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シエンタ170系のフロントガラス サイズ、交換費用、ワイパー寸法

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シエンタ 170系(2015年7月~2022年8月)に乗っていて、ある日突然フロントガラスにキズが...なんてこと、ありますよね。私も経験がありますが、高速道路だと「パチッ!」という音と共に、本当に一瞬で気分が落ち込みます。

その時、まず気になるのが「シエンタ 170系 フロントガラス サイズ」というキーワード。でも、この「サイズ」って、実は検索する人の目的によって、まったく違う意味を持っているんですよね。

例えば、今まさに飛び石ができてしまった方が探している、修理(リペア)できるキズの寸法なのか、それとも残念ながら交換になってしまった場合の、ガラスの仕様(純正品番)や適合する型番のことなのか。

あるいは、梅雨の時期に備えてワイパーの替えゴムを探していたり、本格的な夏対策でサンシェードの適合寸法を探している方もいるかもしれません。

さらに、ガラス「交換」となると話は一気に複雑になります。シエンタ170系は、TSS(トヨタセーフティセンス)のカメラが付いているか、寒冷地仕様の熱線やぼかしはあるかで、交換費用がガラッと変わるんです。

特に「エーミング費用」という聞き慣れない言葉も気になりますし、高価なトヨタ純正品とリーズナブルな社外品で、いったいどれくらい相場が違うのかも知りたいところです。

型式NSP170Gなどの違いや2018年のマイナーチェンジで導入されたという「防曇ガラス」のこと、ドレスアップでフィルムを貼る場合の車検に通る基準など、オーナーが直面する疑問は尽きません。

この記事では、私がそんなオーナーの立場になって徹底的に調べた結果を、「シエンタ170系のフロントガラスサイズ」に関するあらゆる疑問に答える完全ガイドとして、まとめて分かりやすく解説していきますね。

記事のポイント

  • 修理できるキズの寸法(500円玉)と交換の明確な基準
  • 純正品と社外品の交換費用、そして高額になりがちな「エーミング代」の詳細な内訳
  • TSS、熱線、ぼかしなど複雑なガラス仕様と純正品番の関係
  • ワイパーやサンシェードの正しい適合寸法

シエンタ170系のフロントガラスのサイズと交換費用

まずは、オーナーにとって一番切実な「修理」と「交換」に関する費用や仕様についてです。ここはシエンタの維持費に直結する、一番お金に関わる部分なので、しっかり掘り下げて見ていきましょう。

知っていると知らないとでは、万単位で出費が変わる可能性も十分にありますよ。

飛び石修理で済むキズの寸法

自動車のフロントガラスにできた飛び石によるひび割れと、その横に置かれた500円玉。修理業者がリペア作業をしている。

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高速道路などで前を走るトラックから「パチッ!」と音がして、フロントガラスに見覚えのないキズが...。これは本当にショックですよね。心臓に悪いですし、視界に入るたびに「あぁ...」とため息が出ます。

そんな時、まず確認したいのが、そのキズが修理(リペア)で済むのか、それとも高額なガラス交換になってしまうのか、という運命の分かれ道です。

私が調べた限り、多くの自動車ガラス専門業者さんでは、「500円玉サイズ(直径約2.5cm)未満」 であるかどうかが、リペアできるかどうかの大きな目安とされています。

このサイズ内であれば、「ウインドリペア」という技術で対応できる可能性が高いです。これは、キズの部分に特殊な樹脂(レジン)を注入し、紫外線などを当てて硬化させる修理方法ですね。

これにより、キズがそれ以上広がるのを防ぎ、車検にも通るレベルに修復できるわけです。

ちなみに、このリペアの費用相場は、だいたい1箇所11,000円(税込み)くらいが一般的のようですね。後述する「交換」が安くても5万円以上、高ければ19万円を超えることを考えると、この金額で済むなら、まさに「不幸中の幸い」と言えるかなと思います。

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ただし、500円玉サイズ未満でも「やった、リペアで済む!」と油断は禁物です。以下のような場合は「リペア不可」と判断され、ガラス全体の交換を推奨されることが多いですね。

