シエンタの購入を検討する時、特に7人乗りモデルだと「3列目シートの収納」ってどうなんだろう?と気になりますよね。
やり方は簡単なのかな?新型と旧型で違いはある?もし収納できないほど難しい手順だったらどうしよう…とか。それに、収納した後の荷室がどうなるのかも重要です。
ちゃんとフラットになるのか、それとも段差が残って車中泊には向かないのか。ライバルのフリードとの比較も気になるところです。
この記事では、そんなシエンタの3列目収納に関する疑問を、手順から収納後の使い勝手まで、詳しくチェックしていきますね。
記事のポイント
- 新型・旧型別の3列目シート収納手順
- 収納が難しいと感じる時のコツと注意点
- 収納後の荷室の広さやフラット性能の実態
- ライバル車(フリード)との荷室比較
シエンタ3列目収納の公式手順
まずは一番気になる「シエンタの3列目シート収納」の手順を見ていきましょう。新型(3代目・2022年~)と旧型(2代目・170系)では、実はちょっとだけ操作が違います。
特に新型は手順を間違えると「あれ?」となりがちなので、しっかり確認していきましょう。ここでは画像や流れをイメージしながらステップバイステップで確認しますね。
新型シエンタのやり方を解説

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現行モデルの新型シエンタ(3代目)の3列目シートは「ダイブイン機構」を採用しています(出典:トヨタ自動車公式サイト)。これは、3列目シートを2列目シートの下に物理的に潜り込ませる方式のことですね。
このプロセスは複数のステップが連動しており、正しい順序で実行することが極めて重要です。手順を誤ると、シート同士が物理的に干渉する可能性があります。
ステップ1:2列目シートの準備(最重要!)
まず、収納のキモですが、先に2列目シートを操作します。これが最大のポイントです。
- 2列目シートのロックを解除して、「一番前まで」スライドさせます。
- 次に、2列目シートの背もたれ肩口にあるレバーを引き、シート全体を前方に「タンブル」(跳ね上げ)させます。これで3列目シートが入るためのスペースを確保します。
ステップ2:3列目シートの格納(ダイブイン)
2列目の下にスペースができたら、いよいよ3列目シートの操作に移ります。
- 3列目シートの背もたれにあるレバー(左側 )を引き、背もたれを前方に倒します。
- 座面の裏(シート後方)にある紐(ストラップ)を見つけます。
- その紐を「斜め前へ」引きながら 、シート全体を前方に押し込みます。
- シートが回転しながら、先ほど空けた2列目シート下のスペースにスッキリと格納(ダイブイン)されます。
ステップ3:仕上げ
最後に、仕上げの確認です。
- 3列目シートが床下に完全に収まったことを確認します。
- 跳ね上げていた2列目シートを元の位置に戻せば、格納プロセスは完了です。
新型シエンタ収納のポイント
とにかく「先に2列目を跳ね上げること」 。これさえ守れば、あとは流れでスムーズにできるかなと思います。
新型シエンタは、購入だけでなく月々定額で新車に乗れるカーリースも人気です。検討中の方は選択肢の一つとしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
旧型シエンタの手順も紹介

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中古車市場でも人気の旧型シエンタ(2代目・170系)も、現行型と同じ「ダイブイン機構」を採用しています。基本的な考え方は同じですが、操作するノブ(レバー)の位置が少し違いますね。
ステップ1:2列目シートの準備
現行型と同様に、2列目シートを前方にタンブル(前転)させてスペースを作ります。
ステップ2:3列目シートの格納
ここが新型と少し異なる部分です。
- 3列目シートの「肩の位置にあるノブ」を引いて、背もたれを倒します。(新型は背もたれのレバーでしたね)
- シート後部にある紐を引き、ロックを解除します。
- シート全体を「軽く持ち上げながら」前方へと移動させ、床下に落とし込みます。
ステップ3:仕上げ
2列目シートを元に戻して完了です。
旧型は5:5の独立分割式
旧型モデルの大きな特徴は、3列目シートが5:5の独立分割式である点です。片側(右だけ・左だけ)を収納することも可能で、荷物の量や乗車人数に合わせて柔軟にアレンジできて便利そうですね。
旧型は中古車市場でもタマ数が豊富なので、価格や状態を比較しながら探しやすいのが魅力ですね。ご自身の使い方に合う一台を見つけてみてください。
収納できない?コツと注意点

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「シエンタの3列目シートがうまく収納できない!」という声も時々聞きますが、その原因のほとんどは「手順の間違い」にあるようです。
最大の原因:操作順序の間違い
特に新型シエンタでやりがちな失敗がこれです。
【最大の注意点】2列目を跳ね上げる「前」に、3列目シートを畳んでしまう
これをやってしまうと、3列目シートを床下に押し込むための物理的なスペースが足りず、シート同士が「ガツン!」と干渉してしまいます。「あれ?入らない?」と思ったら、慌てずに3列目シートを一度起こし、必ず2列目シートを先に跳ね上げるところからやり直してみてください。
その他のコツ
「手順通りなのにうまくいかない…」という時は、2列目シートのスライド位置を確認してみてください。2列目シートのスライドが「一番前まで」 行っていないと、スペースが足りずに干渉することもあるようです。
この順序さえ間違えなければ、基本的にはスムーズに収納できる設計になっていますよ。
復元のやり方と勢いの注意

