カーリース

カーリースとは?初心者でも納得できる仕組みと料金のからくり

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※本記事の料金やサービス内容は一般的な目安です。正確な情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。また、契約に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

最近、テレビCMやネット広告で「月々1万円から新車に乗れる」といったフレーズを耳にすることが増えましたよね。

「カーリース」という言葉自体は知っていても、実際のところどのような仕組みなのか、ローンで購入するのと何が違うのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

「カーリースとは」と検索してみても、専門的な用語が並んでいて少し難しく感じたり、「やめとけ」なんていうネガティブな意見を見て不安になったりすることもあるかと思います。

実は私自身も、過去に車を手に入れる際、購入するかリースにするかで非常に悩んだ経験があります。

正直なところ、カーリースは万人に適したサービスではありませんが、仕組みさえ正しく理解して利用すれば、金銭的な負担を大きく減らして理想のカーライフを送ることができる画期的なシステムです。

この記事では、カーリースに興味を持ち始めたばかりの方に向けて、その基本的な仕組みや「からくり」、そして契約前に絶対に知っておくべきリスクや注意点について、私の実体験やリサーチに基づいた知識を余すところなくお話しします。

車選びの新しい選択肢として、ぜひ参考にしてみてください。

記事のポイント

  • 初心者でも納得できるカーリースの仕組みと料金のからくり
  • 購入やサブスクリプションと比較した際の具体的な費用対効果
  • 審査の通過率を上げるコツや契約時のトラブル回避術
  • 自分に最適なカーリースサービスを選ぶための判断基準

カーリースとは?仕組みやメリットをわかりやすく解説

まずは、カーリースというサービスが一体どういうものなのか、その根幹にある「仕組み」について解説します。なぜ新車をローンで買うよりも月々の支払いを安く抑えることができるのか、その裏側にある「からくり」を図解するようなイメージで紐解いていきましょう。

初心者でもわかるカーリースの仕組みとからくり

カーリースとは、一言で表現するならば「自分専用の車を、月額定額で長期間借りるサービス」のことです。「借りる」と聞くとレンタカーをイメージするかもしれませんが、実態は全く異なります。

レンタカーが「わ」ナンバーで数時間から数日借りるものであるのに対し、カーリースは一般の自家用車と同じナンバープレートが交付され、契約期間中(多くは3年〜9年程度)は自宅の駐車場で管理し、まるで自分のマイカーのように24時間365日自由に使うことができます。

では、なぜ新車をフルローンで購入するよりも、月々の支払額を安く抑えられるケースが多いのでしょうか。その最大の秘密は、カーリース特有の「残価設定(残存価格)」という仕組みにあります。

残価設定のからくり

契約時に、数年後の契約満了時点での「車の下取り予想価格(残価)」をあらかじめ設定します。
そして、「車両本体価格」からこの「残価」を差し引いた金額だけを、契約期間で分割して支払う仕組みになっています。

例えば、車両本体価格が300万円の新車を契約するとします。この車の5年後の価値(残価)を100万円と設定した場合、ユーザーが5年間で支払うべき車両代金の実質的な元本は、300万円から100万円を引いた「200万円」だけで済む計算になります。

通常のローン購入であれば300万円全額を分割して支払う必要がありますが、カーリースでは「使用する期間の価値」に対してのみ対価を支払うため、月々の支払額を大幅に抑えることが可能になるのです。

さらに、カーリースの月額料金には、車両代金だけでなく、購入時にかかる「登録諸費用」や、毎月発生するわけではないけれど高額になりがちな「自動車税」、車検時に必要な「重量税」や「自賠責保険料」などがすべて含まれています(コミコミプランの場合)。

これにより、毎年春に納税通知書が届いて数万円の出費に慌てたり、車検のたびにまとまった現金を用意したりする必要がなくなります。家計の管理が非常にシンプルになる点は、カーリースの大きなメリットと言えるでしょう。

所有権についてですが、あくまで車の法的な所有者は「リース会社」となります。しかし、車検証上の「使用者」の欄にはあなたの名前が記載されますので、警察の検問などで借り物かどうかを怪しまれるようなことは一切ありません。

このように、カーリースは「所有」にこだわらず、「利用」に価値を置く現代のライフスタイルにマッチした、合理的な車の乗り方なのです。

近年では、個人向けカーリースの保有台数も増加傾向にあり、市場全体として「所有から利用へ」のシフトが進んでいることが伺えます。(出典:日本自動車会議所『急成長続く個人リース、2024年度末保有は過去最高の72万台』

