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シエンタ3列目の乗り方を徹底解説!大人の居住性や出し方のコツも

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コンパクトなボディサイズでありながら、いざという時に頼りになる「7人乗り」を実現しているトヨタ・シエンタ。しかし、実際に3列目シートを使おうとしたとき、「乗り方がわからなくて焦った」「出し方が複雑で手こずった」という経験を持つ方は少なくありません。

ドアを開けても目の前には2列目シートが立ちはだかり、どこから入ればいいのか迷ってしまいますよね。

また、やっとの思いでシートを出したのはいいけれど、今度は収納ができずに「斜めに入らない!」と汗だくになったり、チャイルドシートを付けているとそもそも3列目に行けないという構造上の落とし穴に直面したりすることもあります。

私自身も初めてシエンタに触れた際、片方だけ畳む運用や狭い空間での足の置き場など、知れば納得ですが知らないと困るポイントの多さに驚きました。

この記事では、シエンタの3列目を使いこなすための手順やコツ、そして大人が乗る場合の実用性について、徹底的に深掘りして解説していきます。

記事のポイント

  • シエンタの3列目へスムーズに乗り込むための2列目シート操作手順と安全確保
  • 新型と旧型で微妙に異なるシートの出し方や、収納時に必須となる「斜め押し込み」の極意
  • チャイルドシート装着時に3列目が物理的に使えなくなる「構造上の罠」と具体的な回避策
  • 大人が3列目に乗車する際のリアルな居住性評価と、快適に過ごすための便利グッズ活用法

シエンタの3列目への乗り方完全ガイド

シエンタの3列目シートは、大型ミニバンのように「常にそこにある座席」ではなく、普段は床下に隠れている「秘密基地」のような存在です。

そのため、乗り込むためには2列目シートを特定の動作で動かす「儀式」が必要になります。この操作は慣れてしまえば数秒で終わるものですが、手順を間違えるとシートが動かなかったり、最悪の場合は故障の原因になったりもします。

ここでは、初めての方でも迷わずに実践できる基本的な乗り方から、同乗者を待たせずにスマートに乗降をサポートするテクニックまでを詳しく解説していきます。

2列目を操作する基本の乗り方手順

シエンタの3列目へアクセスするためには、2列目シートを折りたたんで前方に跳ね上げる「タンブル」という操作が不可欠です。

ノアやヴォクシー、あるいはライバル車のフリード(6人乗り)のように座席の間に通路(ウォークスルー)が存在しないシエンタでは、このタンブル操作が唯一の入り口を作る方法となります。

まず大前提として、安全のためにスライドドアが「全開」になってロックされるまで待ちましょう。電動スライドドアが動いている最中にシート操作を始めると、予期せぬ接触事故につながる恐れがあります。

ドアが完全に止まったことを確認してから、以下のステップに進んでください。

スムーズに乗るための完全3ステップ

  • 2列目を一番前へスライド(最重要):これが多くの人が忘れがちで、かつ最も重要な下準備です。シートが後ろ(荷室側)にスライドした状態でタンブル操作を行おうとすると、跳ね上がったシートが運転席や助手席の背もたれに激突したり、回転軌跡が確保できずにロックが外れなかったりします。レバーを操作する前に、必ず座席下のスライドレバーを引いて、「ガチャン」と当たるまで最前端へスライドさせてください。
  • タンブルレバーを操作:シートの肩口(または側面)にあるタンブルレバーを引きます。すると、背もたれが前方にパタンと倒れると同時に、床面のロックが外れて座席全体が前方へ跳ね上がります。この一連の動きはバネの力で自動的に行われます。
  • 乗り込みと足場の確保:2列目が跳ね上がってできたスペースから、3列目へと足を踏み入れます。この時、足元にはシートを固定するための金具(ストライカー)が露出していますので、つまづかないように注意して足を運びましょう。

この手順さえ守れば、強い力を使わずに女性でも簡単に乗り込み口を作ることができます。逆に言えば、2列目を動かさずにバックドアから乗り込んだり、隙間を無理やり通ったりすることは物理的に不可能ですし、非常に危険ですので絶対にやめましょう。

正しい手順をマスターすることが、シエンタライフを楽しむ第一歩です。

新型・旧型それぞれの出し方を比較

新旧シエンタの3列目シート格納方法の比較。左は旧型でシートを床下に格納、右は新型でシートを背面に立てかけている様子。

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シエンタは世代によってシートの操作感や手順、そして乗り込みやすさに若干の違いがあります。