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収納した3列目シートを元に戻す(復元する)作業も、慣れれば簡単です。ただし、一つだけ知っておくべき注意点があります。
復元(取り出し)の手順
復元は、基本的に収納時と逆の手順です。
- まず2列目シートを跳ね上げて、3列目シートが出てくるスペースを作ります。
- 床下に格納されている3列目シートの紐(ストラップ)を持ち、引き上げます。
- シートが所定の位置まで持ち上がったら、背もたれサイドのレバーを引きながら背もたれを起こし、ロックします。
- 最後に2列目シートを元に戻します。
【要注意】シートが飛び出す勢い
復元時に最も注意したいのが、シートが上がってくる時の勢いです。シートを引き上げる際、バネのアシスト(または反動)が効いていて、「かなり勢い強い」 状態でシートが「ガコン!」と上がってくることがあります。
初めて操作するときや、顔を近づけて作業していると、不意の勢いに驚くかもしれません。ストラップはしっかり握り、顔や体を近づけすぎず、少し離して操作するのが安全かなと思います。
操作は難しい?力は必要か
シエンタの3列目シート収納について、操作の難易度を「力」と「手順」の2つの側面からまとめてみますね。
1. 物理的な負荷(力の要否)
これについては、「軽い力で折り畳み可能」であり、「女性でも楽に操作ができる」というポジティブな評価が多いです。
シート自体が重くて持ち上がらない、というタイプの難しさはないと言えそうです。これは家族みんなで使うミニバンとしては大きなメリットですね。
2. 認知的負荷(手順の複雑さ)
一方で、操作には「手順を正しく記憶して実行する」という負荷が伴います。前述の通り、2列目と3列目の操作順序を間違えると「引っかかる」トラブルが発生します。
また、復元時にはシートが「かなり勢い強い」状態で飛び出してくる という、予測と異なる挙動も報告されています。
私の結論としては、「力は要らないけれど、正しい手順を覚える“慣れ”は少し必要」といったところでしょうか。一度覚えてしまえば、難しい操作ではないと思います。
ユーザーが「シエンタ3列目収納できない」と検索する背景には、この物理的な難しさよりも、手順の複雑さ(認知的負荷)による失敗体験があるのかもしれませんね。
シエンタ3列目収納後の荷室

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シートを無事に収納できたら、次に気になるのは「で、荷室はどうなるの?」という点ですよね。
収納性を追求したシエンタの「ダイブイン機構」ですが、それによって生まれたメリットと、正直ちょっと気になるデメリット(トレードオフ)があるんです。容量やフラット性能を詳しく見ていきましょう。
荷室の容量はどれくらい?
シエンタ7人乗り仕様の積載能力は、シートアレンジによって劇的に変化します。各モードでの容量を見てみましょう。
3列目シート使用時(7人フル乗車時)
7人フル乗車時の容量は約177Lです。荷室の奥行きも205mm~345mm程度 しかなく、実質的に「積載がほぼ不可能」 と言われるレベルです。日常の買い物カゴをいくつか置く程度に限られますね。
3列目シート収納時(5人乗車時)
この状態が、シエンタ7人乗りモデルの実用的な標準モードと言えそうです。荷室容量は400L超を確保。ベビーカーの積載も可能になり 、日常使いから旅行まで対応できる実用的なスペースが生まれます。
最大ラゲッジモード時(2・3列目収納時)
さらに2列目シートも折り畳んだ状態(フラットラゲージモード )では、容量は約1,818Lに達します。荷室長も最大1,525mm まで拡大し、大きな家具なども積載可能な最大容量となります。