カーリースはやめとけと言われるデメリットと後悔

非常に便利で魅力的に見えるカーリースですが、インターネットで検索すると「やめとけ」「後悔した」「罠がある」といったネガティブなキーワードが目につくことも事実です。

なぜ、これほどまでに反対意見があるのでしょうか。それには、カーリース特有の契約ルールが深く関係しています。私がリサーチし、実際に検討する中で感じた「絶対に知っておくべきデメリット」は以下の通りです。

まず最大のリスクとして挙げられるのが、「原則として中途解約ができない」という点です。カーリースは、契約期間全体のリース料を支払うことを前提に料金が計算されています。

そのため、「子供が生まれたからミニバンに乗り換えたい」「海外転勤になったから手放したい」「支払いが厳しくなった」といったユーザー側の都合での解約は、基本的には認められません。

もし、どうしても解約が必要になった場合や、事故で車が全損して強制的に契約終了となった場合は、「中途解約違約金」が発生します。

この違約金は、残りの契約期間分のリース料を一括で支払う必要があるため、場合によっては数百万円単位の高額請求がいきなり発生することもあり、これが「やめとけ」と言われる最大の要因です。

【その他にもある!カーリースの制約】

走行距離制限がある:多くのプランで「月間1,000km」や「月間1,500km」といった上限が設定されており、超過すると返却時に1kmあたり5円〜10円程度の追加料金が発生します。

カスタマイズの制限:返却時に「原状回復(借りた時の状態に戻すこと)」が義務付けられているため、穴あけ加工や配線の変更を伴うドレスアップ、純正以外のパーツ取り付けは原則NGです。

自分のものにならない:多くのプランでは、どれだけ長く支払っても最終的に車を返却しなければなりません(※最近は「もらえるプラン」も増えています)。

「やめとけ」という意見の多くは、こうした制約を十分に理解せずに契約してしまい、後からライフスタイルの変化に対応できなくなったり、返却時に想定外の費用を請求されたりした方々の後悔の声です。

逆に言えば、これらのデメリットを正しく理解し、自分のライフプランに合った契約年数やプランを選べば、カーリースは決して怖いものではありません。

マイカーローンや現金購入と費用比較シミュレーション

「結局のところ、カーリースと購入、どっちが得なの?」というのは、誰もが抱く疑問ですよね。経済的な視点だけで見れば、支払い総額はどう変わるのでしょうか。ここでは、現金一括購入、マイカーローン、そしてカーリースの3パターンで比較してみたいと思います。

比較項目カーリースマイカーローン現金一括購入
初期費用0円(月額のみ)頭金・登録諸費用が必要車両代+諸費用全額
月々の支払い完全定額(税・維持費込)車両代+金利(税別)なし(維持費のみ都度)
車検・税金月額にコミコミその都度まとまった支払いその都度まとまった支払い
総支払額やや高くなる傾向あり金利分高くなる最も安い
資産性なし(返却が基本)完済後は自分の資産最初から自分の資産

まず結論から言うと、総支払額(トータルコスト)だけで見れば、金利や手数料がかからない「現金一括購入」が最も安くなります。これは間違いありません。資金に十分な余裕があり、とにかく支払う金額を最小限にしたい方は、現金で購入するのが正解です。

しかし、カーリースの価値は「総額の安さ」ではなく、「キャッシュフロー(資金繰り)の安定化」「手元資金の温存」にあります。

例えば、ホンダのN-BOXのような人気の軽自動車を購入しようとすると、オプションや諸費用込みで200万円近い現金が一気に出ていくことになります。

もしカーリースを選べば、この200万円を手元に残したまま、月々2万円程度の支払いで新車に乗り始めることができます。温存できた200万円は、教育費や住宅購入の頭金、あるいは投資信託での運用など、他の重要なライフイベントのために備えておくことができます。

また、マイカーローンの場合、ボーナス払いを併用することが多く、毎年の自動車税や数年ごとの車検費用は別途現金で支払う必要があります。

これに対してカーリースは、それらの維持費も含めて完全にフラットな支払いになるため、家計の見通しが立てやすくなります。「見えないコスト(管理の手間や突発的な出費)」を排除できる点に、金銭以上の価値を感じる方も多いのです。

