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シエンタのテレビキャンセラー選びと新型の注意点

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新型シエンタに乗っていて、「走行中も同乗者がテレビを見られたらいいのに」と思う瞬間は多いですよね。

特に家族での長距離ドライブや渋滞中など、シエンタを第二のリビングのように快適にしたいというニーズは非常に高いかなと思います。

特に家族での移動では、3列目までフル活用して快適に過ごしたいですよね。リビングのような空間作りについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

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しかし、最近のトヨタ車、特に10系シエンタはナビの仕組みが以前とはガラリと変わっており、製品選びにはちょっとした知識が必要不可欠です。

以前のモデルのような感覚で適当な製品を選んでしまうと、ナビが動かなくなったり、最悪の場合は車両の安全システムに影響が出たりする可能性もあります。

この記事では、私が実際に調べた現行10系シエンタの最新事情や、2024年5月の一部改良による影響、そして多くの人が気になるオートバックスなどの持ち込み工賃まで、かなり深掘りして解説していきます。

後付けを検討している方にとって、デメリットやリスクも含めた判断材料になれば嬉しいです。

道路交通法などのルールもしっかり押さえつつ、失敗しない製品選びのコツを一緒に見ていきましょう。

最新の10系シエンタだけでなく、170系などの旧モデルとの違いも整理してお話ししますね。

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記事のポイント

  • シエンタの型式や年式ごとの適合性と失敗しない製品の見分け方
  • 2024年5月の改良モデルで変わった技術的ハードルと最新対策
  • ディーラーや量販店に依頼した場合のリアルな工賃相場
  • OBD検査や安全運転支援システムへの干渉リスクとその回避方法

シエンタのテレビキャンセラー選びと新型の注意点

トヨタの新型シエンタに適合する製品の見分け方

シエンタのテレビキャンセラー選びでまず重要なのは、自分のシエンタが「どの世代で、どのシステムを積んでいるか」を正確に把握することです。

現行の10系シエンタ(2022年8月〜)であれば、多くの方が「コネクティッドナビ」対応のディスプレイオーディオを選択されているかと思います。

このシステムは、標準の8インチモデルと、メーカーオプションの10.5インチ(ディスプレイオーディオPlus)の2種類が存在しますが、基本的にはどちらも同じ仕組みのキャンセラーが必要になります。

ただし、80系や170系といった以前のモデルとは内部の通信プロトコルが全く異なるため、流用は絶対にできません。

特に現行モデルにおいて注意したいのが、2024年5月に実施された一部改良です。

2024年5月改良後のシエンタは見た目が同じでも中身が異なるため、古い製品を使うとナビ故障の原因になるという警告。
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この改良後の車両(型式末尾が同じでも中身が別物!)は、システムのソフトウェアバージョンが刷新されており、以前の10系用キャンセラーを装着するとナビがフリーズしたり、エネルギーモニターの表示が狂ったりする不具合が報告されています。

製品を選ぶ際は、パッケージや商品説明に「令和6年5月以降対応」や、データシステムであれば「TTV443」のような最新品番であることが明記されているかを必ず確認しましょう。

適合表をチェックする際は、単に「シエンタ」という名前だけでなく、年式と型式を車検証と照らし合わせるのが一番確実な方法かなと思います。

また、製品には「切替スイッチタイプ」と「オートタイプ(スイッチなし)」があります。

純正の雰囲気を壊したくないなら、ステアリングスイッチで操作できるタイプがおすすめですし、操作の分かりやすさを重視するなら物理スイッチ付きが良いかもしれませんね。

いずれにせよ、新型シエンタは非常に精密な制御を行っているため、安すぎるノーブランド品よりは、信頼できる国内メーカー製を選ぶのが、後々のトラブルを防ぐ賢明な選択だと言えそうです。

テレビキャンセラーを検討する際、他の純正オプションや社外品との組み合わせで悩むことも多いはず。納車待ちの間や購入前に、こちらのオプションガイドもチェックしておきましょう。