リペア不可!交換が必要になるケース

  • キズのサイズが直径2.5cmを明らかに超えている
  • キズがガラスのフチ(端)に近すぎる位置にある(例:上部から4cm、左右から4cm、下部から8cm以内など)。フチに近い部分は走行中の振動や圧力が集中しやすく、リペアしても強度が保てず、結局割れが広がるリスクが高いためです。
  • TSS(自動ブレーキ)のカメラの視界を遮る場所にある。リペアで注入する樹脂は、ガラスとは屈折率が異なるため、わずかな「歪み」が生じます。これがTSSカメラの認識を誤らせ、誤作動を引き起こす危険性があるため、カメラ前はリペア不可とされることが多いです。
  • キズが深すぎる、または複雑な割れ方(線状に長く伸びているなど)をしている。

キズを見つけたら、「このくらいなら大丈夫か」と放置するのが一番危険です。特に気温差の激しい時期(冬場のデフロスター使用時など)や、走行中の振動で、キズはあっという間に「ピシッ!」と広がってしまいます。

リペアで済むうちに、できるだけ早く専門業者さんに相談して、リペア可能かどうかの判断を仰ぐのが一番安心かなと思います。

交換費用の相場、純正と社外品

残念ながら「あー、これは交換ですね」と宣告された場合、気になるのはやっぱり費用ですよね。シエンタ170系の場合、これが選ぶガラスによって結構「ピンキリ」なんです。

まず、選ぶガラスの種類によって価格が大きく変わります。大きく分けて「トヨタ純正品」と、それ以外の「社外品」ですね。

1. トヨタ純正品

ディーラーさんで交換する場合の基本となる選択肢です。新車時とまったく同じ品質で、ガラスの隅に「TOYOTA」の刻印が入っており、安心感は抜群です。

ただ、価格はどうしても高めになります。ある専門業者さんの価格目安だと、カメラ無しモデルで約69,300円~、カメラ付きモデルだと約83,600円~といった情報がありました。

2. 社外品(国産・輸入)

FUYAO(フヤオ)や日本板硝子(NSG)といった、自動車メーカー(トヨタ)以外が製造するガラスのことです。もちろん、日本のJIS規格に適合した車検対応品なので、品質や安全性に問題があるわけではありません。

ディーラー以外(自動車ガラス専門店や整備工場)での交換では、こちらを勧められることも多いですね。

最大の魅力は、やはり価格。同じ専門業者さんの価格目安でも、輸入社外品なら52,800円~、国産社外品なら55,000円~となっています。

さらに、中には純正品よりもUV(紫外線)カットやIR(赤外線)カット性能を高めた「高機能断熱ガラス」といった製品もあり、これが38,500円~といったケースもあるようです。

夏場のジリジリ感を抑えたい方には、純正品より安くて高性能、という魅力的な選択肢になるかもしれません。

シエンタ170系 ガラス交換費用(工賃込)の比較目安

ある専門業者の価格を例に、どれくらい価格差があるのかを表にまとめてみますね。(※あくまで一例です。また、TSS搭載車は後述の「エーミング費用」が別途必要か、総額を必ず確認してください。

ガラスの種類費用目安(税込み)特徴
トヨタ純正品(カメラ付)83,600円~ディーラー標準。安心感は抜群。
トヨタ純正品(カメラ無)69,300円~TSS非搭載車の純正品。
社外品(国産)55,000円~JIS規格適合。純正より安価。
社外品(輸入)52,800円~JIS規格適合。最も安価な傾向。
社外品(高機能・断熱)38,500円~UV/IRカット性能が高いタイプ。

(出典:複数の専門業者の公開価格を基に作成)

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単純に純正品(カメラ無)と輸入社外品を比べると、16,500円以上の価格差が出ることも。これは悩みどころですよね。

ただし、何度も言うようですが、これらの価格はあくまで「ガラス代+交換工賃」の目安です。特にTSS搭載車の場合、ここに「ある隠れた費用」が乗ってくるので、絶対に注意が必要です。

TSSカメラ付とエーミング費用

シエンタ170系の車内から見たエーミング作業。ルームミラー越しに整備士がターゲットボードを調整している様子。

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ここが、現代のシエンタ170系オーナーにとって最も重要な知識かもしれません。私も調べるまで、この作業の重要性を完全に見落としていました。

ご自身のシエンタのルームミラーのあたりに、「Toyota Safety Sense (TSS)」用のカメラが搭載されているか、まずは確認してみてください。多くの170系に搭載されているはずです。

もしTSS搭載車のフロントガラスを交換した場合、「エーミング」という作業が、法律的にも技術的にも必須になります。

エーミングって何? なぜ必須なの?