特にこれから中古車を購入して3列目を活用しようと考えている方や、レンタカーや代車などで違う型式に乗る機会がある場合は、その特性の違いを理解しておくことが大切です。

「出し方」と一口に言っても、現行モデル(10系)と先代モデル(170系)では、ユーザーに伝わってくるフィーリングが異なります。

先代型(170系:2015年〜2022年)の特徴

先代シエンタは「ワンタッチ・タンブル」を大きなセールスポイントにしていました。レバーを引くだけで、まるで魔法のように軽い力でクルンとシートが回転して畳まれます。

この機構のおかげで、非力な方でもストレスなく操作が可能です。また、タンブル時に出現する乗り込み口の幅は約495mm確保されており、一般的な成人男性の肩幅(約45cm前後)よりも広いため、体を無理に斜めにしなくても自然な姿勢で通り抜けられる設計になっています。

現行型(10系:2022年〜)の特徴

現行型も基本操作は同じですが、シートの剛性が上がりクッションも厚くなった分、シート自体の重量が増しています。その重さを相殺するために強力なスプリングが採用されており、跳ね上げの動作にかなり勢いがあるのが特徴です。

レバーを操作する際は、顔や体をシートに近づけすぎないよう注意してください。バネの力で「バン!」と跳ね上がるため、小さいお子さんが近くにいる時は、大人が体を張ってガードするなどの配慮が必要です。

項目現行型(10系)先代型(170系)
操作の勢いかなり強い(注意が必要)軽快でスムーズ
乗り込み口の高さ330mm(低床設計)330mm(低床設計)
室内高(天井)1,300mm(+20mmUP)1,280mm

また、3列目を床下から引き出す際の手順も確認しておきましょう。基本的には、2列目を跳ね上げた状態で、床下の格納スペースに見えているプルストラップ(紐)を引き上げます。

そのまま手前にグイッと起こし、背もたれを立てて左右のロックを掛けます。ここでしっかり「カチッ」と音がするまで起こすことが重要です。

ロックが不完全だと、座った瞬間にシートが後ろに倒れてしまい、怪我をする可能性があります。特に現行型はシートがしっかりしている分、起こすのに少しコツがいりますので、紐を引く手とシートを支える手でしっかりと操作を行いましょう。

コツを押さえたスムーズな収納方法

新型シエンタの3列目シートが、2列目シート下に回転しながら格納される「ダイブイン」操作の途中経過。

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「出すのは簡単だけど、しまうのがパズルみたいで難しい」「何度やっても2列目が戻らない!」というのがシエンタユーザーの"あるある"です。

シエンタの3列目は「ダイブイン格納」といって、2列目シートの下にあるデッドスペースに薄く畳んで潜り込ませるという、トヨタ独自の非常に特殊な構造をしています。

この機構のおかげで広大なラゲッジスペースが生まれるわけですが、収納操作には一つだけ絶対的なコツがあります。それは、「真下ではなく、斜め前」を意識することです。

収納時の合言葉は「スライドイン」

シートを畳んで床に押し込む際、ただ上から体重をかけてグイグイ押しても入りません。シート全体を少し持ち上げるようにして、2列目の下の空間へ向かって「斜め前方へ滑り込ませる(スライドインさせる)」ように押し込むのが正解です。

具体的な手順を間違えると、格納がうまくいきません。以下の手順をマスターしてください。

  1. 2列目の退避:まず2列目をタンブルさせて、格納スペースを空けます。
  2. ヘッドレストの格納:3列目のヘッドレストを一番下まで下げるか、前方に倒します(モデルにより異なります)。
  3. 背もたれの前倒し:肩口のレバーを引き、背もたれを座面側にペタンと倒します。
  4. ロック解除と押し込み(最難関):足元のロック解除ストラップ(またはレバー)を操作し、ロックを外します。そして、シート全体を斜め前方(運転席方向)に向かって送り込むように押し込みます。この時、シートが水平にスライドしていく感覚があれば成功です。
  5. フラット化の確認:シート背面がフロアと同じ高さになり、平らになっているか確認します。少しでも浮いていると失敗です。
  6. 2列目の復帰:最後に2列目を戻して、3列目の上に被せます。

もし2列目を戻そうとしたときに「ガツン」と何かに当たってロックがかからない、あるいは座面が浮いてしまうという場合は、3列目の押し込みが甘く、収納位置が定まっていない可能性が高いです。

その場合は無理に2列目を押さえつけず、もう一度2列目を上げて、3列目をグッと奥まで(斜め前へ)押し込んでみてください。この「斜め押し」の感覚さえ掴めば、誰でも数秒で格納できるようになります。

