンバーの税金は16,000円」という情報を見かけることがありますが、それは「1.5L超 2.0L以下」の税額です。1.5Lのシエンタは、法的に「8,000円」が正しい税額(自家用・最大積載量1t以下の場合)ですので、覚えておきましょう。

自動車重量税も少し安くなる

また、車検時に支払う「自動車重量税」も、年換算で少し安くなる傾向があります。

5ナンバー(車両重量1.5t以下)が年換算12,300円(標準的な2年車検・エコカー減税非適用の場合)なのに対し、4ナンバー(車両総重量2.5t以下)は年換算8,200円(標準的な1年車検・エコカー減税非適用の場合)と、こちらも年4,000円程度のメリットが出る計算です。

ただし、これはあくまで標準的な例です。エコカー減税の適用状況や、新規登録から13年・18年を経過すると税額が上がる(重課)ため、差額は変動します。

高速道路の料金は変わるのか

4ナンバー化を検討する際によく聞かれる不安が、「高速道路の料金が中型車扱いになって高くなるんじゃないか?」という点です。高速道路の料金は「普通車」のまま、一切変わりません。

なぜなら、NEXCO各社(東日本・中日本・西日本)などが定める高速道路の車種区分は、ナンバープレートの分類番号(4とか5とか)ではなく、車両の物理的なサイズと車軸数で決まっているからです。

高速道路の車種区分(NEXCOの例)

  • 普通車:小型自動車(4, 5, 7ナンバー)、普通乗用自動車(3ナンバー)、小型貨物自動車(4ナンバー)など
  • 中型車:普通貨物自動車(1ナンバーの一部で大きいもの)、マイクロバスなど

シエンタは4ナンバーに構造変更しても、車のサイズ自体は「小型自動車」の規格内に収まります。NEXCOの区分上、もともと「小型貨物自動車」は「普通車」扱いです。そのため、料金区分は「普通車」のまま維持されるんですね。

ETCの再セットアップは忘れずに

ただし、構造変更を行った際は、必ずETC車載器の再セットアップを行ってください。

車載器には「小型乗用車(5ナンバー)」として情報が登録されています。これを「小型貨物車(4ナンバー)」に書き換える必要があります。この作業を怠ると、料金所のゲートでエラーが出たり、正しい料金が適用されないトラブルの原因になる可能性があります。

再セットアップは、お近くのカー用品店や自動車整備工場などのETCセットアップ店で依頼できますよ。

シエンタ4ナンバーのデメリット

さて、税金や高速料金のメリットを見てきましたが、ここからが本題です。4ナンバー化には、そのメリットを上回るかもしれない、多くの「デメリット」が存在します。主なデメリットを挙げると、以下の通りです。

  • 車検が「毎年」になる(時間と費用の負担増)
  • 後部座席の快適性が失われる(ファミリーカーとして致命的)
  • 任意保険料が上がったり、特約が使えなくなる
  • リセールバリュー(売却時の価値)が壊滅的に下がる

これらを知らずに実行すると、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。次の項目から、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

車検が毎年になるコストと手間

これが金銭的にも時間的にも最も大きな負担になるかもしれません。5ナンバー(乗用車)の車検は、新車登録から3年、その後は2年ごとですよね。しかし、4ナンバー(貨物車)は、新車登録から2年、それ以降は「毎年」車検を受けなければなりません。

この「毎年車検」がもたらす負担は、思った以上に大きいものです。

時間的コスト(手間)の増加

まず、単純に「手間が2倍」になります。毎年、車検の予約を取り、整備工場に車を預け、場合によっては代車を手配し、数日後に引き取りに行く…という作業が発生します。普段クルマを毎日使う人にとっては、この時間的な拘束はかなりのストレスになるかもしれません。

金銭的コスト(費用)の増加

「手間が2倍」なら「費用も2倍」かというと、実はそれ以上に悪化する可能性があります。

「毎年車検」の2つのコスト増

1. 法定費用の増加(自賠責保険)

車検ごとに支払う自賠責保険料ですが、4ナンバーは基本的に1年契約になります。5ナンバーの2年契約には「長期契約割引」が適用されているため、1年契約を2回繰り返す4ナンバーは、年換算で約5,000円も割高になります。