まずは、自分の乗りたい車が月々いくらで乗れるのか、シミュレーションだけでも試してみる価値は十分にあります。

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車のサブスクリプションとカーリースの明確な違い

最近よく耳にするようになった「車のサブスク」。「サブスクリプション」と「カーリース」、言葉は違いますが、実は法的な仕組み自体はほとんど同じ(賃貸借契約)です。では、何が違うのでしょうか。

一般的には、トヨタの「KINTO(キント)」のように自動車メーカーが直接提供するサービスを「サブスク」、オリックスや定額カルモくんのような専門会社が提供するサービスを「カーリース」と呼ぶ傾向があります。

しかし、ユーザーとして意識しておくべき明確な違いは、以下の3点に集約されます。

  • 1. 任意保険が含まれているか:これが最大の違いです。メーカー系のサブスク(特にKINTO)は、月額料金に「任意保険(車両保険含む)」が標準で含まれています。一方、一般的なカーリースは自賠責保険のみで、任意保険は別途自分で加入する必要があります。若年層や免許取り立てで保険料が高額になる方にとっては、保険込みのサブスクの方が圧倒的に安くなるケースがあります。
  • 2. 契約期間の柔軟性:サブスクは3年・5年・7年といった比較的短期〜中期の契約が主流で、中には「解約金フリープラン」など、手数料を払えばいつでも解約できる柔軟なプランも用意されています。対してカーリースは、7年・9年・11年といった長期契約で月額を安く抑えるプランが多く、中途解約のハードルは高い傾向にあります。
  • 3. 契約終了後の選択肢:サブスクは「利用」に特化しているため、契約満了後は必ず車両を返却しなければなりません。一方、カーリース(特に長期契約)では、契約満了後に「車をもらう(所有権を自分に移す)」という選択肢が用意されているプランが多く存在します。

「とにかく面倒なことは全部お任せしたい、保険もセットがいい」という方はサブスク、「長く乗って最終的には自分の車にしたい、月額をとにかく安くしたい」という方はカーリース、という選び分けがおすすめです。

個人事業主ならカーリース費用を経費にできるか

私のようなフリーランスや個人事業主、あるいは中小企業の経営者の方にとって、カーリースは節税対策や経理処理の効率化という面で非常に大きなメリットがあります。

通常、現金やローンで車を購入した場合、その車両代金はその年の経費として全額計上することはできません。「減価償却」というルールに従い、普通車なら6年、軽自動車なら4年に分けて、少しずつ経費として計上していく必要があります。

これには複雑な計算が必要で、固定資産台帳への登録なども発生します。

しかし、カーリースの場合は、毎月支払う「リース料全額」をその年の経費として計上できるのが一般的です(※ファイナンス・リース取引の場合など条件によりますが、多くの定額プランで認められています)。

勘定科目も「リース料」や「賃借料」として処理するだけで済み、経理作業が劇的に楽になります。

家事按分(かじあんぶん)に注意

個人事業主の方がプライベートと仕事を兼用して車を使う場合は、全額を経費にはできません。「事業で使った割合(走行距離や使用日数など)」で按分する必要があります。
例えば、月のリース料が3万円で、事業での使用割合が70%なら、2万1,000円を経費として計上します。

また、車検代や自動車税もリース料に含まれているため、それらを個別に「租税公課」や「車両費」として仕訳する必要がありません。資金繰りを安定させつつ、事務負担を軽減できるため、ビジネス用途でのカーリース利用は非常に理にかなった選択と言えます。

カーリースとはどんな人におすすめ?審査や選び方を解説

ここまで仕組みや費用について見てきましたが、実際に契約を進めようとすると「審査に通るかな?」「どこの会社を選べばいいの?」という新たな悩みが出てくるものです。

ここからは、実践的な審査対策やトラブル回避術、そして私が注目しているサービスについて具体的に解説していきます。

カーリースの審査基準と落ちる理由や対策

カーリースは数年間にわたって高額な車を貸し出すサービスなので、契約前には必ず所定の「審査」が行われます。

「カーリースは審査が甘い」という噂も耳にしますが、基本的にはオリコ、ジャックス、セディナといった信販会社を通じて審査を行うため、クレジットカードを作ったりローンを組んだりする際と同等の基準があると考えてください。