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ディスプレイオーディオでテレビを見る仕組み

昔の車と新型シエンタ(走るコンピューター)の違い。配線を切るだけではなく、GPSや通信制御を正しく処理する製品が必要な理由。
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最近のシエンタに搭載されているディスプレイオーディオで、走行中にテレビ映像が消えてしまうのは、車両が「走行している」という信号を受け取っているからです。

具体的には、パーキングブレーキが解除され、さらにシフトが「D」レンジに入って車速信号(パルス)が送られてくると、ナビ側が安全のために映像出力をカットする制御を行っています。

テレビキャンセラーの役割は、この「車速信号」と「パーキング信号」をナビ側にだけ「停止中である」と認識させるように処理をすることにあります。

一昔前のナビであれば、特定の配線をアースに落とす(ボディアース)だけで解除できたこともありましたが、今のシエンタではそうはいきません。

車速信号を単にカットしてしまうと、ナビは「車が動いていない」と判断するため、GPSと連動した自車位置の更新が止まってしまいます。

その結果、地図上の車が動かなかったり、案内が明後日の方向を向いたりするわけです。

最新の10系シエンタ向けキャンセラーは、CAN通信(コントローラー・エリア・ネットワーク)と呼ばれる車両内の通信データをリアルタイムで解析・補正することで、自車位置を正しく保ちながらテレビの視聴制限だけを解除する高度な処理を行っています。

この仕組みを理解すると、なぜキャンセラーに「適合」が厳密に定められているのかが分かりますよね。

車両のコンピュータが送る信号の形式が少し変わるだけで、キャンセラー側がそれを正しく処理できなくなってしまうからです。

最新のディスプレイオーディオは常にインターネットに繋がっている「コネクティッドナビ」であるため、ソフトウェアのアップデートによって制御が後から変わることもあります。

こうした背景から、今の時代のテレビキャンセラーは、単なる「配線キット」ではなく、一種の「通信制御デバイス」と呼べるほど精密なものになっているんです。

2024年5月改良モデルに必要な最新の技術的要件

2024年(令和6年)5月にシエンタが一部改良を受けたことで、テレビキャンセラー界隈には激震が走りました(笑)。

それまでの10系シエンタで安定して動いていた製品が、改良後のモデルではことごとく不具合を起こすようになったからです。

これは、ディスプレイオーディオの内部ソフトウェアが「バージョン1891/1893」といった最新版にアップデートされたことが原因と言われています。

この最新バージョンでは、走行検知のアルゴリズムが強化されており、従来の擬似信号では車両側が「矛盾したデータがある」と検知してエラーを吐いてしまうんです。

改良後モデルに対応するためには、単に信号をバイパスするだけでなく、車両側の最新プログラムとケンカしないような「整合性」が求められます。

例えば、エンラージ商事の「Ver 3.0」やデータシステムの最新モデルでは、ドライブレコーダー連動機能や最新の安全運転支援機能(Toyota Safety Sense)への干渉を最小限に抑えるための新しいチップが搭載されています。

また、最新の要件として、テレビ視聴中であってもGPSを完全に活かし続け、トンネル内でも自車位置が正確に追従することが当たり前のように求められるようになっています。

さらに、改良後モデルでは、後述するOBD2ポートを介した車両診断に影響を与えないことも重要な技術要件の一つです。

粗悪な製品だと、走行中に車両が「車速センサー異常」などの特定DTC(故障コード)を内部メモリに記録してしまい、それが原因でチェックランプが点灯したり、後に車検で不合格になったりするリスクがあります。

これから2024年5月以降登録のシエンタにキャンセラーを付けようと考えている方は、必ず「最新ソフトウェア対応」かつ「LCA(レーンチェンジアシスト)等のエラー対策済み」であることを謳っている製品を選ぶようにしてくださいね。

これが今のシエンタにおける、絶対に譲れない技術的なチェックポイントかなと思います。

1.年式と型式の確認、2.最新ソフト対応、3.信頼できるメーカーの3つのポイントを解説。
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データシステム等主要ブランドのキャンセラー比較