エーミング(Aiming)とは、日本語で言うと「照準調整」や「校正作業」のこと。新しく取り付けたガラスに対して、TSSのカメラが「ちゃんとまっすぐ前を見て、車線や障害物を正しく認識できるか」を調整し直す、非常に精密な作業です。

なぜこれが必要かというと、フロントガラスは、ただの「窓」であると同時に、TSSのカメラを車体に固定するための「精密な土台」の役割も担っているからなんです。

ガラスを交換するということは、この土台ごと入れ替えること。たとえ熟練の技術者が作業しても、カメラの取り付け角度がコンマ数ミリ、あるいはそれ以下のミクロン単位でズレてしまいます。

このわずかなズレを補正(エーミング)しないまま走行すると...もうお分かりですよね。TSSが車線を正しく認識できなかったり、前方の障害物への自動ブレーキが誤作動したり、逆に必要な時に作動しなかったり...。これはもう、安全に関わる重大な問題に直結します。

この作業は非常に重要性が高いため、国からも「特定整備」として認証された工場でなければ実施できない、専門的な整備作業に位置付けられています。

要注意!エーミング費用の「総額」トラップ

このエーミング作業、当然ながら「タダ」ではありません。専門の知識と設備(ターゲットと呼ばれる的のようなものや、専用のスキャンツール)が必要なため、別途費用がかかります。

作業を単体で依頼した場合の費用相場は、業者さんによって7,000円~25,000円程度と幅があるようですが、問題は「ガラス交換費用に含まれているか、いないか」です。

例えば、先ほどの「トヨタ純正(カメラ付)83,600円~」という見積もり。これ、すごく安く見えますよね。でも、この価格にエーミング費用が含まれていない可能性が指摘されています(明記されていない)。

一方で、ディーラーや国の認証を受けた「特定整備認証工場」などの実際の交換事例を見ると、エーミング費用込みの総額で182,039円や、なんと195,393円かかったという請求明細が公開されています。

同じシエンタの交換なのに8万円台と19万円台...。この10万円以上の恐ろしい価格差こそが、エーミング費用が「含まれているか(総額表示か)」「含まれていないか(後で別途請求されるか)」の違いである可能性が非常に高いです。

見積もりを取る際は、提示された金額の安さだけに飛びつかず、必ず「TSSのエーミング作業費を含んだコミコミの総額ですか?」と、納得がいくまで確認することを強くおすすめします。安全をお金で妥協するわけにはいきませんからね。

純正品番の調べ方

さて、いざ交換するガラスを特定するために必要なのが「純正品番」です。これは、ガラスの仕様を特定するための「型番」や「部品番号」のようなものですね。

ですが、ここで朗報(?)です。私たちオーナーが、交換のために「ガラスの縦横の寸法」をメジャーで測って調べる必要は一切ありません(これは後ほど詳しく解説します)。

最も確実で簡単な方法は、車検証を持ってディーラーや自動車ガラス専門店に問い合わせることです。これが鉄則ですね。

車検証に記載されている、以下の情報を伝えれば、プロが専用のデータベースを照会し、あなたのシエンタに「ドンピシャ」で適合するガラスの純正品番を、正確に割り出してくれます。

  • 車台番号
  • 型式指定番号(5桁の数字)
  • 類別区分番号(4桁の数字)

なぜこんな面倒な確認が必要かというと、シエンタ170系は、同じ型式でも年式やグレード、オプション装備によって、ガラスの仕様が本当に細かく分かれているからです。自分で「多分これだろう」と判断するのは、ほぼ不可能と言っていいレベルだと思います。

熱線やぼかしの仕様と価格

シエンタのフロントガラス下部にデアイサーの熱線をイメージしたラインがあり、整備士がテスターで点検している。

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その「純正品番」を複雑にしている主な要因が、TSSカメラの有無に加えて、この「仕様」の違いです。シエンタ170系の場合、大きく分けて以下の2つがあります。

1. 熱線(デアイサー)の有無

これは主に「寒冷地仕様車」 などに標準装備されていることが多い機能です。

フロントガラスの下端、ちょうどワイパーが停止する位置あたりに、リアガラスの熱線のようなオレンジ色の線が組み込まれているのを見たことがありませんか?