一般的に、審査で重視されるポイントと落ちやすい理由は以下の通りです。

  • 年収の目安:一般的に年収200万円以上がひとつの目安と言われています。200万円未満の場合は、連帯保証人を求められる可能性が高まります。
  • 信用情報(ブラックリスト):これが最も重要です。過去5年以内にクレジットカードの支払遅延(延滞)、自己破産、任意整理、携帯電話端末代金の未払いなどがある場合、信販系の審査通過は非常に厳しくなります。
  • 勤続年数と雇用形態:勤続1年未満や、アルバイト・パート・派遣社員といった非正規雇用の場合、収入の安定性が低いとみなされ、不利になることがあります。
  • 多重債務:すでに他社からの借り入れやリボ払いが多く、年収に対する返済比率が高すぎる場合も審査落ちの原因になります。

もし審査に不安がある場合は、以下の対策を講じることで通過率を上げられる可能性があります。

審査通過のための対策

1. 車種やグレードを下げる:リース料の総額を下げれば、審査のハードルも下がります。

2. 連帯保証人を立てる:親族など安定収入のある方を保証人にすることで、信用を補完できます。

3. 頭金を入れる:頭金を支払ってリース元本を減らすことで、審査対象額を下げることができます。

4. 独自審査の会社を選ぶ:信販会社を通さず、自社基準で審査を行うリース会社(主に中古車リースなど)を選ぶ。

また、「定額カルモくん」のように、契約前に審査に通るかどうかを診断できる「お試し審査」を提供しているサービスもあります。これは本契約ではないので、キャンセルも可能ですし、とりあえず自分の信用力を確かめるために利用してみるのも賢い方法です。

スマートフォンでカーリースの審査結果を見て不安そうな表情を浮かべる日本人女性の様子。
参考カーリースの審査落ちの原因と対策!通るための秘訣を解説

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途中解約の違約金や返却時のトラブル事例

カーリースを利用する上で、最も避けなければならないのが返却時や解約時のトラブルです。特に「原状回復費用」と「中途解約違約金」については、仕組みを正しく理解していないと数百万円単位の損害を被る可能性があります。

前述の通り、カーリースは原則中途解約できません。しかし、全損事故(修理不能なレベルの事故)を起こして車がなくなってしまった場合、強制的に契約が終了となり、「中途解約金」の支払いを求められます。

この違約金の計算式は一般的に以下のようになります。

違約金 = (残りの期間のリース料総額 + 設定残価) − (未経過費用 + 車両の査定額)

全損事故の場合、車両の査定額はほぼ0円になりますから、残りのリース料と設定残価をまるまる現金で支払わなければなりません。これは非常に大きなリスクです。

また、契約満了時の返却トラブルも後を絶ちません。国民生活センターには、「返却時に身に覚えのない傷の修理代を請求された」「納得できない高額な清掃費用を請求された」といった相談が寄せられています。

よくある返却時の請求トラブル

・1cm以上の傷やへこみがあり、板金修理費用として数万円請求された。

・車内の強烈なタバコ臭やペットの臭い、シートの汚れでクリーニング費用がかかった。

・走行距離制限を3万kmオーバーし、1kmあたり10円換算で30万円の追加請求が来た。

こうしたトラブルを避けるためには、契約時に「原状回復費用補償」が含まれるメンテナンスパックに加入しておくことや、次に解説する契約方式の選び方が重要になります。また、車内での喫煙を控えるなど、丁寧に使用する心がけも大切です。

オープンエンドとクローズドエンド契約の違い

少し専門的な話になりますが、カーリースの契約には「オープンエンド」と「クローズドエンド」という2種類の方式があります。これを知らずに契約すると、最後に痛い目を見る可能性があるので、必ず押さえておきましょう。

項目オープンエンド方式クローズドエンド方式
残価の公開あり(契約時に明示・合意)なし(非公開)
月額料金残価を高く設定でき、安くなりやすい残価が保守的で、比較的高め
満了時の精算あり(精算リスクが高い)原則なし(リース会社負担)
おすすめな人車に詳しく、最後に買取を検討する人追加請求を避けたい初心者

オープンエンド方式は、契約時に残価を高く設定することで月額料金を安く見せることができます。しかし、返却時の市場価格が設定した残価を下回っていた場合、その差額をユーザーが現金で支払わなければなりません(これを残価精算と言います)。

中古車相場は水物ですから、数年後の価格を正確に予測するのはプロでも困難です。

一方、クローズドエンド方式は、月額料金は少し高めになる傾向がありますが、市場価格の変動リスクはリース会社が負ってくれます。つまり、返却時に車の価値が暴落していても、ユーザーは差額を支払う必要がありません(※著しい損傷や走行距離超過がある場合は別です)。

