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カーリースと購入どっちが得?費用比較で見えた賢い選択肢

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※本記事の料金やサービス内容は一般的な目安です。正確な情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。また、契約に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

「そろそろ車を買い替えたいけど、カーリースと購入、結局どっちが得なんだろう?」そんなふうに悩んで、スマホの検索画面を行ったり来たりしていませんか。

実は私も、新しい車を検討するたびに同じ迷路に迷い込んでいました。現金一括で払う余裕はないけれど、ローンの金利や維持費を考えると頭が痛いし、話題の残クレやサブスクも気になりますよね。

特にカーリースは「月々定額」という魅力的な響きの裏に、デメリットや後悔するリスクが隠れていないか不安になるものです。

そこで今回は、私自身の経験と車好きとしての視点を交えながら、費用のシミュレーションや契約の罠について徹底的に整理してみました。あなたにとっての「正解」を一緒に見つけていきましょう。

記事のポイント

  • カーリースと現金購入や残クレの費用構造の違い
  • 維持費を含めたトータルコストのシミュレーション
  • 契約後に後悔しないためのデメリットとリスク対策
  • SOMPOで乗ーるが賢い選択肢となり得る理由

カーリースと購入の比較でわかる費用の違い

車を手に入れる方法は、今や「買う」だけではありません。現金一括、ローン(残クレ)、そしてカーリース。それぞれにお金の動き方が全く異なります。ここでは、表面的な月額の安さだけでなく、裏側に隠れたコストの仕組みについて、私の視点で掘り下げていきます。

現金一括や残クレとどっちが得か検証

まず結論からズバリ言わせていただくと、「支払い総額」という絶対的な金額だけで比較すれば、現金一括購入が最強です。これは金融の仕組み上、間違いありません。金利も手数料も一切かからず、車両本体価格と登録諸費用という「原価」だけで車が手に入るからです。

「1円でも安く車に乗りたい」という鉄の意志があるなら、中古車を現金で買うのが正解です。

しかし、私たちが本当に悩むのは「現金一括はキツイから、ローンかカーリースか」という選択ですよね。ここで多くの方が比較対象にするのが、ディーラーで提案される「残価設定型ローン(残クレ)」です。

残クレとカーリースは「数年後の下取り価格(残価)を差し引いて、残りを支払う」という構造が非常に似ていますが、ここに「金利の罠」が潜んでいます。

残クレの場合、確かに月々の支払いは安くなります。しかし、金利は「毎月支払っている金額」だけにかかるわけではありません。「最終回まで据え置いている残価(数年後の下取り予定額)」を含めた、借入元金全体に対して金利がかかり続けるのです。

例えば300万円の車で残価を150万円に設定しても、金利は300万円全額に対して計算されます。これが「見かけの月額は安いのに、利息総額は膨らむ」というカラクリです。

対してカーリースは、車両価格から残価を引いた金額に、期間中の税金や自賠責保険、手数料などを足して分割する「利用料」という形をとります。金利という概念はありませんが、リース会社の手数料が含まれています。

重要なのは、カーリースは「所有」ではなく「利用」に特化しているため、税金や諸費用の支払い手続きという「見えないコスト」までアウトソーシングできる点です。単純な金額比較では見えにくい「時間の節約」や「管理の手間」まで含めて比較する必要があります。

維持費や税金を含めたシミュレーション

「車は買って終わりじゃない。むしろ買ってからがお金がかかる」というのは、私たちドライバーの共通の悩みですよね。毎年5月に届く自動車税の納税通知書を見てため息をついたり、車検の時期が来るたびに「今月はピンチだな…」と通帳を睨んだり。

こうしたランニングコストを含めた「トータルコスト(TCO)」で比較しないと、本当の損得は見えてきません。

具体的に、日本の国民車とも言える軽自動車「Honda N-BOX」を例に、5年間乗った場合のコストイメージを比較してみましょう。あくまで概算ですが、構造的な違いが浮き彫りになります。

項目現金一括・ローン購入カーリース(定額制)
初期費用(頭金・諸費用)約15万〜200万円
(登録諸費用は現金払い必須が多い)
0円
(全て月額に含まれる)
月々の支払いローン返済額 + 変動費
(金利負担あり)
完全定額
(税金・メンテ込み)
自動車税(5回分)都度払い:約54,000円
(自分で納税手続きが必要)
0円
(リース会社が代行納税)
車検・メンテナンス都度払い:約30万〜40万円
(車検2回+オイル交換等)
0円
(定額プランならコミコミ)
5年後の出口自分の資産になる
(売却して現金化が可能)
返却して終了
(手元に車は残らない)

