「シエンタ NSP170」という具体的な型式で車を探しているあなたは、きっと中古車購入やメンテナンスで、かなり具体的な情報を求めているんだと思います。トヨタのシエンタ170系、特にこのガソリン・2WDモデル(NSP170)は、市場に多く流通していて、価格も手頃なものが多いですよね。
ただ、いざ調べ始めると、前期型と後期型の違いが分かりにくかったり、特にテールランプでの見分け方を知りたくなったりしませんか? 2018年のマイナーチェンジで追加された2列シートのファンベースの存在や、定番グレードのGとXの違いも気になるところです。
そして何より、購入を検討する上で「NSP170は燃費が悪いんじゃないか?」という疑問。ハイブリッド(NHP170)との実燃費比較や、実際のオーナーが報告する燃費がどうなのかは、維持費に直結する大きな問題です。
さらに中古車となると、過去のリコールや不具合の履歴は絶対に知っておきたいところ。加えて、スタッドレス用にホイールのPCDやハブ径を調べたり、バッテリー交換の適合型番を探したり、人気のカスタムパーツをチェックしたりと、知りたいことが山積みだと思います。
この記事では、そんなNSP170に関する「知りたいこと」を、データベースに基づいて分かりやすく解説していきますね。
記事のポイント
- 前期・後期の見分け方とグレードの違い
- ガソリン車(NSP170)の実燃費とハイブリッドとの比較
- 中古車購入前に必須のリコール・不具合情報
- ホイールやバッテリーなどDIYスペック
シエンタNSP170の前期・後期型の違い
まずは、シエンタNSP170系(2代目シエンタ)の基本情報からおさらいしましょう。2015年7月から2022年8月まで販売されたこのモデル 1 は、2018年9月のマイナーチェンジ(通称マイチェン)を境に「前期型」と「後期型」に明確に分かれます。
中古車を選ぶ上で、この違いはデザインだけでなく安全装備の世代も変わるため、かなり大きいですよ。
ちなみに「NSP170」というのは、1.5Lガソリンエンジン(2NR-FKE)を搭載した2WD(FF)モデルの型式です。
シエンタ170系には他にも4WD(NSP172G)やハイブリッド(NHP170G)がありますが、この記事では最も流通量が多いNSP170にフォーカスしていきますね。
テールランプの違いで見分ける方法
前期型と後期型、パッと見で一番わかりやすい識別ポイントが、リアのテールランプのデザインです。これ、実はランプの種類(標準のハロゲンか、オプションや上位グレードのLEDか)でもデザインが違うので、ちょっとややこしいんです。
中古車サイトの写真を見るとき、このテールランプのデザインに注目すれば、年式やグレード(LEDパッケージ装着車かどうかなど)をある程度推測できます。
デザインの好みもありますが、後期型は安全装備「Toyota Safety Sense」の機能が向上(夜間の歩行者検知対応など)しているため、この見分け方は非常に重要です。
テールランプでの見分け方(まとめ)
- 前期型(2015.7~2018.9)
- ハロゲン車: レンズ全体がクリア(透明)で、シンプルな印象。
- LED車: テールランプ上部にアクセントとなる赤色のラインが入るデザイン。
- 後期型(2018.9~2022.8)
- ハロゲン車: レンズはクリアだが、デザインが変わり、上下にメッキのラインが追加されて質感がアップ。
- LED車: 前期の赤ラインとは全く異なり、テールランプ全体が赤色レンズを主体としたデザインに大幅変更。
もちろん、後期型はフロントバンパーやグリルの意匠も変更されているので、顔つきも結構違います。ですが、ぱっと見で年式を判断するならテールランプが一番確実かなと思います。
2列シートのファンベースとは?