シエンタのキャンセラー市場で圧倒的なシェアを誇るのが、老舗メーカーの「データシステム(Data System)」です。

彼らの製品「TV-KIT」シリーズは、全国のオートバックスやイエローハット、さらには一部のディーラーでも取り扱われているほどの信頼性があります。

シエンタ10系向けには、切り替えスイッチを後付けするタイプ(TTV443)のほか、純正ステアリングの音量ボタン等で操作できる「スマートタイプ(TTV443S)」などがラインナップされており、自分の好みに合わせて選べるのが強みですね。

迷ったらデータシステム、と言われるほど安定感は抜群です。

一方で、近年DIYユーザーから絶大な支持を集めているのが「エンラージ商事(Enlarge Corp)」です。

車種専用設計に非常にこだわっており、取り付け手順を丁寧に解説した動画がYouTubeなどに公開されているため、自分で作業したい人には心強い味方になります。

最新の「Ver 3.0」シリーズは、シエンタの一部改良後モデルへの対応も早く、OBD車検対策も徹底されているのが特徴です。

また、価格もデータシステムより若干抑えられていることが多く、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

操作もステアリングスイッチ連動が基本で、見た目もスマートです。

ブランド名主力品番/シリーズ操作方法の例おすすめのタイプ
データシステムTTV443 / TTV443S専用スイッチ または ステアリングボタン信頼性重視・店舗での取り付け希望
エンラージ商事TV&ナビキャンセラー Ver 3.0ステアリングスイッチ操作(音量-など)DIY派・コスパと最新機能を両立
ミエーテレ車種専用ビルトインタイプ空きスイッチホールに純正風スイッチを埋込内装デザインを完全に崩したくない人
信頼性No.1のデータシステムと、コスパ・多機能でDIY向きのエンラージ商事の比較スライド。
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他にも「ミエーテレ」などのブランドがあり、それぞれ操作性やスイッチのデザインに特徴があります。

データシステムは実店舗でのサポートが厚く、エンラージ商事は最新機能のアップデートが早い、といった具合に個性が分かれています。

自分が何を最優先するか(安心感か、価格か、DIYのしやすさか)を整理して選ぶのが一番かなと思います。

もちろん、購入前には最新の適合表を各社サイトでチェックするのを忘れないでくださいね。

走行中にナビ操作も行える便利なキャンセラーの機能

多くのテレビキャンセラーは、名前に「テレビ」と付いていますが、実際には「ナビキャンセラー」としての機能も併せ持っています。

これはつまり、走行中でも助手席の人が目的地設定を行ったり、周辺のガソリンスタンドを検索したりできるということです。

シエンタのようなファミリーカーでは、急なお子さんのリクエストで目的地を変えたり、休憩場所を探したりする場面がよくありますよね。

そんな時、運転者がわざわざ車を安全な場所に止めることなく、同乗者に操作を頼めるのは本当に助かります。

ただし、このナビ操作機能については一つ注意点があります。

製品によっては、ナビ操作モード(キャンセラーONの状態)にしている間、一時的にGPSの更新速度が遅くなったり、自車位置が多少ズレたりする場合があるんです。

最近の高性能な「CAN介入型」であればほとんど気にならないレベルになっていますが、安価な「車速信号カット型」の古いタイプの製品だと、操作が終わるまで地図が全く動かなくなることもあります。

目的地を設定したらキャンセラーをオフに戻す、といった操作が必要になる製品もあるので、そこは事前に確認しておきたいポイントですね。

最近のシエンタに多い「コネクティッドナビ」の場合、ルート案内中にテレビを映し続けながら、バックグラウンドでは正しくナビ案内を継続できる「案内継続機能」を持つタイプが主流になっています。

これなら、助手席の人がテレビを楽しんでいる間に、運転者はメーター内のマルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイ(設定があれば)で、曲がり角の指示を正しく受け取ることができます。