これが「ワイパーデアイサー」と呼ばれるもので、冬場にワイパーブレードとガラス面がガチガチに凍り付いてしまうのを、熱で溶かしてくれるという、雪国では神様のような機能です。

当然ながら、この熱線が「ある」ガラスと「ない」ガラスでは、部品もカプラーも異なるため、品番と価格が変わってきます。

2. ぼかし(シェード)の有無

これは比較的わかりやすい違いですね。ガラス上部に、日差しを和らげるための色の付いた帯(グラデーション)があるかどうかの違いです。

「ぼかし無し」のクリアなタイプと、「ブルーぼかし」などのシェード付きタイプがあり、これも品番や価格、そして見た目の印象に影響します。

社外品でも仕様は細かく選べる(一例)

こうした仕様の違いは、純正品だけでなく社外品ガラス(例えばFUYAO製など)でも細かく対応製品がラインナップされています。シエンタ170系がいかに多様な仕様を持っているかが分かりますね。

仕様(社外品の一例)対応する参考純正品番参考価格(部品代・税込み)
CAM(カメラ)あり / 熱線なし / ぼかし無し56101-52E80約31,300円
CAM(カメラ)あり / 熱線あり / ぼかし無し56101-52E90 22 / 56101-52A00約36,200円~37,200円
CAM(カメラ)あり / 熱線あり / 青ぼかし56101-52M70約26,070円 (※)
(参考)CAMあり / 熱線なし / 青ぼかし56101-52A80(情報なし)

(※上記はあくまで調査時点での一例であり、価格や適合は常に変動します。また、品番56101-52M70の価格が他より安い理由は不明です。正確な情報は必ず専門業者にご確認ください。)

交換費用を問い合わせる際は、ご自身の車の「TSSカメラ」「熱線」「ぼかし」の3つの仕様を(車検証の情報と合わせて)正確に伝えることが、正しい見積もりへの必須条件ですね。

2018年マイナーチェンジと防曇

シエンタ170系は、ご存知の通り2018年9月にマイナーチェンジ(いわゆる後期型)を行っています。この時、デザインの変更だけでなく、ガラスにも重要なアップデートがありました。

このマイナーチェンジ以降のTSS(トヨタセーフティセンス)搭載車に、ちょっと特別なガラスが採用されたのをご存知でしたか?

それが、日本板硝子(NSG)という大手ガラスメーカーが開発した「防曇機能付ガラス」です。

これは、名前の通り「曇りを防ぐ」ガラスなんですが、すごいのはその仕組み。フロントガラスの「内側」、ちょうどTSSのカメラがある部分に、特殊な有機無機ハイブリッドコーティングが施されているんです。

これにより、冬場や梅雨時など、車内と外気の温度差で結露が発生し、ガラスが曇りやすい環境でも、TSSの「目」であるカメラ前(のガラス内側)だけは曇りにくくなるというスグレモノ。

TSSが「曇ってて前が見えません」と機能を停止してしまうことを防ぎ、いつでも安定して作動できるようサポートするための、重要な機能部品なんですね。

もし2018年9月以降の後期型TSS搭載車にお乗りの場合、この点も注意が必要です。安価な社外品の中には、こうした「防曇フィルムはついていません」と明記されているものもあります。その場合、悪天候時におけるTSSの作動安定性に、新車時との差が出る可能性も...?

TSSの性能を新車時と同様に維持したい、という方は、この「防曇機能」の有無も、交換ガラスを選ぶ上での一つの検討材料になるかなと思います。

シエンタ170系フロントガラスのサイズと適合品

ここからは、ガラッと視点を変えて、修理や交換とは別の「サイズ」についてです。それは、ワイパーやサンシェードといった、フロントガラスに装着するアクセサリー類の「適合寸法」。

こちらも「170系」というだけではNGな場合があるので、しっかり確認していきましょう。日常の快適性に関わる部分ですね。

ワイパーの適合寸法(mm)