乗り降りを助けるアシストグリップ活用

シエンタの3列目への入り口は、一般的なヒンジドアよりも狭く、さらに後輪のタイヤハウスを避けるために足元のフロア形状が少し複雑になっています。

若くて健康な大人なら問題ありませんが、足腰に不安のある高齢者の方や、体の小さな子供が乗り降りする場合は転倒のリスクがあります。ここで頼りになるのが、Cピラー(スライドドアの後ろ側の柱)付近に設置された「乗降用アシストグリップ(手すり)」です。

シエンタのアシストグリップは、単なる飾りではありません。トヨタのユニバーサルデザインの思想に基づき、子供なら低い位置を、大人なら高い位置を自然に掴めるように、上下に長い形状のデザインが採用されています。

このグリップがあるかないかで、乗降時の安心感が全く違います。

安全な乗り込み方のテクニック

  • まず、片足を車内のステップ(またはフロアの平らな部分)に乗せます。シエンタの乗り込み口高さは約330mm(出典:トヨタ自動車『シエンタ 主要諸元表』)と低く設計されていますが、それでも地面よりは段差があります。
  • 次に、このアシストグリップを両手、または片手でしっかり握ります。これを体の「支点」にします。
  • グリップを軸にして、くるりと体を回転させるようにして奥の座席へ腰を移動させます。

何も掴まずに乗ろうとすると、狭い通路でバランスを崩しやすく、思わず2列目の金具などに手をついて怪我をする原因にもなります。

特に雨の日などは靴が濡れて滑りやすくなっていますので、ドライバーの方は同乗者に対して「手すりをしっかり握って乗ってね」と声をかけてあげてください。この一言があるだけで、事故のリスクは大幅に減ります。

スライドドアと2列目の連携ポイント

3列目への乗り降りは、スライドドアの開閉と2列目シートの跳ね上げ・復帰という複数の動作が絡み合う連携プレーです。ここで意外と見落としがちで、しかし最も危険なのが「足元の安全確認」です。

3列目に乗った人が無事に着席した後、構造上、中に乗った人が自分で跳ね上がった2列目シートを引き戻すことは非常に困難です(手が届きにくく、力も入りません)。

そのため、基本的には外にいる人(ドライバーなど)が2列目シートを「バタン」と元の位置に戻し、床にロックさせる作業を行うことになります。この瞬間が、最も事故が起きやすいタイミングです。

「足引いてね!」の声かけを忘れずに

2列目を下ろす前に、必ず3列目の人に「シート戻すから足を引いて!」と明確に伝えましょう。特に元気な子供が乗っている場合、開放感から足を前に投げ出していたり、2列目の座席下にある金具付近に足を置いていたりすることがよくあります。

もし足が伸びた状態で2列目を勢いよく戻してしまうと、シートの重みとロック機構の強力な力で足を挟んでしまい、骨折などの大怪我につながる危険性があります。

また、傾斜地で停車している場合、スライドドアが重力で勝手に閉まってくることは防止機構で防がれていますが、万が一の誤操作を防ぐためにも、ドアが完全に「全開ロック」されていることを目視確認してから2列目の操作を行う癖をつけましょう。

焦らず、声を掛け合いながら操作することが、シエンタを安全に使うための最大のポイントです。

シエンタ3列目の乗り方と居住性の実態

乗り方の手順はマスターできましたが、次に気になるのは「苦労して乗り込んだその席で、果たして快適に過ごせるのか?」という点ですよね。

「緊急用って聞くけど実際どうなの?」「大人は何分くらい耐えられるの?」といった疑問は、購入を検討する上で非常に重要です。

ここでは、実際に3列目シートに座った時の広さや、ファミリー層に必須のチャイルドシートとの相性、そして大人が乗る場合の限界点について、カタログスペックだけでは分からないリアルな実態を包み隠さずお伝えします。

3列目の足元や頭上空間は狭いのか

トヨタ・シエンタの3列目シートに座る日本人家族の様子。子供たちは笑顔で座っているが、大人は少し窮屈そうな表情をしている。コンパクトミニバンにおける3列目シートの実際の広さと利用シーンを示唆する。

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結論から正直に申し上げますと、大人が長時間乗るには「狭い」と言わざるを得ません。しかし、これは「乗れない」という意味ではなく、「子供や小柄な方であれば、意外と快適に過ごせる空間である」というポジティブな側面も持ち合わせています。