テレビも見たいけれどナビ案内も犠牲にしたくないという、欲張りな願いを叶えてくれるのが最新モデルの凄いところですね。

この便利さを一度知ってしまうと、もうキャンセラーなしの生活には戻れないかも……と思うほど、ドライブの質が向上するのは間違いありません。

テレビだけでなく、Fire TV Stickなどを繋いで動画サブスクを楽しみたい方にも、キャンセラーは必須アイテムですね

シエンタのテレビキャンセラー導入時の工賃やリスク

さて、実際に導入するとなると「どこで付けるか」「いくらかかるか」という現実的な問題が出てきます。

また、最近の車検制度の変更など、知っておかないと後で後悔するリスクについても詳しく触れておきますね。

オートバックスやディーラーでの取り付け工賃と注意点

テレビキャンセラーの取り付けをプロにお願いする場合、まず候補に挙がるのがオートバックスやイエローハットなどのカー用品店ですよね。

こうした店舗では、製品の購入とセットで取り付けを依頼するのが一般的です。10系シエンタの場合、工賃の相場はおよそ8,000円〜15,000円程度になることが多いかなと思います。

これに製品代(15,000円〜20,000円程度)が加算されるので、総額では2.5万円〜3.5万円くらいを予算として見ておくと安心です。

作業時間は車種によりますが、シエンタなら1時間前後で終わることが多いようです。

一方、トヨタのディーラーに依頼する場合は少し状況が異なります。

実は、ディーラーは法律やメーカーのコンプライアンスに非常に厳しいため、店舗によっては「走行中の視聴を可能にするデバイスの取り付けは一切お断り」という方針を貫いているところも少なくありません。

もし受けてくれたとしても、工賃は量販店より高い設定(15,000円〜25,000円程度)になることが多いです。

ただ、ディーラーで施工してもらう最大のメリットは、車両の純正保証との兼ね合いがスムーズになることです。

万が一、ナビ周りに不具合が出た際も「うちで付けたものですから」という安心感がありますね。

依頼先別のメリット・デメリットまとめ

  • 量販店(オートバックス等):製品とセットで安く施工可能。在庫があれば即日完了。持ち込みは工賃が2倍になることも。
  • ディーラー:施工の信頼性は一番。ただし断られる可能性あり&工賃は高め。純正保証を気にするならここ。
  • 電装専門店:非常に高い技術力で、純正風にきれいに仕上げてくれる。こだわりの強い人向け。

最近では「持ち込み取り付け」に対応してくれるショップも増えていますが、ネットで安く買った製品を持ち込む場合は、事前に「10系シエンタの2024年5月改良モデルだけど大丈夫か?」と電話で確認しておくことを強くおすすめします。

当日になって「これうちでは付けられません」となると悲しいですからね。最終的な判断や施工の可否については、必ず依頼する店舗の担当者に直接相談するようにしてください。