ワイパーゴムは、雨の日の視界を確保する、安全運転のために非常に重要なパーツです。ですが、ゴム製なので必ず劣化する消耗品ですよね。

いざカー用品店やネットショップで替えゴムを買おうとしたものの、「あれ、シエンタの運転席側って何ミリだっけ?」と困ること、ありますよね。

シエンタ 170系(型式NCP175G, NHP170G, NSP170G, NSP172Gなど)のワイパー適合サイズ(長さ)は、以下のようになっていることが一般的です。

シエンタ170系 ワイパー適合サイズ (目安)

  • 運転席側 (右): 650mm
  • 助手席側 (左): 350mm
  • リアワイパー: 300mm

この3つの数字をスマホにメモしておけば、替えゴム選びもスムーズですね。運転席側が650mmと長めなのが特徴です。

ただし、注意点として、年式やグレードによって異なる可能性もゼロではありませんし、ワイパーブレード(骨組み)ごと社外品に交換している場合は、ゴムの「幅」(例:8.6mm)や「形状」(エアロワイパー用、トーナメント式用など)も確認が必要です。

購入時にはパッケージの適合表を再確認するのがベストですね。

おすすめサンシェードの選び方

夏場の駐車時の必需品、サンシェード。炎天下に駐車しておくと、車内はとんでもない暑さになりますし、ダッシュボードや内装が日焼けで劣化するのも防ぎたいですよね。これも「サイズ」が非常に重要です。

フロントガラスにピッタリ合わないと、隙間から強烈な日差しが差し込んでしまい、遮光効果や車内温度の上昇抑制効果が半減してしまいます。

シエンタ170系は、フロントガラスの形状が独特で、特にルームミラーの付け根や、TSSのカメラユニット部分が大きく張り出しているのが特徴です。

そのため、カー用品店でよく見る「Mサイズ」や「フリーサイズ」といった汎用品(フリーサイズ)だと、まず合いません。特にTSSユニットの部分が干渉してしまい、そこだけ浮いてしまったり、大きな隙間ができてしまったりする可能性が非常に高いです。

選ぶべきは、ただ一つ。「シエンタ170系 専用設計」と明記された製品です。

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専用設計品なら、ガラスの湾曲した形状はもちろん、あの複雑なミラーやカメラユニットの切り欠きも含めて、寸分違わずフィットするように作られています。これにより、遮光性を最大限に発揮してくれるわけです。

最近は「傘タイプ」も手軽で人気ですが、こちらも「170系対応」と書かれていても、本当にカメラユニット周りが干渉しないか、レビューなどをよく確認してから選ぶのが良いと思いますね。

車検に通るフィルムの基準

ドレスアップや、夏場の断熱性能のさらなる向上のために、フロントガラスにフィルムを貼りたい、という方もいるかもしれません。ゴーストフィルムなども流行っていますよね。

ここで絶対に、絶対に知っておかなければならないのが「車検の基準」です。これを知らないと、車検のたびに高いお金で貼ったフィルムを剥がす羽目になりかねません。

フロントガラス(および運転席・助手席のサイドガラス)は、「フィルムを貼った状態で、可視光線透過率が70%以上」ないと、保安基準不適合となり車検に通りません。

これは、法律で厳密に定められています(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示』第39条)。

「え、70%なら、ちょっと色の薄いフィルムなら大丈夫でしょ?」と思いがちですが、実はこれが大きな落とし穴。

近年の車(シエンタ 170系も含む)は、元のガラス自体がUVカットなどのため、すでに透過率が70~75%程度しかないことがほとんどなんです。つまり、保安基準の70%に対して、余裕がほとんどない状態なんですね。

そこに、たとえ「透明」と謳われる断熱フィルムを貼っただけでも、わずかに透過率が下がり、あっさり70%を下回ってしまう...というケースが頻発しています。

また、そもそもフロントガラスへの貼り付けが許されているのは、法律で定められた車検標章(検査標章)やETCアンテナ、ドライブレコーダーなどに限られます。

フィルム施工は、専用の測定器(ティントメーター)を持つ、信頼できる専門業者さんに「車検対応で」と明確に依頼するのが必須ですね。安易なDIYはリスクが高いかなと思います。