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シエンタといえば3列シート(6人または7人乗り)のコンパクトミニバンですが、2018年9月のマイナーチェンジ(後期型)の際に、2列シート・5人乗り仕様の「FUNBASE(ファンベース)」が追加されました。
これは、シエンタの「スライドドアの利便性」や「コンパクトなボディサイズ」は欲しいけれど、「3列目シートは正直いらない」というユーザー層に向けた画期的なモデルです。
3列目シートをバッサリと無くして、その分を広大でフラットなラゲッジスペース(荷室)に振り切っています。
これにより、通常の買い物はもちろん、自転車を積んだり、アウトドア用品を満載したり、あるいは車中泊用のベッドキットを組んだりするのに最適な一台となりました。
中古車市場でもファンベースは流通しているので、外観だけで「シエンタ=3列シート」と判断せず、自分の用途が「多人数乗車(6人/7人乗り)」なのか「荷室重視(5人乗り)」なのかを明確にしてから探すのが大事ですね。
リアゲートに「FUNBASE」のエンブレムが付いているかどうかもチェックポイントです。
グレードGとXの違いを比較
NSP170の主なグレードは、上位の「G」と標準の「X」です。この2つの違いは、主に快適装備と安全装備の充実度にあります。中古車価格にも反映されますが、その差は年式が古くなるほど小さくなる傾向があります。
具体的にどんな違いがあるか見てみましょう。
Gグレード(上位)
両側パワースライドドアが標準装備(またはオプション選択率が高い)。ファミリー層には必須級の装備ですね。衝突被害軽減ブレーキ「Toyota Safety Sense」が標準装備(時期による。特に後期型)。スマートエントリー&プッシュスタートが標準。
内装の加飾がリッチ(ステアリングやシフトノブが本革巻きなど)。2020年6月には、内外装の質感をさらに高めた最上級グレード「FUNBASE G Cuero(クエロ)」も追加されています。
Xグレード(標準)
片側のみパワースライドドア(または両側手動)の仕様が基本。中古車では両側パワスラがオプション装着されているかも要チェックです。内装の加飾が比較的シンプル(ウレタンステアリングなど)。
「Toyota Safety Sense」がオプション扱いだった時期があります(特に前期型)。中古車を選ぶ際は、安全装備の有無を必ず確認しましょう。
中古車になると、GとXの価格差が新車時ほど大きくないケースも多いです。毎日使う装備、特に両側パワースライドドアや安全装備の有無は、購入後の満足度に直結します。
どうせなら、装備が充実していて満足度の高い「G」グレード、あるいは後期型の「G Cuero(クエロ)」は狙い目かもしれませんね。
シエンタ NSP170の燃費は悪い?
さて、NSP170(ガソリン・2WD)を検討する上で、誰もが気になるのが燃費性能だと思います。同じ170系にハイブリッド(NHP170)がラインナップされているだけに、「ハイブリッドがあるってことは、ガソリン車は燃費が悪いんじゃ…?」と心配になりますよね。
まずは客観的な数字として、カタログ燃費を見てみましょう。より実走行に近いとされるWLTCモードが導入された後の、2021年6月モデルのNSP170(FF)の燃費は以下の通りです。
- JC08モード: 20.0 km/L
- WLTCモード(総合): 17.0 km/L
- (参考)WLTCモード内訳:
- 市街地モード: 13.1 km/L
- 郊外モード: 17.7 km/L
- 高速道路モード: 19.0 km/L
WLTCモード総合で17.0 km/Lというのは、このサイズのミニバンとしては決して悪い数字ではありません。むしろ、高速道路モードでは19.0 km/Lと、かなり優秀な数値が出ています。
ちなみに、同じガソリン車でも4WDモデル(NSP172G)になると、WLTCモード(総合)は 14.0 km/Lと、FFに比べて約17.6%も悪化します。
駆動系の負荷が増えるので仕方ないですが、降雪地域などで4WDが必須という理由がなければ、燃費面ではFF(NSP170)が断然有利ですね。
カタログ燃費と実燃費を比較
では、実際のオーナーが報告している「実燃費」はどうでしょうか。カタログ燃費はあくまで「理想的な条件下」の数値ですから、こちらの方が重要です。
「みんカラ」に投稿されたオーナーの実際の給油情報(2024年時点、2万件以上のデータ)によると、シエンタのガソリン車(NSP170など)の実燃費の平均は… 約14.27 km/Lでした。先ほどのカタログ燃費(WLTCモード)と比較してみましょう。
- カタログ燃費 (WLTC総合): 17.0 km/L
- 実燃費 (オーナー報告平均): 14.27 km/L