初心者の方や、最後に高額請求される不安をなくして安心して乗りたい方には、迷わず「クローズドエンド方式」の契約を選ぶことを強くおすすめします。契約書をよく確認し、どちらの方式になっているかチェックしてください。

任意保険込みのプランを選ぶべき理由

先ほど「全損事故での中途解約リスク」についてお話ししましたが、このリスクを回避する唯一かつ最強の手段が、「リース特約(GAP特約)」が付帯された任意保険への加入です。

一般的なカーリースには自賠責保険しか含まれていません。もし、自分で加入している通常の自動車保険(車両保険)を使ったとしても、補償されるのはあくまで「事故時点での車の時価額」までです。

しかし、リースの中途解約金は時価額よりも高額になるケースが多く、その差額(数十万円〜百万円)は自己負担となってしまいます。

そこで重要になるのが「リース特約」です。この特約が付いた保険に入っていれば、万が一の全損事故や盗難の際でも、中途解約費用を全額保険でカバーすることができます。

最近では、このリース特約が含まれた自動車保険をセットにして契約できるカーリース会社や、最初から任意保険込みのサブスクリプション(KINTOなど)が増えています。

もし保険が含まれていないリースを契約する場合でも、必ずご自身の保険代理店に相談して、「リースカー車両費用特約」を追加することを強く推奨します。これは「安心を買う」ための必須コストだと考えてください。

ちなみに、大手損保会社が運営する「SOMPOで乗ーる」なら、リース契約に特化した保険プランの相談もしやすく、等級の引き継ぎも可能なため、保険周りの不安を一掃できます。

中古車リースなら納車が早くて安い傾向がある

「新車じゃなくてもいいから、とにかく安く車に乗りたい」「今の車が壊れたから、すぐにでも車が必要」という方には、中古車リースという選択肢もあります。

昨今の半導体不足などの影響で、新車の納期は数ヶ月〜半年以上かかることも珍しくありません。しかし、中古車リースであれば在庫車両があるため、契約から最短数週間で納車されるケースが多く、急いでいる方には救世主となります。

また、車両本体価格が新車より安いため、月額料金も格安になりますし、審査対象額が低くなることで、審査のハードルも相対的に下がる傾向があります。

ただし、中古車は新車に比べて故障リスクが高いのも事実です。中古車リースを選ぶ際は、単に安いだけでなく、「1年以上の修理保証が付いているか」「消耗品の交換は済んでいるか」など、メンテナンス体制がしっかりしているサービスを選ぶことが重要です。

定額カルモくんやニコノリの中古車プランなどは、保証が充実していることで知られています。

カーリースとは輸入車も選べるSOMPOで乗ーるが最適

ここまで、カーリースの仕組みやリスク、選び方について詳しく解説してきました。最後に、私が今個人的に最も注目しており、選択肢の幅広さでおすすめできるサービス「SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)」について少し触れておきたいと思います。

多くのカーリースサービスは国産車のみを取り扱っていますが、SOMPOで乗ーるの最大の特徴は、「輸入車も選べる」という点です。メルセデス・ベンツやBMW、ジープなど、憧れの輸入車に月額定額で乗ることができるのは、車好きにとって大きな魅力です。

さらに、大手損保会社のSOMPOホールディングスとDeNAが共同運営しているだけあって、以下のようなユニークなメリットがあります。

  • 豊富な車種:国産・輸入車あわせて約300車種から選べ、グレードやオプションも自由自在。
  • 柔軟なオプション:「中途解約オプション」をつければ、条件付きで解約が可能になり、最大のリスクである縛りを緩和できます。
  • カーシェア活用:使わない時は個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」で貸し出して、副収入を得ることで実質的な維持費を下げる運用も可能です。

また、SOMPOならではの強みとして、万が一の事故時の対応や保険の相談にも乗ってくれる安心感があります。「カーリースとは、ただ車を借りるだけでなく、カーライフ全体をサポートしてもらうもの」と捉えるなら、こうした付加価値のあるサービスを選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。

カーリースは、仕組みを理解し、リスクヘッジさえしっかり行えば、初期費用を抑えて賢く車に乗れる素晴らしいサービスです。ぜひこの記事を参考に、あなたのライフスタイルにぴったり合った一台を見つけて、快適なドライブを楽しんでくださいね。

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