DIYでの取り付け手順とパネル取り外しのコツ

「工賃を浮かせて、浮いたお金で美味しいものでも食べたい!」という方は、DIYでの取り付けに挑戦してみるのもアリだと思います。

10系シエンタのインパネ周りは、実は比較的バラしやすい構造をしています。

必要な工具は、プラスドライバー、10mmのソケットレンチ(ナビ固定用)、そしてプラスチック製の内張り剥がし(ヘラ)くらいです。

DIYの最大の敵は「パネルの傷」と「クリップの破損」なので、ここさえ注意すれば難易度はそれほど高くありません。

まずは、ナビの周りをしっかりと養生テープや厚手の布で保護することから始めましょう。

10系シエンタの8インチモデルを装着している場合、まずナビを囲んでいるベゼル(枠)を右上から手前に引いて外します。

その後、助手席側まで繋がっている大きなメインパネルをバキバキ(笑)と外していきます。

オレンジ色のクリップが8箇所ほどで留まっているので、ヘラを差し込んで均等に力をかけるのがコツです。

パネルが外れたら、ナビを固定している4本のボルトを外し、ユニットを少し手前に引き出します。

この時、ボルトを車体奥に落とすと泣きを見るので、先端がマグネットになっている工具を使うか、ボルトに磁石を近づけながら慎重に緩めてくださいね。

背面のコネクタ(主に28ピンの特定のカプラー)を抜き、そこにキャンセラーのハーネスを「割り込ませる」形でカチッと接続すれば、配線作業は完了です。

あとは、外した逆の手順で戻すだけ。作業時間は慣れている人なら30分、初めての方でも1時間半もあれば終わるはずです。

ただし、無理に力を入れるとダッシュボードに深い傷が残ることもあるので、少しでも不安を感じたら無理をせずプロに頼るのが、一番の節約になることもありますよ。

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車検時のOBD検査への影響とエラー対策の重要性

粗悪な製品がエラーを溜め込みOBD検査で不合格になるリスクと、車検時に機能をOFFにできる製品選びの重要性。
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これからシエンタのキャンセラーを付けるにあたって、絶対に無視できないのが「車検」の問題です。

特に2024年10月から始まった新しい検査制度「OBD検査」は、我々オーナーにとっても大きな関心事ですよね。

従来の車検では、灯火類が点くか、ブレーキが効くかといった外観や動作の検査が主でしたが、これからは「車のコンピュータの中に故障の履歴(特定DTC)が残っていないか」を専用の端末でスキャンしてチェックするようになります。

シエンタ10系はこのOBD検査の対象車両にバッチリ含まれています。

ここで問題になるのが、一部のテレビキャンセラーです。

走行中に通信を遮断したり、データを不適切に改ざんしたりする製品を付けていると、車両側が「通信エラーが発生した!」と判断してしまい、目には見えない故障コードを内部に溜め込んでしまうことがあります。

そのまま検査を受けると「不合格」の判定が出てしまい、車検を通すために一度製品を外してエラーを消去し、再検査……という非常に面倒な事態になりかねません。

これを避けるためには、「OBD検査対応」を正式に謳っている最新世代のキャンセラーを選ぶことが非常に重要です。 (参照元:国土交通省「OBD検査とは?(ユーザー向け)」)

また、検査を受ける際は、キャンセラーを「ノーマルモード(純正状態)」に切り替えておくことが推奨されます。

多くの最新製品には、ステアリングスイッチの長押しなどで通信を完全に純正状態に戻す機能が付いています。

車検当日は朝一番に機能をオフにして、車側に余計な心配をさせないようにするのが、今の時代の賢い付き合い方かなと思います。

正確な対応状況については、製品メーカーのサポートページを確認したり、車検を受ける整備工場のフロントマンに「キャンセラーが付いているけれど大丈夫か?」と正直に伝えておくのが一番安心です。

キャンセラー導入によるデメリットと安全支援への干渉

運転者は画面を注視しないこと、一部の安全支援機能(LCA等)が制限される可能性があることの注意書き。
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テレビキャンセラーは魔法のアイテムではありません。メリットがある一方で、少なからずデメリットやリスクも存在します。

特にシエンタ10系のような最新の安全機能満載の車では、車両の「目」や「脳」を騙すような操作をすることになるため、副作用が出ることがあります。

一番よく聞くデメリットは、安全運転支援システム(Toyota Safety Sense)への干渉です。

例えば、高速道路で車線変更をサポートしてくれるLCA(レーンチェンジアシスト)や、走行を穏やかに支援するPDA(プロアクティブ・ドライビング・アシスト)が、キャンセラー動作中にエラーを出したり、一時的に機能を停止したりする場合があります。

また、ハイブリッド車の場合、ナビゲーションのルート情報を先読みしてバッテリーの充放電を効率化する機能があるのですが、自車位置が狂うタイプの旧式キャンセラーだと、この「先読みエコドライブ」が正しく働かず、燃費に微妙な影響を与えることもあるようです。