2. 車検基本料の増加

整備工場に車検を依頼すると、法定費用とは別に「車検基本料」や「整備費用」がかかりますよね。これが2年に1回だったものが、毎年発生することになります。

仮に1回の基本料が3万円だとしたら、2年間で支払う総額は3万円(5ナンバー)から6万円(4ナンバー)へと倍増します。

先ほどの自動車税のメリット(年22,500円)も、この自賠責(+5,000円)と車検基本料(+15,000円/年換算)のコスト増で、ほとんど相殺されてしまうことがわかりますね。

任意保険とリセールバリューの罠

シエンタの中古車査定で、厳しい表情で車両をチェックする査定士。リセールバリューの下落を示唆。

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さらに見落としがちなのが、任意保険とクルマの資産価値の問題です。この2点は、家計に直結する深刻な「罠」と言えます。

任意保険の「落とし穴」

車両の用途が「乗用」から「貨物」に変わるため、任意保険の契約内容に大きな影響が出ます。

  • ファミリーバイク特約が失効する可能性多くの保険会社で、この便利な特約は乗用車(3・5・7ナンバー)専用です。4ナンバーに変更した時点で使えなくなるリスクが極めて高いです。原付などに乗る方は、別途バイク保険に加入する必要が出てきます。
  • 保険会社の選択肢が減る(保険料UP)特に通販型(ダイレクト型)の保険会社は、「構造変更車」や「貨物車」の新規契約を引き受けてくれないケースがあります。理由は、改造車はリスク査定が難しく、画一的なプランでは対応できないためです。結果、選択肢が代理店型などに限られ、保険料が上がってしまう可能性があります。
  • 用途による保険料UP「貨物」用途は「レジャー」だけでなく「業務使用」も含まれるため、統計的に事故リスクが高いと判断されがちです。レジャー用途限定で契約できたとしても、乗用車より割高になるケースが考えられます。

最大の罠:リセールバリューの致命的下落

そして、最大の「罠」とも言えるのがリセールバリュー(再販価値)の壊滅的な下落です。

「改造車」扱いで資産価値がゼロに?

シエンタは中古車市場で非常に人気が高く、リセールが良い車種の代表格です。しかし、一度でも「構造変更」の履歴が残ると、それは「改造車」として扱われます。

なぜ価値が下がるのか?

メーカーが設計した「用途(乗用)」から外れるため、安全性や耐久性の保証がなくなる(と市場が判断する)からです。次の買い手は、一般的なファミリー層ではなく、事情を理解している一部のマニアなどに限られ、市場が極端に狭くなります。

どれくらい下がるのか?

一般的な中古車買取店やディーラーでは、「修復歴車(事故車)」と同等か、それ以下の評価しか受けられません。査定額がゼロに近いか、最悪の場合「処分費用」を請求される可能性すらあります。

例えば、年間2万円の税金を5年間節約して合計10万円得したとしても、売却時に「ノーマルなら100万円の値が付いたはずが、改造車だから30万円にしかならなかった」場合、差し引き60万円の大損です。このリスクは絶対に無視できません。

シエンタ4ナンバーへの構造変更ガイド

ここまでのデメリットをすべて理解した上で、「それでも自分は4ナンバー化したい」という方のために、ここからは具体的な構造変更のプロセスや要件について解説していきます。どのモデルがベースに適しているのか、費用はどれくらいか、見ていきましょう。

構造変更の具体的な要件とは

4ナンバー構造変更の要件である保護仕切り棒(バー)が設置されたシエンタ・ファンベースの広大な荷室。

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シエンタを5ナンバー(乗用)から4ナンバー(貨物)に変更するには、陸運局(運輸支局)に車両を持ち込み、「この車は人より物を運ぶのがメインです」と証明し、検査(構造変更検査)に合格する必要があります。

そのためにクリアすべき主な法的要件は、以下の通りです。

4ナンバー登録(貨物車)の主な保安基準

法律(道路運送車両の保安基準)で定められた、貨物車としての最低限のルールです。

要件1:荷室面積の優位性

「物品積載スペース(荷室)の床面積」が、「乗車スペース(運転席・助手席・後部座席)の床面積」よりも1ミリでも広いこと。これが貨物車の絶対条件です。

要件2:後部座席の仕様(リクライニング不可)

後部座席がリクライニングしてはいけません。乗用車のような快適なシートは「荷室」とはみなされないため、ボルトや金具、あるいは溶接などでリクライニング機能を完全に固定(無効化)し、「簡易的な座席」であると示す必要があります。

要件3:荷室の保護(保護仕切り棒)

