5年落ちのシエンタは、走行距離と修復歴で査定の差が大きく開く時期に入ります。
2026年9月時点の5年落ちは2021年式にあたり、2代目の170系です。
3年落ちのときは年式がそろっていた相場も、この時期になると1台ごとの状態で数十万円動きます。
乗り換えが決まっているなら、2回目の車検を通す前に査定額を出して売るほうが手元に残りやすくなります。
記事のポイント
- 2026年9月時点の5年落ちは2021年式で2代目の170系
- 買取価格の中心は120万円から150万円ほど
- 5万kmを超えると距離が延びるほど下値が下がっていく
- 車検代と半年分の値落ちを合わせると、車検を通して半年後の売却は15万円以上少なくなる試算がある
シエンタの5年落ちは何年式か
まず、自分の車が5年落ちに当たるかを確かめます。
年式を1年間違えると、見る相場も車検の時期もずれてしまいます。
2026年9月時点では2021年式
2026年9月時点で5年落ちに当たるのは、2021年式です。
2020年式はすでに6年落ちになります。
自家用の乗用車は、新車の登録から初回の車検が3年、その後は2年ごとです。
そのため2021年式は、2026年に2回目の車検を迎える車が多くなります。
2020年式の多くは、2回目の車検を2025年に済ませています。
2021年式は2代目の170系
現行の10系が発売されたのは2022年8月です。
つまり2021年式は、1つ前の2代目170系の後期に当たります。
装備や安全機能は現行型と世代が違うため、現行型の相場と比べないようにしてください。
170系の中での違いは、170系の前期と後期の違いで整理しています。
5年落ちの買取価格の目安
次に、いくらで売れるかの目安です。
ここで出す金額は、複数の買取相場の公開データを並べた2026年9月時点の目安です。
中心は120万円から150万円ほど
5年落ちに当たる2021年式の買取価格は、120万円から150万円ほどが中心になります。
ただし、公開されているデータによって幅はかなり違います。
条件の良い車では160万円から170万円台の例がある一方で、走行距離が多い車や修復歴のある車では100万円を下回ることもあります。
年式だけで「5年落ちならいくら」と決めることはできません。
自分の車でいくらになるかは、カーネクストで無料査定を申し込むと、車検の前に判断する材料がそろいます。
ハイブリッドはガソリンより10万円前後高い例
近い条件のGクエロ同士で比べた公開データでは、ガソリン車が104万円から134万円、ハイブリッド車が114万円から143万円でした。
中間の値で比べると、差はおよそ9.5万円です。
ただし、走行距離や修復歴の違いで動く金額のほうが大きいため、ハイブリッドなら必ず高いとは言えません。
2021年に作られたハイブリッド車の一部には、一時的に動力を失うおそれがあるとしてリコールが出ています。
売る前に対策が済んでいるかを確認しておくと、査定の場で説明しやすくなります。
走行距離と修復歴で下がる幅
5年落ちでは、年式よりも車の状態で金額が大きく分かれます。
なかでも走行距離と修復歴の影響がはっきり出ます。
5万kmを超えると下値が下がっていく
1年古い2020年式について、走行距離ごとの買取価格の目安が公開されています。
| 走行距離 | 2020年式の買取価格の目安 |
|---|---|
| 3万kmまで | 130.9万円から175.4万円 |
| 3万kmから5万km | 119.4万円から151.3万円 |
| 5万kmから8万km | 94.4万円から135.1万円 |
| 8万kmから10万km | 84.2万円から120.6万円 |
(2026年9月時点で公開されている相場)
5万kmを超えた瞬間に大きく落ちるわけではありません。
5万kmから8万kmへ進むにつれて、下のほうの金額が10万円から30万円ほど切り下がっていく形です。
5万kmが近いなら、超える前に一度査定を受けておくと判断の材料になります。

修復歴は距離より大きく効く
同じ2020年式で5万km以下の車でも、金額が大きく開いた例があります。
修復歴のないGは164万円から170万円の査定だったのに対し、修復済みの車は55万円から75万円でした。
グレードも違うため修復歴だけの差ではありませんが、100万円近い開きが出ることがあるということです。
なお、ぶつけた跡を直しただけでは修復歴にはならず、骨格の部分を直した場合が修復歴として扱われます。
2回目の車検の前に売るか通すか
ここがこの記事でいちばん大事な判断です。
車検にかかる費用と、時間とともに下がる価値を並べて考えます。
2回目の車検にかかる費用
車検の費用は、国に納める法定費用と、点検や整備の料金に分かれます。
- 自賠責保険の24か月分は17,650円(2026年10月31日までに始まる契約の場合)
- 自動車重量税は、車両重量1.5t以下なら区分によって15,000円または24,600円
- 検査の手数料が数千円
自分の車の重量税がいくらになるかは、車台番号と検査予定日を入れると調べられます。(参考:国土交通省の次回自動車重量税額照会サービス)
これに点検や整備の料金を足すと、交換する部品が少なければ総額で8万円から11万円ほどが目安です。
タイヤやバッテリー、ブレーキの交換が重なると、12万円を超えることもあります。
なお、自賠責保険は2026年11月1日以降に始まる契約から24か月で18,560円に上がります。
車検代と値落ちを合わせると半年後の売却で15万円以上少なくなる試算
公開されている年式ごとの相場から見ると、5年落ちから6年落ちにかけて価値は1年で10%から14%ほど下がります。
150万円の5年落ちで、車検を通した場合と通す前に売った場合を比べてみます。
| 売る時期 | 車の価値 | 車検代を引いた手元の金額 | 車検前に売った場合との差 |
|---|---|---|---|
| 車検の前に売る | 約150万円 | 約150万円 | 基準 |
