シエンタ

シエンタクロスは日本未発売|台湾版との違いと今買える代わり

※構成・執筆の一部に生成AIを活用し、内容は筆者が確認・編集したうえで公開しています。

朝霧の林道の入口に止まったミニバンの黒い樹脂フェンダー

シエンタクロス(シエンタ クロスオーバー)は、2026年10月時点で日本では発売されておらず、トヨタから日本発売の発表も出ていません。

「シエンタ クロスオーバー」という車は実在しますが、台湾で2020年12月に登場した、日本の170系と同じ2代目の派生車です。

「シエンタ クロス」は、東京オートサロンに出展されたカスタムカーの名前でもあり、こちらは販売されていません。

日本で同じ雰囲気のシエンタに乗るなら、純正用品で見た目を変えるか、車高を上げるか、最初からクロスオーバーの車を選ぶことになります。

記事のポイント

  • 日本のシエンタのグレードはZ・G・Xだけで、2026年8月の改良にもクロスの追加はない
  • 台湾のSIENTA CROSSOVERは1.8Lガソリン・FFだけで、ハイブリッドも4WDもなかった
  • オートサロンの「シエンタ クロス」は宮城トヨタグループのカスタムカーで、どれも販売不可
  • 日本ではモデリスタのクロススタイルキット(160,600円・Xは設定なし)が公式の手段

シエンタクロスは日本で発売されていない

2026年10月時点で、トヨタが日本で売っているシエンタに「クロス」「クロスオーバー」の名前が付いた車やグレードはありません。

toyota.jpの主要諸元表(2026年8月版)に載っているグレードは、ハイブリッドとガソリンのどちらもZ・G・Xの3つで、それぞれに5人乗りと7人乗りがあります。

シエンタの最新のニュースリリースは2026年8月3日の一部改良で、内容は新色のクリアベージュメタリックとドアミラーのブラック加飾などです。

このリリースにも、クロスやクロスオーバーの追加は書かれていません。

(参考:トヨタ ニュースリリース「シエンタを一部改良」)

2026年8月の改良で何が変わり、価格がいくら上がったかは、2026年の一部改良の変更点と値上げ額で確かめられます。

トヨタが日本でクロスを発表した場合は、この節の内容を書き換えます。

シエンタクロスオーバーは台湾で売られた2代目の派生車

「SIENTA CROSSOVER」は、台湾のトヨタ総代理店である和泰汽車が、2020年12月に発表した車です。

ベースは2代目のシエンタで、日本でいえば2015年から2022年まで売られていた170系と同じ世代にあたります。

台湾トヨタの紹介ページでは、専用のスポーツサスペンションで地上高を20mm高くしたことや、専用の前後バンパー、つや消し黒のサイドスカートが案内されていました。

台湾の標準車、Crossover、日本の現行10系を並べると、次のようになります。

見てほしいのは、Crossoverと標準車でエンジンと駆動方式が同じで、違うのが寸法とタイヤだという点です。

項目台湾 標準車(1.8 豪華+)台湾 Crossover日本 10系(2026年8月の諸元表)
全長×全幅×全高4,260×1,695×1,675mm4,350×1,695×1,700mm4,260×1,695×1,695mm(E-Fourは全高1,715mm)
ホイールベース2,750mm2,750mm2,750mm
エンジン1.8Lガソリン(2ZR-FAE・140PS)1.8Lガソリン(2ZR-FAE・140PS)1.5Lガソリン、1.5Lハイブリッド
駆動・変速機FF・CVTFF・CVT2WD、E-Four(ハイブリッドのみ)
タイヤ185/60R15195/50R16185/65R15
最低地上高記載なし数値の記載なし(20mmアップと案内)140mm
価格(2024年8月の台湾トヨタ掲載)5人乗り78.2万台湾元、7人乗り90.2万台湾元5人乗り79.2万台湾元、7人乗り94.2万台湾元(比べない)

(参考:台湾トヨタ SIENTA 諸元表(2024年8月の保存版))