対象型式NSP170Gとは

部品やアクセサリーを探していると、「NSP170G」や「NHP170G」といった、アルファベットと数字の羅列(=型式)をよく目にしますよね。

これらは、シエンタ 170系(2代目シエンタ)の中での「パワートレイン」や「駆動方式」の違いを示しています。ざっくりと、以下のように分類されます。

シエンタ 170系の主な型式と違い

  • NSP170G: 1.5L ガソリンエンジン / 2WD(FF)モデル
  • NHP170G: 1.5L ハイブリッドシステム / 2WD(FF)モデル
  • NCP175G: 1.5L ガソリンエンジン / 4WD(四輪駆動)モデル
  • NSP172G: 1.5L ガソリンエンジン / 2WD(FF)(6人乗りモデルなど)

基本的にはどれも「170系」として共通のフロントガラスや部品が多いです。

ですが、例えば「NCP175G(4WD)」は、雪国での需要を見越して「寒冷地仕様」が標準であることが多く、その場合「熱線(デアイサー)付きガラス」が標準装備といった形で、標準装備されるガラスの「仕様」の違いに直結してきます。

やはり、交換部品を特定するには「型式」だけでなく、車検証の全情報(と現車の仕様確認)が重要になるわけですね。

カーセンサーでシエンタ170系の中古車相場をみる

ガラスの寸法(縦横)は必要か

さて、この記事の核心とも言える部分ですが、もうお分かりかと思います。

結論から言うと、オーナーが交換やアクセサリー購入のためにフロントガラスの「縦XXcm、横YYcm」といった物理的な寸法(実寸)を自分で測る必要は、まずありません。(サンシェード選びで大まかに測ることはあっても、それで部品は発注できません)

自動車のフロントガラスは、車種(この場合はシエンタ 170系)専用に作られた「型」で決まります。そして、同じ「型」の中でも、TSSや熱線などの「仕様」によって細かく部品が分かれています。

したがって、私たちが知るべき「サイズ」とは、物理的な寸法ではなく、以下の2種類なんです。

  1. 交換の場合: 「TSSの有無」「熱線の有無」「ぼかしの有無」といった『仕様』(=これを特定するのが純正品番)
  2. アクセサリーの場合: 「ワイパー650mm」や「170系専用サンシェード」といった『適合規格』

この違いが分かれば、「シエンタ170系のフロントガラスサイズ」と検索した時に、自分がどの情報を探すべきかが明確になるかなと思います。

シエンタ 170系 フロントガラス サイズ総括

最後に、「シエンタ170系のフロントガラスサイズ」というキーワードについて、私が調べた重要なポイントを、オーナーが取るべき行動として総括します。

「サイズ」検索 3つの結論と取るべき行動

  1. 【修理のサイズ (寸法)】
    飛び石キズは、まず「500円玉(2.5cm)未満」かどうかが、リペア(約 1.1万円)と交換(5万円~19万円超)の大きな分かれ目です。キズを見つけたら、広がらないうちにすぐ専門業者へ!
  2. 【交換のサイズ (仕様)】
    見積もり時は「TSS(カメラ)の有無」が最重要。TSS付は「エーミング費用」が必須で、総額が18万円を超えることも珍しくありません。純正品か安価な社外品か、そして「エーミング総額」での比較が必須です。
  3. 【適合サイズ (規格)】
    ワイパーは「運転席650mm / 助手席350mm」、リア300mmが基本。サンシェードはTSSユニットを避ける「170系専用設計品」を選びましょう。

フロントガラスのトラブルは、多くの場合、突然の高額出費になるので本当に焦りますよね。

特に交換が必要になった場合は、価格の安さだけで飛びつくと、後で「エーミング費用が別途かかります」と言われたり、安全機能に不安が残ったりするかもしれません。

複数の専門業者さん(できれば国の「特定整備認証」を持つ工場)から「エーミング費用を含んだ総額」で見積もりを取り、作業内容について納得のいく説明をしてくれるお店を選ぶことが、最終的な満足度と何より「安全」につながるカギになりそうです。

この記事の情報は、あくまで私が調査した時点での一般的な目安です。費用や適合、法律(保安基準)に関する正確な情報、および最終的な作業の依頼については、必ずお近くのディーラーや自動車ガラス専門店、信頼できる整備工場にご相談の上、ご自身の責任において判断を行ってくださいね。

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