| 車検を通して半年後 | 約139.5万円から142.5万円 | 約128.5万円から134.5万円 | 約15.5万円から21.5万円少ない |
| 車検を通して1年後 | 約129万円から135万円 | 約118万円から127万円 | 約23万円から32万円少ない |
(車検代を8万円から11万円とした試算で、その間に乗れることの価値は含めていません)
車検を通しても、その費用がそのまま査定に上乗せされるわけではありません。
そのため、車検を通した直後に売るのがもっとも回収しにくい売り方になります。
乗り換えが決まっているなら、車検を予約する前に査定額を出しておいてください。
\ 車検代を払う前に値を知る /
※ページを開いても査定の申し込みにはなりません
あと2年乗るなら車検代は使うための費用
一方、少なくともあと1年から2年は乗り続けるつもりなら、話は変わります。
その場合の車検代は、車を使い続けるための費用です。
査定額だけを理由に、急いで売る必要はありません。
2年乗ったあとに売る場合は7年落ちになり、10万kmに届くかどうかが次の分かれ目になります。
その先の売り方を知りたい場合は、7年落ちの買取相場と売り方を参考にしてください。
売る前に確認しておくこと
売ると決めたら、次の2つを先に確認します。
どちらも金額に直接かかわります。
売る時期は半年待つより早いほうがよい
中古車は1月から3月、8月から9月に高く売りやすいとされています。
ただし、シエンタでその時期に何万円高くなるかを示した公開データはありません。
150万円の車なら、半年待つだけで7万円から11万円ほど価値が下がる計算になります。
時期を待つより、車検の満了日と自動車税がかかる4月1日を基準に動くほうが判断しやすくなります。
下取りか買取かで金額が変わる
次の車を買う店に引き取ってもらう下取りと、買取の会社に売る買取では、金額の決まり方が違います。
整備記録簿やスペアキー、純正の部品がそろっているかも、査定で見られる点です。
下取りと買取の違いや査定の受け方は、3年落ちの買取価格にまとめています。
ローンが残っているなら車検証の所有者を先に見る
ローンで買った車は、売る時期にまだ支払いが残っていて、所有者が販売店やローン会社になっていることがあります。その場合は自分の書類だけでは名義を移せないので、査定の前に所有者が誰かを確かめておきます。
2023年1月から交付されている電子車検証は、券面に所有者が書かれていません。一緒に渡される自動車検査証記録事項か、車検証閲覧アプリで確かめます。
国土交通省の運輸支局の案内では、名義を移す手続きで、車検証上の所有者が印鑑証明書と譲渡証明書を用意するとされています。所有者がローン会社なら、その会社の書類が要るということです。
販売店や買取店では、買取の金額から残りのローンを差し引き、所有権を外す手続きを店が代わりに行う形が案内されています。残りのローンが買取の金額を上回るときは、買い取ってもらえない場合もあるとされています。
ローンが残っているときは、次の順で確かめておくと、査定の場で話が早く進みます。
- 自動車検査証記録事項か車検証閲覧アプリで、所有者が自分かどうかを見る
- 所有者が自分でなければ、ローン会社に残りの支払い額を問い合わせる
- 査定の金額と残りの額を比べ、足りない分が出るかを確かめる
所有者が自分の名前になっていれば、この手続きはいりません。
シエンタの5年落ちの買取価格に関するよくある質問
シエンタの5年落ちの買取価格はいくらですか?
2026年9月時点で5年落ちに当たる2021年式は、120万円から150万円ほどが中心です。
条件が良ければ160万円から170万円台の例もあります。
走行距離が多い車や修復歴のある車では、100万円を下回ることもあります。
シエンタの5年落ちは2回目の車検の前に売ったほうが得ですか?
乗り換えが決まっているなら、車検の前に売るほうが手元に残る金額は多くなりやすいです。
150万円の車で、車検代(8万円から11万円)と半年分の値落ちを合わせて試算すると、車検を通して半年後に売った場合は約15.5万円から21.5万円少なくなりました。
実際の差は車の状態や相場で変わります。
あと2年乗るなら、車検代は使い続けるための費用として考えてください。
シエンタの5年落ちで5万kmを超えると買取価格は大きく下がりますか?
5万kmを超えた瞬間に大きく下がるわけではありません。
5万kmから8万kmへ進むにつれて、下のほうの金額が段階的に切り下がっていきます。
5万kmが近いなら、超える前に一度査定を受けておくと判断しやすくなります。
シエンタの5年落ちはハイブリッドのほうが高く売れますか?
近い条件で比べると、ガソリン車より10万円前後高い例があります。
ただし、走行距離や修復歴で動く金額のほうが大きくなることがあります。
ハイブリッドだから必ず高いとは考えないでください。
シエンタの2回目の車検はいくらかかりますか?
交換する部品が少なければ、総額で8万円から11万円ほどが目安です。
タイヤやバッテリー、ブレーキの交換が重なると12万円を超えることもあります。
重量税は車によって違うため、国土交通省の照会サービスで確認できます。
シエンタの5年落ちの買取価格のまとめ
2026年9月時点でシエンタの5年落ちに当たるのは、2代目170系の2021年式です。
買取価格は120万円から150万円ほどが中心ですが、走行距離や修復歴で大きく変わります。
5万kmを超えると、距離が延びるほど下のほうの金額が切り下がっていきます。
2回目の車検には、交換する部品が少なくても8万円から11万円ほどかかります。
乗り換えが決まっているなら、車検を通す前に査定額を出して売るほうが手元に残りやすくなります。
あと2年乗るつもりなら、車検代は使い続けるための費用と考えて、急いで売る必要はありません。
相場や費用は時期によって変わるため、実際の金額は査定と見積もりで確認してください。