これを計算すると、カタログ燃費の達成率は約83.9%となります。私の感覚だと、WLTCモードの達成率が8割を超えていれば、「まあまあ優秀」なラインかなと思います。
もちろん、これは全国のオーナーの平均値なので、市街地メインか高速メインか、あるいはエアコンの使用頻度などで大きく変わってきます。

| NSP170 燃費性能比較(カタログ値 vs 実燃費) | ||||
| モデル (型式) | 駆動方式 | カタログ燃費 (WLTC) | 実燃費 (みんカラ) | WLTC達成率 |
| ガソリン (NSP170) | FF | 17.0 km/L 5 | 14.27 km/L 6 | 83.9% |
| ガソリン (NSP172) | 4WD | 14.0 km/L 5 | - | - |
| ハイブリッド (NHP170) | FF | 22.8 km/L 5 | 18.11 km/L 7 | 79.4% |
ハイブリッド車との燃費差
上の表を見ると、もっと面白いことが分かります。ハイブリッド車(NHP170)の実燃費は 18.11 km/Lです。ガソリン(14.27 km/L)とハイブリッド(18.11 km/L)の実燃費の差は、約3.84 km/L。
カタログ燃費(WLTC)の差が 5.8 km/L(22.8 - 17.0)だったのと比べると、実燃費の差は思ったより小さいと感じませんか?しかも、ハイブリッドのWLTC達成率は79.4%と、ガソリン車の83.9%よりも低いんです。
これは、ハイブリッドシステムが夏場のエアコン使用(冷房)や冬場の暖房(ヒーター)、合流時の急加速といった「実走行」で電力消費やエンジン負荷がかかる場面では、カタログ値ほどの効率が出にくいことを示しているのかもしれません。
中古車の場合、NSP170ガソリンモデルはハイブリッドモデル(NHP170)と比べて車両本体価格が安いことが多いですし、将来的な駆動用ハイブリッドバッテリー交換(高額になる可能性があります)の心配もありません。
この実燃費の差(3.84 km/L)と、車両価格の差、将来的なメンテナンスコストを天秤にかけて判断するのが賢明です。NSP170の経済的合理性は、十分にあると私は思います。
中古シエンタ NSP170購入時の注意点
ここからは、中古のシエンタ NSP170の購入を考えているなら、絶対にチェックすべき重要なポイントを解説します。価格や年式、走行距離も大事ですが、それ以上に「安全に関わる情報」や「後々の出費に関わる情報」を見逃してはいけません。
特にリコールや不具合の情報は、安全に直結するので見逃し厳禁ですよ!
ちなみに、こうした中古車特有のリスク(リコール対応済みかの確認など)や、購入後のメンテナンス(消耗品交換)の不安を避けたい方には、月額定額で新車や中古車に乗れるカーリースも一つの選択肢になります。
特に「カーリースSOMPOで乗ーる」なら、メンテナンスプランも選べるので、急な出費を心配せずに乗りたい方には合っているかもしれませんね。
重大なリコールと不具合の履歴
NSP170(および170系シエンタ)は、そのモデルライフの中で、安全性に関わる重大なリコールやサービスキャンペーンが複数回発表されています。これらは車両の安全性や資産価値に直結する重要な情報です。
中古車を購入する際は、これらの対策が「実施済み」であることを、整備手帳(メンテナンスノート)の記録や、販売店を通じてトヨタの検索システムで確認してもらうことが絶対に必要です。
NSP170の主なリコール・不具合(要確認!)
- パーキングブレーキの不具合(リコール ID 5416)
- 内容: ペダル固定ボルトの締付トルク指示が不適切。ボルトが緩んで脱落し、最悪の場合パーキングブレーキが操作不能になる恐れ。
- 対象: H27.5~R3.6製作の車両(※NSP170の対象範囲)
- フロントピラーガーニッシュの不具合(リコール ID 48002)
- 内容: 取付クリップの防水耐久性が不足。経年で車内に浸水し、電装品コネクタがショート。最悪の場合、走行中にスライドドアが開くという極めて危険な恐れ。
- 対象: H27.5~R1.6製作の車両(※NSP170の対象範囲)
- 2NRエンジンのスターター不具合(リコール ID 5305)
- 内容: スターター内部のスルーボルトの締付指示が不適切。ボルトが緩み、エンジン始動不能に。操作を繰り返すと過熱し、最悪の場合火災に至る恐れ。
- 対象: H27.5~H29.8製作の車両(※NSP170の対象範囲)
- スライドドアの浸水(サービスキャンペーン 2024年5月)
- 内容: (上記リコールとは別原因で)サービスホールカバーの粘着不良や排水構造の検討不足により、スライドドア内部から室内に浸水する恐れ。
- 対象: H27.5~R4.7製作の車両(NSP170の生産期間ほぼ全域が対象)
リコール情報の分析(中古車購入時の視点)