最近の高級モデルはこうした干渉を極限まで減らしていますが、完全にゼロと言い切るのは難しいかもしれません。

さらに、車両のソフトウェアアップデートがOTA(無線)で行われた際に、キャンセラーが突然使えなくなったり、不具合の原因になったりする「いたちごっこ」のようなリスクも常につきまといます。

導入前に知っておくべきリスク

  • 一部の安全機能(LCA、アドバンストパーク等)が一時的に制限される可能性がある
  • ナビの地図データ更新や、到着予測時刻の計算に若干の誤差が出ることがある
  • 取り付け方法が不適切だと、内装の異音やショートの原因になる
  • 最悪の場合、ナビユニットの保証修理が受けられなくなるケースがある

もちろん、普通に走行してテレビを見る分には大きな問題にならないことがほとんどですが、こうした背景を納得した上で導入することが大切です。

あくまで個人の責任において、「同乗者の快適性をどれだけ優先するか」を天秤にかけて判断してみてください。

安全に関わる部分は、何かあった際に取り返しのつかないことにもなりかねませんので、慎重すぎるくらいで丁度いいかなと思います。

SOMPOで乗ーるやカーセンサーで賢くシエンタに乗る

シエンタのテレビキャンセラーについて詳しくなると、次に「どうせならもっと快適な条件でシエンタに乗り換えたいな」とか「安くシエンタを手に入れて、自分好みにカスタムしたいな」といった欲が出てくるかもしれませんね(笑)。

もし、最新の10系シエンタに興味があるけれど、まとまった初期費用や維持費が心配……という方には、「SOMPOで乗ーる」のようなカーリースという選択肢を一度見てみることをおすすめします。

車検も税金もコミコミで、最新のシエンタを月々定額で楽しめるので、家計の管理がすごく楽になります。最新モデルならキャンセラーの適合もはっきりしていますしね。

一方で、「予算を抑えて、170系などの先代シエンタを安く買ってガシガシ使い倒したい」という現実派の方には、やはり中古車検索サイトの王道「カーセンサー」が一番の近道です。

日本全国からシエンタを探せるので、運が良ければ「テレビキャンセラー装着済み」「ドラレコ完備」といったお宝車両に巡り会えるかもしれません。

中古車なら、多少のパネルの傷も気にせずDIYでカスタムに挑戦しやすいという、大人の遊び心も満たせます。

カーリースで新車の安心感を手に入れるか、中古車で自分だけの一台を安く作るか。

どちらにしても、シエンタという車が家族の思い出を豊かにしてくれる最高のツールであることは変わりません。

テレビキャンセラーという小さなパーツ一つをとっても、これだけ奥が深い世界ですから、ぜひ楽しみながら自分にぴったりの一台、そして装備を見つけてみてください!

まとめ:シエンタのテレビキャンセラーの選び方と注意

2024年5月改良モデルの確認、信頼できるメーカーの選択、ルールを守った安全運転のまとめ。
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ここまでシエンタのテレビキャンセラーについて、技術的な仕組みから工賃、リスクに至るまでかなり詳しくお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

結局のところ、大切なのは「自分の車に合った正しい製品を選び、同乗者のためだけに安全に使う」ということに尽きるかなと思います。

特に2024年5月の改良後モデルに乗っている方は、製品選びで絶対に妥協しないでください。少しの差額をケチって、大切な車のコンピュータを壊してしまったら元も子もありませんからね。

最後に改めて強調したいのは、道路交通法における「運転者の画像注視の禁止」です。

キャンセラーを付けたからといって、運転する私たちが画面を見続けて良いわけではありません。

あくまで同乗者が楽しく過ごし、私たちが運転に集中できる環境を作るためのアイテムです。安全運転をサポートする便利な機能として、正しく向き合っていきたいですね。

最新の車検基準や技術仕様については日々変わっていくものですので、最終的な判断の際は必ず公式サイトやプロの整備士さんに相談して、納得のいく形で導入を進めてください。

皆さんのシエンタでのドライブが、これまで以上に笑顔あふれる素晴らしい時間になることを心から願っています!

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