全長が90mm長いのは専用バンパー、全高が25mm高いのは地上高を上げた足まわりなどの違いによるものと考えられます。

中身は台湾の標準車と同じなので、台湾のCrossoverは「見た目と足まわりを変えた仕様」と受け取るのが実態に近いと私は考えています。

台湾のCrossoverはガソリンのFF車だけで、日本の10系にあるハイブリッドやE-Fourは選べませんでした。

最低地上高の具体的な数値は、台湾トヨタの資料には載っていません。

台湾では2024年に生産を終えたと報じられており、2026年10月時点で台湾トヨタ公式サイトの車種一覧にもシエンタは載っていません。

「シエンタ クロス」はオートサロンのカスタムカーの名前でもある

名前が混ざりやすいもう1つの理由は、東京オートサロンに出展されたカスタムカーです。

出展したのは、トヨタ車の販売会社のグループである宮城トヨタグループ(MTG)で、トヨタが市販する車ではありません。

出展車のデータに書かれている内容をまとめると、次のとおりです。

見るべき列は右端で、4台とも「販売不可」と記載されています。

出展した回出展車の名前ベースの車販売
東京オートサロン2019MTG SUVシエンタ170系のハイブリッド不可
東京オートサロン2020MTGシエンタクロス170系のハイブリッド不可
東京オートサロン2023MTG シエンタ クロス 202310系のハイブリッド不可
東京オートサロン2025四代目 シエンタ クロス10系のZ ハイブリッド E-Four不可

2023年と2025年の車は、2022年に登場した10系がベースです。

現行型の形にフェンダーの飾りやルーフキャリアを付けた姿なので、写真だけを見ると新しく発売された車と受け取られやすいと考えられます。

ただし、どれも販売会社のグループが出展のために作ったカスタムカーで、同じ車を注文する方法はありません。

「シエンタクロス発売」の動画を見たときの確かめ方

2026年に入ってからも、YouTubeやSNSには「シエンタクロス登場」「2026年発売」といった動画や投稿が出ています。

2026年5月には、そうした動画を見て販売店に問い合わせたところ「聞いたことがない」と言われた、という質問がQ&Aサイトに投稿されています。

動画や投稿には燃費・地上高・価格の数字が添えられていることがありますが、トヨタのリリースや諸元表には、そのどれも載っていません。

日本で発売されるかどうかは、次の順番で確かめると迷いません。

  1. トヨタのニュースルームで、シエンタに関する最新のリリースを見る
  2. toyota.jpのシエンタのページで、グレードの一覧にクロスがあるかを見る
  3. 販売店で、発表済みの車種として注文できるかを聞く

1と2のどちらにも載っていない車は、発表前の予想か、出どころの分からない情報として扱うのが無難です。

自動車メディアの予想記事を読むときも、メーカーの発表なのか、記者の推測なのかが書き分けられているかを見てください。

次のシエンタがいつ、どう変わりそうかを知りたい人は、次期型の予想と現行型を買うタイミングで、公式の発表と予想を分けて整理しています。

日本でクロス風のシエンタに乗る方法

日本でシエンタクロスに近い車に乗る方法は、見た目を変える、車高を上げる、別の車を選ぶ、の3つに分かれます。

どれを選ぶかは、見た目だけを変えたいのか、未舗装の道や段差で下まわりの余裕がほしいのか、そもそもSUVの形がほしいのかで決まります。

モデリスタのクロススタイルキットで見た目を近づける

トヨタ系の用品で台湾版に近い見た目を作れるのは、モデリスタの「URBAN TECH GEAR」のクロススタイルキットです。

キットは、フロントグリルカバー、フロントプロテクター、リヤプロテクター、ドアハンドルガーニッシュ(グロスブラック)の4点で、部品ごとに単品でも買えます。

モデリスタの価格表では、4点セットのメーカー希望小売価格が160,600円(消費税込み)で、2026年10月時点で確かめた内容です。

設定があるのはハイブリッドとガソリンのZとGで、Xには設定がありません。

同じシリーズには15インチのアルミホイールセット「TRINITASⅡ-Cross」もあり、1台分が70,400円(消費税込み)で、タイヤは標準の185/65R15を使います。