シエンタの3列目は、構造上、後輪のタイヤハウスや燃料タンク、サスペンションといった部品の上に位置しています。そのため、1列目や2列目に比べて床の位置が一段高くなっています(これを「キックアップ」と呼びます)。

一方で、天井の高さは限られているため、頭上のスペースを確保しようとすると、どうしても座面の高さを低く設定せざるを得ません。

その結果、大人が座ると太ももの裏が座面から浮いてしまい、膝がお腹に近い位置まで持ち上がる、いわゆる「体育座り」のような姿勢になりがちです。

居住性のリアルな感想と数値的感覚

  • 足元(ニールーム):2列目の人が気を利かせて少し前にスライドしてくれれば、足先を入れるスペースは確保できます。2列目下には足を入れるための窪み(フットスペース)が用意されています。
  • 頭上(ヘッドクリアランス):現行型(10系)は全高が先代比で+20mm高くなりました。この恩恵は大きく、身長170cm程度の私でも背筋を伸ばして頭が天井に触れることはありません。四角いボディ形状のおかげで、圧迫感は意外と少ないです。
  • 横幅(ショルダールーム):ここが一番のネックです。大人2人が並んで座ると、お互いの肩が触れ合う距離感になります。しかし、子供2人であればパーソナルスペースとして十分な広さです。

「狭い」というのはあくまでアルファードやノアといった大型・中型ミニバンと比較した場合の話です。

全長4.2メートルクラスのコンパクトなボディサイズの中に、しっかりとシートベルトを備えた安全な座席が存在していること自体が、実は驚異的なパッケージング技術なのです。

「普段は5人乗り、たまに7人乗り」という割り切りができるなら、この空間は非常に優秀です。

チャイルドシート利用時の重要課題

シエンタの3列目シートにチャイルドシートを設置している日本人親子。子供は笑顔でチャイルドシートに乗り込もうとしており、母親が優しくサポートしている。

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子育て世代のファミリー層にとって、最も深刻で、かつ購入前に絶対に知っておくべき問題がこれです。「2列目にチャイルドシートを付けると、3列目に行けなくなる」という構造上のデッドロック(行き詰まり)が発生します。

先ほど「乗り方」のセクションで解説した通り、シエンタで3列目に行く唯一のルートは「2列目のタンブル(跳ね上げ)」です。

しかし、2列目シートにチャイルドシート(特に金具でガッチリ固定するISOFIXタイプ)を装着してしまうと、シートと車体が連結されてしまうため、タンブル操作が物理的に不可能になります。

つまり、チャイルドシートが付いている席の後ろは「開かずの間」となり、入り口も出口も消滅してしまうのです。

レンタカーでも制限されることがあります

実際、ニッポンレンタカーなどの大手レンタカー会社の規定でも、「シエンタの2列目へのチャイルドシート設置は1台まで」と制限されているケースがあります。これは、もし2列目の左右両方にチャイルドシートを付けてしまうと、3列目への通路が完全になくなり、万が一の事故の際に3列目の乗員が脱出できなくなるリスクがあるためです。

もしあなたの家族構成が「チャイルドシートを2台装着した状態で、さらにおじいちゃんおばあちゃんも乗せて移動したい」というものであれば、残念ながらシエンタの3列目活用はかなり厳しいと言わざるを得ません。

その場合は、2列目がキャプテンシート(独立座席)になっていて中央に通路がある「ホンダ・フリード」や、一回り大きい「ノア・ヴォクシー」を検討する必要があります。

シエンタで3列目を活用するなら、「チャイルドシートは1台まで(もう一人はジュニアシートなどで対応)」か、「3列目は使わない」という運用が現実的です。

片方だけシートを展開する便利な使い方

シエンタの2列目シートをタンブル操作し、3列目への通路を確保する家族

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ここまで厳しい話もしましたが、シエンタにはそれを補って余りある柔軟性があります。3列目は必ずしも両側同時に使う必要はありません。

シエンタの3列目は5:5分割で左右独立して出し入れできるため、「片方だけ」出して6人乗り仕様にするのが、実は最も賢く、使い勝手の良い方法かもしれません。

例えば、「大人3人と子供2人」でキャンプや買い物に行くシーンを想像してください。3列目の片方だけを展開して子供1人(または小柄な大人)を乗せ、もう片方は床下に格納したままにしておきます。

そうすると、格納した部分の床はフラットなままですので、そこを広大な荷物置き場としてたっぷり使えます。

ベビーカーを畳まずに乗せたり、クーラーボックスや大量の買い物袋を載せたりするスペースを確保しつつ、定員も5人から6人に増やせるこの使い方は、日常使いで非常に重宝します。