これらのリコール情報を分析すると、NSP170(特に初期型)には、特定の領域における体系的な脆弱性が存在したことが分かります。
- 1. ボルトの締付トルク管理の問題: パーキングブレーキ(ID 5416)と2NRエンジンスターター(ID 5305)の2件で、「締付指示が不適切」という同様の原因が挙げられています。これは、H27年~H29年頃の初期モデルの設計または製造ラインの管理に共通の問題があった可能性を示します。
- 2. 防水・排水設計の問題: フロントピラー(ID 48002)とスライドドア(2024年SC)の2件で、「防水耐久性不足」や「排水構造の検討不足」による「室内への浸水」が問題となっています。
特に平成27年~29年式の初期型は、複数の重大なリコールの対象となっています。対策済みであっても、購入前の現車確認では「フロアカーペット下の湿りやカビ臭」「スライドドアを含む電装品の動作確認」を徹底的に行うことを強く推奨します。
過去に浸水歴がある車両は、対策済みでも後々電装系トラブルが出るリスクがゼロとは言えませんからね。
ご自身の車や購入検討中の車が対象かどうかは、トヨタ自動車の公式サイトで車台番号を入力して確認できます。これは購入前に必ず行うべき作業です。(参考:トヨタ自動車 リコール等情報対象車両検索)
※これらの情報は一般的な目安です。正確な対象範囲や対策状況については、必ずトヨタの公式サイトで車台番号を検索するか、信頼できる販売店にご相談ください。
| シエンタ NSP170 リコール及びサービスキャンペーン概要 | |||
| 発表時期 / ID | 問題箇所 | 最悪の事態 | 対象車台番号 (NSP170) の範囲 (開始~終了) |
| 2023/11 (ID 5416) | パーキングブレーキ | 操作不能 | NSP170-7000000 ~ 7283922 (H27.5~R3.6) |
| 2023/11 (ID 48002) | Fピラーガーニッシュ | 走行中スライドドアが開く | NSP170-7000000 ~ 7205113 (H27.5~R1.6) |
| 2023/4 (ID 5305) | 2NRエンジン スターター | 火災 | NSP170-7000000 ~ 7128665 (H27.5~H29.8) |
| 2024/5 (SC) | スライドドア | 室内浸水 | NSP170-7000000 ~ 7304984 (H27.5~R4.7) |
ホイールのPCDとハブ径

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ここからは、オーナーになった後のメンテナンスやカスタマイズに必要なスペック情報です。スタッドレスタイヤ用のホイールなどを自分で探す(DIYする)際に必須の情報ですね。NSP170は長く乗られることも多い車なので、ホイール交換の機会も多いと思います。
NSP170(2019年式DBA-NSP170G基準)のホイールスペックは以下の通りです。
NSP170 ホイールスペック
- PCD: 100mm
- 穴数: 5穴
- ハブ径(センターボア): 54mm
標準設定(15インチ)
ホイールサイズ:15x5.5J
インセット(オフセット):+39mm
メーカーオプション設定(16インチ)
ホイールサイズ:16x6J
インセット(オフセット):+45mm
ホイール交換で最も重要なのは「PCD 100mm」「5穴」「ハブ径 54mm」の3点です。PCD 100の5穴は、トヨタのコンパクトカー(プリウスやカローラなど)では定番のサイズなので、ホイールの選択肢はかなり多いです。
注意点として、社外ホイールを選ぶ際は、ハブ径が54mmピッタリか、それより大きいサイズ(例: 67mmや73mmなど)かを確認してください。
もし54mmより大きいハブ径のホイールを使う場合は、走行中の振動(ハンドルのブレ)を防ぐために、ホイールと車体のハブの隙間を埋める「ハブリング」(54mmに変換するもの)の装着を強く推奨します。
バッテリー交換の適合型番
バッテリーも消耗品なので、数年に一度は交換時期が必ず来ます。急なバッテリー上がりで慌てないためにも、適合型番を知っておくのは大事です。NSP170(2020年式5BA-NSP170G基準)の適合バッテリー型番は、以下の通りです。
NSP170(2020年式5BA-NSP170G基準)の適合バッテリー型番
- 標準仕様バッテリー: 46B24L
- 寒冷地仕様バッテリー: 46B24L
そう、注目すべきは標準仕様と寒冷地仕様で、搭載されている型番が「46B24L」で共通なんです。
これはちょっと珍しいかも。標準でもある程度のマージン(余裕)を持ったバッテリーが搭載されているか、寒冷地仕様でも電装品の要求が大きく変わらない設計なのかもしれません。
バッテリー型番の見方と選び方
「46B24L」という型番の意味も知っておくと便利ですよ。