キットは外装の部品で、足まわりの部品は含まれていないため、車高は変わりません。

取付費や塗装の有無で総額が変わるため、正確な価格と設定は販売店で確認してください。

アウトドア向けの純正パッケージやタイヤの選び方まで比べたい人は、目的別に分けたシエンタのカスタムの選び方が参考になります。

車高を上げて台湾版の「+20mm」に近づける

台湾のCrossoverと同じように地上高を上げたい場合は、サスペンションの交換などのリフトアップが手段になります。

上げる量によっては車検や保証に関わるため、部品と作業は、取り付けを請け負う整備工場や販売店へ必ず相談してください。

上げ方ごとの費用や車検での扱いは、シエンタのリフトアップとローダウンの方法と費用でまとめています。

SUVの見た目が先ならヤリスクロスも比べる

「荷物を積むならシエンタだが、見た目はSUVが好き」という迷い方なら、トヨタのコンパクトSUVであるヤリスクロスも候補になります。

ヤリスクロスは5人乗りでスライドドアがないため、3列目の座席や乗り降りのしやすさをどこまで使うかが分かれ目です。

荷室や乗り降りの違いは、シエンタとヤリスクロスの使い勝手の比較で確かめられます。

メーカー製のクロスオーバーならフリード クロスター

スライドドアのコンパクトミニバンで、メーカーが最初からクロスオーバーの仕立てで売っている車には、ホンダ フリードの「CROSSTAR(クロスター)」があります。

シエンタのクロスが出るのを待つより、今買えるクロスオーバーのミニバンがほしい人には、現実的な比較の相手です。

シエンタとフリードの室内や価格の違いは、シエンタとフリードの違いを比べた記事で整理しています。

シエンタクロスに関するよくある質問

シエンタクロスは今後、日本で発売されますか?

2026年10月時点で、トヨタから日本発売の発表はありません。

発売されるかどうかは、トヨタのニュースリリースとtoyota.jpのグレード一覧で確かめるのが近道です。

台湾のシエンタクロスオーバーにハイブリッドはありましたか?

ありませんでした。

台湾トヨタの諸元表では、エンジンは1.8Lガソリンの2ZR-FAEだけで、駆動方式もFFだけです。

オートサロンに出たシエンタクロスは買えますか?

買えません。

東京オートサロンの出展車データでは、2019年から2025年までの4台とも「販売不可」と記載されています。

シエンタJUNOはシエンタクロスと同じ車ですか?

別の車です。

JUNOは2025年8月にトヨタが発売した、Zのハイブリッド2WDをベースにした2人乗りのコンプリートカーで、クロスオーバーの仕様ではありません。

シエンタクロスの日本発売についてのまとめ

シエンタクロスは、2026年10月時点で日本では発売されておらず、トヨタの発表もありません。

台湾のSIENTA CROSSOVERは、170系と同じ2代目をもとに、寸法とタイヤと足まわりを変えた1.8Lガソリン車でした。

オートサロンの「シエンタ クロス」は販売会社のグループが作ったカスタムカーで、4台とも販売されていません。

動画やSNSで発売の情報を見たら、トヨタのリリースとtoyota.jpのグレード一覧に載っているかを先に確かめてください。

日本で近い車に乗るなら、見た目だけならモデリスタのクロススタイルキット、地上高もほしいならリフトアップ、SUVの形がほしいなら別の車種、という分け方になります。

用品の価格や設定、車の仕様は変わることがあるため、最新の情報はトヨタとモデリスタの公式サイトで確認してください。

最終的な判断はご自身で確認したうえで行ってください。

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篠原 航

DRIVE SHIFTの運営者・篠原 航(ペンネーム)です。シエンタは所有していないため体験談は書かず、トヨタ公式の主要諸元表や取扱説明書、国の資料を読み比べて、年式やグレードによる違いと費用を表と計算で示しています。

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