また、片側だけ格納しておけば、バックドアから長い荷物(例えばカーペットや組み立て家具、釣り竿など)を縦に積むことも可能です。フレキシブルにレイアウトを瞬時に変えられる点は、ダイブイン格納を持つシエンタならではの大きな強みと言えるでしょう。

大人が乗車する際の限界と快適グッズ

「じゃあ大人は絶対に乗れないの?拷問なの?」というと、決してそうではありません。駅までの送迎や、近所のレストランへの移動、部活の遠征の送迎など、「片道1時間以内」の短距離移動であれば、大人でも十分に実用的です。

ただし、シートのクッションは床下への収納性を優先して薄めに作られているため、路面の凹凸を拾いやすく、長距離ドライブではお尻や腰が痛くなる可能性があります。

また、後席にはエアコンの吹き出し口がないため、夏場は暑くなりやすいという弱点もあります。そこでおすすめなのが、ちょっとした快適グッズによる工夫です。

  • 高機能シートクッション:純正の座面は薄いですが、市販の低反発クッションやゲルクッションを一枚敷くだけで、座り心地は劇的に改善します。3列目を使う時だけサッと敷けば良いので、邪魔にもなりません。
  • サーキュレーター・扇風機:シエンタの後席(特に3列目)は空気が滞留しやすく、前席との温度差が激しくなりがちです。現行型にはオプションで「天井サーキュレーター」がありますが、それがない場合でも、USB給電式の扇風機をヘッドレストに取り付けたりして空気を強制的に循環させることで、体感温度を数度下げることができます。

大人が乗る場合は、「あくまで補助席である」と割り切り、こまめに休憩を取って外の空気を吸うなどの配慮があれば、7人乗りとしての役割をしっかり果たしてくれます。過度な期待は禁物ですが、"乗れる"という事実は何にも代えがたい価値があります。

お得に乗るならSOMPOや中古車

ここまでシエンタの3列目について詳しく見てきましたが、「たまにしか使わない3列目のために、新車の高いシエンタを買うのは予算的に厳しい…」と感じる方もいるかもしれません。

特に子育て世代は出費がかさむ時期ですので、車の購入費用はできるだけ抑えたいのが本音でしょう。そんな時は、所有にこだわらない「賢い車の持ち方」を検討してみるのも一つの手です。

例えば、頭金0円で税金やメンテナンス費用などの維持費も月々の支払いにコミコミにできるカーリースなら、まとまった出費を抑えつつ、最新の安全装備がついたシエンタのある生活をすぐに始められます。

特に「SOMPOで乗ーる」なら、国産車だけでなく輸入車も含めた幅広い選択肢から選べますし、保険会社ならではの万が一の時の安心感も違います。「使う分だけ払う」というスタイルは、今の時代に非常にマッチしています。

また、とにかく初期費用を抑えたいなら中古車も狙い目です。記事内で触れたように、先代モデル(170系)でも3列目の使い勝手や「ワンタッチタンブル」の利便性は十分に優秀です。

デザインも依然として人気が高く、古さを感じさせません。「カーセンサー」などで検索すれば、全国の豊富な在庫から、走行距離や装備、そして価格のバランスが良い一台が見つかるはずです。

3列目の使用頻度と家計のバランスを考えて、新車だけでなくリースや中古車も含めたベストな選択をしてくださいね。

シエンタの3列目への乗り方まとめ

この記事の要点まとめ

  • 3列目に乗るには、まず「2列目を一番前にスライド」させてからタンブル操作を行うのが絶対の鉄則。
  • シートを床下に収納する時は、真下に落とすのではなく「斜め前(運転席方向)」にスライドさせるイメージで押し込むとうまくいく。
  • 2列目にチャイルドシートを2台設置すると、通路が完全に塞がれて3列目が使えなくなるので、座席配置には戦略が必要。
  • 大人が乗るとどうしても体育座りになりがちだが、クッション等の工夫次第で1時間程度の移動なら実用範囲内。
  • 必ずしも両側展開する必要はない。片方だけシートを展開すれば、人と荷物を両立できて日常使いに最強のレイアウトになる。

シエンタの3列目は、少しコツが必要な「乗り方」さえマスターしてしまえば、いざという時に家族や友人を乗せられる頼りになる素晴らしい装備です。

癖があるからこそ、それを使いこなせた時の「相棒感」もひとしおです。ぜひこの記事を参考に、シエンタのポテンシャルをフル活用して、快適なカーライフを送ってくださいね。

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