- 46: 性能ランク(数字が大きいほど始動性能や容量が高い)
- B: バッテリーの短側面のサイズ(幅と高さ)の規格(Bは細端子)
- 24: バッテリーの長側面の長さ(約24cm)
- L: 端子の位置(プラス端子を手前に見たとき、プラス端子が左側にある)
オーナーがDIYでバッテリー交換をする際、「B24L」というサイズと端子位置さえ合っていれば、基本的に互換性があります。
「46」という性能ランクは、市販の高性能バッテリーを選ぶ際に「55B24L」や「60B24L」、「80B24L」といった、より数字の大きいものにアップグレードするのが一般的です。
特に、後付けの電装品(ドライブレコーダーなど)を付けている場合は、性能ランクを上げておくと安心ですね。
おすすめのカスタムパーツ紹介
NSP170は実用性重視のファミリーカーですが、オーナーさん達は「ちょっとここが物足りない…」という部分を解消して、内装の質感や利便性をアップさせるカスタマイズを楽しんでいるようです。
これは、NSP170が実用本位でコストを抑えた設計であることの裏返しでもあります。市場で特に人気があるのは、やはり内装の快適性向上アイテムみたいですね。
- LEDルームランプセット「純正のルームランプは暗い…」というのは、この時代のトヨタ車あるあるかもしれません。特にシエンタは室内が広いですから、なおさら暗さが目立つようです。室内全体をムラなく明るく照らす車種専用のLEDセットは、交換後の満足度が非常に高い、定番中の定番カスタムです。夜間の荷物の積み下ろしや、子供のお世話をする時にも重宝します。
- コンソールパネル / シフトガーニッシュ 14標準仕様のインテリア、特にシフトレバー周りやエアコンパネル周りは、どうしてもプラスチックの質感が目立つ部分があります。このあたりに、後付けの「ピアノブラック」や「木目調」などの加飾パネル(シフトガーニッシュやコンソールパネル)を追加するだけで、運転席周りの質感がグッと上がります。手軽に高級感を演出できるパーツとして人気ですね。
中古車を選ぶ際、こいうった「弱点」が前オーナーによって既に対策(カスタム)されている車両は、追加費用なしで快適性が向上しているので、ちょっとお買い得な個体と判断できるかもしれませんね。
総括:シエンタ NSP170の中古選び
最後に、シエンタ NSP170の中古車市場についてです。2022年8月に3代目(10系)が登場したことで、170系は完全に中古車がメインとなりました。新車時の価格帯は約169万円~258万円でしたが、現在の中古車市場はかなり二極化しています。
例えば、2015年式(前期型)のグレードXで、走行距離が10万kmを超えたような個体だと、支払総額70万円台から見つかります。とにかく安くシエンタに乗りたい、という需要に応える価格帯ですね。
一方で、2019年式(後期型)の人気グレード「Gクエロ」で、モデリスタエアロや大画面ナビ、全周囲カメラなどが付いた付加価値の高い個体は、走行6.7万kmでも支払総額が169.9万円になることも。これはもう、新車時の価格帯(169万円~)の下限とほぼ同じです。
また、2019年式(後期型)の2列シート「ファンベースG」で走行4.3万kmの個体が支払総額177.9万円という実例もあり、2列シートの需要も非常に根強いことがわかります。
つまり、後期型、人気グレード(GクエロやファンベースG)、エアロパーツ(モデリスタ)、充実装備のNSP170は、リセールバリューが非常に高いということです。
このようにNSP170の中古車価格は、コンディションや年式、グレードによって価格幅が非常に広いです。
まずは国内最大級の中古車サイト「カーセンサー」で、あなたが探している条件(後期型、ファンベース、Gグレードなど)の在庫が今どれくらいあるのか、最新の価格帯をチェックしてみてはいかがでしょうか。
シエンタ NSP170は、安価な個体から高リセールの個体まで幅広く存在しますが、どちらを選ぶにせよ、本記事で解説した以下のチェックポイントは忘れないでください。
NSP170 中古車チェックリスト
- リコール・サービスキャンペーンの対応履歴を絶対確認(特にH27-H29年式は「火災」「走行中ドア開き」のリスク)
- 浸水(水濡れ)の痕跡確認(全スライドドア、初期型ピラーは要警戒。フロアカーペット下をチェック)
- 電装品(特にスライドドア)の動作確認(浸水リスクと関連して入念に)
- シートレイアウトの確認(探しているのは3列シートか、2列ファンベースか)
- 安全装備の有無(特に前期型XグレードはToyota Safety Senseが非搭載の可能性あり)
NSP170は実用的でバランスの取れた素晴らしい車ですが、こうした「中古車ならでは」のウィークポイントも存在します。ぜひ、この記事の情報を役立てて、あなたの用途にピッタリな一台を見つけてくださいね。あなたの車選びの参考になれば幸いです!