急ブレーキ時などに荷物が乗員席に飛んでこないよう、乗員室と荷室の間に「保護仕切り棒(バー)」を設置する必要があります。乗員の安全を守るための重要なパーツです。

要件4:最大積載量の計算と表示

「最大積載量(例:200kgなど)」を計算して設定し、その数値を記したステッカーを車外(通常はリアガラスやバンパー付近)に貼り付ける必要があります。この計算は、乗車定員(1人55kgで計算)と車両重量、車両総重量の関係から算出する必要があり、意外と複雑です。

「ローカルルール」に注意

これらの保安基準の解釈は、最終的に検査を行う陸運局(運輸支局)の検査官の判断に委ねられます。「Aさんの地域では突っ張り棒で通った」のに、「Bさんの地域では鋼管バーのボルト固定でないとダメ」と言われるなど、いわゆる「ローカルルール」が存在する場合があります。管轄の運輸支局に事前に確認するのが最も確実です。

なぜ170系ファンベースが最適か

これらの厳しい要件を満たすベース車両として、中古車市場で圧倒的に人気なのが、旧型(170系)の2列シート5人乗りモデル、「FUNBASE(ファンベース)」です。理由は単純明快です。

理由1:圧倒的な荷室空間(面積比のクリア)

ファンベースは元から3列目シートがなく、広大でフラットな荷室を持っています。この設計が、要件1の「乗車室 < 荷室」という面積比をクリアするのに決定的に有利なんです。

理由2:3列目シート撤去の手間が不要

3列シートモデル(6人/7人乗り)をベースにする場合、(1)3列目シートの物理的な撤去、(2)シート跡の凹凸を平らに処理、という大掛かりな作業が発生します。ファンベースなら、この手間が一切かかりません。後部座席のリクライニング固定と仕切り棒の設置に集中できます。

補足:現行(30系)シエンタでは?

「現行のシエンタ(30系)でもできるの?」と思うかもしれませんが、技術的には可能です。しかし、現行モデルはまだ新しく中古車価格も高いため、購入してすぐにリセールバリューを捨てる(構造変更する)という選択は、経済的なデメリットが大きすぎます。

そのため、改造ベース車として選ぶ人は極めて稀で、中古車価格がこなれてきた170系ファンベースに人気が集中している、というわけですね。

ちなみに、ベースとなる「170系ファンベース」の中古車が今いくらで出ているか、カーセンサーで在庫をチェックしてみるのも良いでしょう。

カーセンサーで170系ファンベースの相場を見てみる

DIYと業者の費用を比較

DIYと業者の費用を比較

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構造変更を実行する方法は、大きく分けて2つあります。「安さのDIY」か、「確実性の業者依頼」か。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

1. DIY(自己責任)で行う場合

メリット:初期費用を劇的に抑えられる(部品代の数千円~数万円のみ)。

デメリット:保安基準の勉強、部品選定、改造作業、書類作成、陸運局での検査申請とライン通し…すべて自分で行う必要があり、膨大な手間と時間がかかる。知識不足で不合格になると、何度もやり直すハメに。

2. 専門業者に依頼する場合

メリット:シート改造から書類作成、検査ラインの通過まで全て一任できる。確実性が高く、時間と手間がかからない。

デメリット:費用(工賃・手数料)の相場が、おおよそ10万円~30万円程度と高額になる。

比較項目DIY(自己責任)専門業者に依頼
初期費用安い(数千円〜)高い(10万〜30万円目安)
確実性低い(知識と技術次第)高い(プロが実施)
手間非常に多い(勉強、作業、陸運局通い)少ない(ほぼ丸投げ)
リスク不合格、やり直し、時間の浪費特になし(費用がかかる点のみ)

費用の注意点

ここで提示した費用は、あくまで一般的な目安です。車両の状態や改造の内容、依頼する業者によって大きく変動します。DIY・業者依頼いずれの場合も、最終的な判断はご自身の責任において、必要であれば専門家や最寄りの運輸支局にご相談ください。

改造ブログで見るDIYの方法

「シエンタ 4ナンバー DIY」や「ブログ」と検索する方は、おそらく業者費用の10万円~30万円を節約したいと考えているはずです。ブログなどで紹介されている主なDIY作業は、

  • 後部座席のリクライニング機構を、L字金具やステーなどを使ってボルトで固定する。
  • 市販の突っ張り棒式や専用設計の「保護仕切り棒」を取り付ける。

といった内容が多いですね。

これらの情報は非常に参考になりますが、DIYには特有の難しさがあります。

特に「後部座席の固定」は、単に動かなくすれば良いというわけではなく、検査官が「十分な強度で恒久的に固定されている」と判断できるレベルが求められます。中途半端な固定では、検査でNG(不合格)となる可能性が高いです。