3列目収納時のフラット性能
「シエンタ3列目収納」と検索する方が最も気にしている点の一つが、収納後の「フラット性能」だと思います。
結論:完全なフラットにはならない
いきなり結論から言うと、3列目シートのみを収納した状態(5人乗車時)では、荷室は「完全にフラットにはならない」ようです。
これにはいくつか明確な理由があります。
理由1:ユーザーレビューの指摘
シエンタのユーザビリティに関するレビューにおいて、「シートアレンジがフラットにならなくて車中泊に向かないのが唯一の欠点ですね」といった声が実際にあります。
理由2:公式情報の呼称
トヨタの公式サイトを見ても、3列目を収納した状態(5人乗車)を「サードシートアレンジモード」、2列目も同時に折りたたんだ状態(2人乗車)を「フラットラゲージモード」と呼び分けています。
この呼称の使い分け自体が、3列目のみの収納では「フラット」とは呼べない状態(=段差が残る)であることを示唆しています。
車中泊を妨げる段差とは?
なぜ3列目を収納してもフラットにならないのか?それは「ダイブイン機構」の物理的な仕組みにあります。
3列目シートは「2列目シートの下」に格納されます。そのため、ラゲッジスペースの床面自体は広がりますが、その前方には当然ながら「2列目シートの座面や背もたれ」がそのまま残ります。
この2列目シートの存在が、荷室の床面との間に物理的な段差を生じさせてしまうんですね。ラゲッジスペースの床から、2列目シートの座面へと続く「段」ができてしまうイメージです。
7人乗りモデルでの車中泊は困難
以上の理由から、7人乗りモデルで3列目のみを収納した状態での車中泊は、床の段差によりかなり工夫が必要、あるいは困難であると判断されます。もし車中泊をメインで考えている場合は、5人乗りモデル(ファンベース)の方が適しているかもしれませんね。
デメリットは狭い居住性
シエンタの「完璧な収納性(=3列目シートが消える)」は、実はある「犠牲」の上に成り立っています。それが、3列目シートそのものの居住性です。
3列目シートの居住性評価
3列目シートの快適性については、ネガティブな評価が目立ちます。
- ユーザー評価: 「狭い」「窮屈」といった声が支配的です。
- 具体的な欠点:
- 「足元のスペースに余裕がない」
- 「背もたれの高さが不十分」
- 「先代(旧型)シエンタと比較しても、足元のスペースは狭くなっている」
- 結論: 大柄な大人の長時間乗車には「不向き」。あくまで「小柄な人や子供なら問題ない」 レベルであり、補助的・緊急的な「5+2」シーターとして割り切る必要があります。
収納性との完全なトレードオフ
なぜここまで居住性が低いのかというと、それは「2列目シートの下」という極めて限られた空間に収まるため 。シート自体を物理的に極限まで小さく、薄く設計する必要があったんですね。
乗員の快適性を担保するクッションの厚み、背もたれの高さ、そして足元スペースのすべてが、あの見事な「収納性」とのトレードオフになったと言えそうです。
フリードとの荷室・床の高さ比較
3列目シートの収納を語る上で、最大のライバルであるホンダ「フリード」との比較は避けられません。
シエンタが「ダイブイン式(床下格納)」なのに対し、フリードは「跳ね上げ式(側面格納)」を採用しています。この方式の違いが、荷室の使い勝手に決定的な差を生んでいます。
最も大きな違いは「荷室のフロア高(地面から荷室の床までの高さ)」です。
- シエンタ(FF車): 505mm
- フリード: 335mm
なんと、シエンタはフリードより17cmもフロアが高い設計になっています。
ダイブイン機構の宿命的デメリット
シエンタの床が高いのは、ダイブイン機構の宿命です。3列目シートを床下に格納するための「空間」を確保する必要があるため、荷室の床(フロア)そのものを高く設計せざるを得ません。
その結果、荷室のフロアが高く開口部も狭くなり、「自転車などの積み下ろしをする際に不利に働く」と指摘されています 。重い荷物を持ち上げるのが大変、ということですね。
この設計思想の違いを、メリット・デメリットとして表にまとめてみますね。
| 比較項目 | シエンタ(ダイブイン式) | ホンダ・フリード(跳ね上げ式) |
| 収納方式 | 床下格納 | 側面格納 |
| 3列目居住性 | 狭い(足元・背もたれが不十分) | ゆとりがある |
| 荷室フロア高 | 505mm(高い) | 335mm(低い) |
| 積載容易性 | △ (床が高く力が必要) | ◎ (床が低く楽) |
| 荷室の横幅 | ◎ (シートがなくスッキリ) | △ (シートが側壁を圧迫) |
| 後方・斜め後方視界 | ◎ (シートがなくスッキリ) | △ (シートが窓を一部塞ぐ) |

シエンタ 3 列目 収納の総評
最後に、「シエンタ 3 列 目 収納」について、私なりの総評をまとめたいと思います。
1. 操作性について
「力は不要、ただし手順の習熟は必要」。手順さえ間違えなければ 、女性でも楽に操作できる のは大きなメリットです。ただし、復元時のシートが上がってくる勢い には、慣れるまで少し注意が必要ですね。
2. 収納後の荷室について
「横幅と視界は◎、ただし床は高く、完全フラットにはならない」。3列目シートが完全に消えるダイブイン機構は非常に魅力的ですが、その代償として荷室のフロア高が505mmと高くなっています。また、車中泊に使えるほどのフラットさも期待できません。
3. 3列目の居住性について
「割り切りが必要な緊急用スペース」。収納性を追求した結果、3列目シートは非常にコンパクト(狭い)です 。大人が長時間乗るためのシートではない、と認識しておくのが良さそうです。
シエンタは「3列目の快適性」や「床の低さ」をフリードに譲る 代わりに、「燃費」や「安全性能」、そして「収納時の荷室の横幅・視界スッキリ」というメリットを選んだ車なのかなと思います。
あくまで私個人の感想や調査に基づくまとめも含まれますので、数値や操作感に関する最終的な確認は、ぜひお近くのトヨタ販売店で試乗や実車確認をしてみてくださいね。あなたのカーライフに最適な一台が見つかることを願っています!