ユーザー車検と検査官の裁量

DIYで改造した後、車検も自分で行う「ユーザー車検」でコストを最小限に抑えようとするケースが多いです。ただし、先ほども触れた通り、保安基準の解釈は、最終的に検査ラインの検査官の判断に委ねられます。

「Aさんのブログでは市販の突っ張り棒でOKだった」という情報を見て同じようにやっても、「あなたの地域のB運輸支局では『強度が足りない』とNGが出て、鋼管バーのボルト固定を求められた」…なんていう可能性もゼロではありません。DIYは常にこうしたリスクと隣り合わせであることをお忘れなく。

損益分岐点。本当に得するのか

さて、すべてのコストを考慮した上で、シエンタの4ナンバー化は本当に「得」になるのでしょうか?ここで一度、冷静に計算してみましょう。

得られるメリット(年間)

・自動車税: -22,500円

・重量税: -4,100円 (年換算)

→ 合計:約26,600円のプラス

増えるコスト(年間)

・自賠責保険: +5,000円 (年換算)

・車検基本料: +15,000円 (仮に2年で3万→1年で3万と仮定)

・任意保険料: +10,000円 (仮に特約削除・プラン変更で増加と仮定)

→ 合計:約30,000円のマイナス

この試算(仮定を含みます)では、なんと、年間の維持費はむしろ高くなる可能性すら出てきました。

コスト分析の結論

1. 業者に依頼(初期費用10〜30万)した場合

高額な初期費用を投じた上に、毎年の維持費も安くならない(むしろ上がる)可能性があるため、経済的な元を取ることはほぼ不可能でしょう。

2. DIY + ユーザー車検でコストをゼロにした場合

車検基本料やDIY費用がかからない「最強の布陣」を組めば、上記の試算から「車検基本料(+15,000円)」が消え、年間1〜2万円程度のメリットは享受できるかもしれません。

3. ただし…(最大の赤字要因)

上記2つのシナリオは、売却時の「リセールバリューの損失(数十万円)」を一切考慮していません。

フルDIYで5年間、毎年1.5万円のメリット(合計7.5万円)を得たとしても、売却時にたった1日で数十万円の損失が出たら、トータルでは大赤字です。

トータルコストで考えると、シエンタの4ナンバー化は、経済合理性だけを追求するならば「ほぼ確実に損をする選択」であると、私は考えます。

ここまで読んで「じゃあどうすれば…」と思った方は、そもそもリセールや毎年の車検を気にしなくても良いカーリース(SOMPOで乗ーるなど)で、維持費を定額にする方法も検討してみてはいかがでしょうか。

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シエンタ 4ナンバー化の総まとめ

ここまで、シエンタ 4ナンバー化のメリットと、それ以上に重いデメリットについて詳しく見てきました。

結論として、シエンタの4ナンバー化は、一見すると「税金を安くする賢い裏技」のように見えますが、その実態は「快適性・利便性・資産価値というシエンタの魅力をすべて犠牲にして、煩雑な毎年の車検と引き換えに、ごくわずかな(あるいはマイナスになる)経済性を追求する」という、非常にハイリスクな改造行為です。

もちろん、この改造が「正解」になる人もいます。

4ナンバー化が向いている人(限定的)

  • リセールを一切気にせず「乗り潰す」前提の人(15年以上乗り、売却額がゼロでも構わない)
  • 改造も車検もすべてDIYでこなし、コストを最小限にできる知識と技術がある人
  • 経済性よりも「他人と違うカスタム」を楽しむことが目的の人(経済合理性ではなく、「人と違うシエンタ」というロマンを追求するならアリかもしれません)

4ナンバー化が向いていない人(大多数)

  • 家族や友人を乗せる機会が多い「一般のファミリー層」(後部座席が直角固定では、家族からクレームが出て、せっかくのドライブが台無しになるかも…)
  • 後部座席の快適性を少しでも重視する人
  • 数年で車を乗り換える予定があり、リセールバリューを気にする人(節約額を遥かに上回る損失が待っています)

「スタイリッシュなシエンタに、商用車の経済性も欲しい」という気持ちは、私も車好きとしてすごく共感できます。しかし、シエンタでそれを実現するには、失うものが少し大きすぎるかもしれませんね。

この記事が、あなたの判断の一助になれば幸いです。最終的な決断は、ご自身のライフスタイルと価値観に照らし合わせて、慎重に行ってくださいね。

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