購入の場合、ローン完済後も維持費の「突発的な出費スパイク」はずっと続きます。ソニー損保の調査によると、ドライバーが負担に感じる維持費のトップはガソリン代と自動車税であり、1ヶ月あたりの維持費平均は14,000円を超えているというデータもあります。

ソニー損保の「2024年 全国カーライフ実態調査」によると、1ヵ月あたりの車の維持費は平均13,900円となり、4年連続で増加傾向にあります。(出典:ソニー損保『2024年 全国カーライフ実態調査』

カーリースは、これらの維持費を平準化(フラット化)できるのが最大の強みです。「来月は車検だから節約しなきゃ…」という精神的なストレスから解放される価値は、金額以上に大きいと私は感じています。

契約前に知るべきデメリットや後悔のリスク

「カーリースはやめとけ」というネット上の声。これを見て不安になる方も多いでしょう。しかし、これらの「後悔」や「失敗談」を深掘りしていくと、そのほとんどが契約の仕組み、特に「残価精算」に関する理解不足に起因していることがわかります。

カーリースには、大きく分けて「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」という2つの契約タイプが存在します。ここを理解せずに契約書にハンコを押すのは、目隠しで高速道路を走るようなものです。

オープンエンド方式(残価精算あり)

契約時に設定した残価を公開し、月額料金を安く抑える方式です。しかし、返却時の車の査定額が設定残価を下回った場合、その差額を一括で支払う義務が発生します。「月々が安いから」と飛びつくと、最後に数十万円の請求書が届くリスクがあります。

クローズドエンド方式(残価精算なし)

残価精算のリスクをリース会社が負う方式です。返却時に市場価格が暴落していても、私たちユーザーは追加料金を支払う必要がありません。その分、月額料金は少し高めに設定されますが、最後まで定額で安心して乗れるのはこちらです。

私がもし友人に勧めるとしたら、基本的には精神衛生上良い「クローズドエンド方式」を推します。中古車相場なんてプロでも予測が難しいのに、そのリスクを個人が負うのはギャンブルに近いからです。

しかし、後述する「SOMPOで乗ーる」のように、オープンエンド方式でありながらそのリスクを回避できるオプションを用意しているサービスもあるので、一概にダメとは言えないのが面白いところです。

走行距離制限やカスタマイズの制約について

車好きとして一番気になるのが、この「自由度」の問題かもしれません。マイカーのように自由に扱えると思っていると、思わぬ落とし穴にハマります。

まず「走行距離制限」です。カーリースや残クレでは、車の価値を維持するために「月間1,000km」や「月間1,500km」といった制限が設けられています。

もし5年契約で制限を合計2万キロ超過した場合、返却時に「1kmあたり10円〜15円」といった追加精算が発生します。つまり、20万円〜30万円の追加支払いです。

毎日往復50km以上の長距離通勤をする方や、毎週末ドライブ旅行に行くような方は、制限のないプランを選ぶか、購入を検討すべきでしょう。

次に「カスタマイズ(改造)の禁止」です。リース車はあくまで「借り物」なので、返却時には借りた時の状態に戻す「原状回復義務」があります。例えば以下のような行為はNG、または高額な現状回復費用を請求される原因になります。

  • 車体に穴を開けてエアロパーツを取り付ける
  • サスペンションを交換して車高を下げる
  • 純正以外のナビやオーディオを取り付ける際に配線を加工する
  • 内装を汚損したり、強いタバコやペットの臭いをつける

逆に言えば、「車はノーマルのまま綺麗に乗る」「週末の買い物や送り迎えがメイン」という一般的なユーザーであれば、これらの制約は全くデメリットになりません。自分の使い方が「一般的」か「ヘビーユーザー」かを見極めることが大切ですね。

初期費用を抑えられる仕組みとメリット

私がカーリースを比較検討のテーブルに乗せる最大の理由は、やはり「手元のキャッシュを守れる」という点につきます。

新車を現金やローンで購入する場合、車両価格の他にも、環境性能割、リサイクル料金、自賠責保険料、登録代行費用など、乗り出し時に「数十万円単位」の現金が必要になることが一般的です。頭金を入れるなら、さらにまとまったお金が一気に口座から消えます。

人生には、結婚、出産、子供の進学、住宅購入、あるいは予期せぬ病気など、現金が必要になるタイミングが突然やってきます。そんな時、車のために虎の子の貯金を使い果たしてしまっていては、家計の防衛力が著しく低下してしまいます。

カーリースなら、これらの初期費用が全て月額料金に含まれ、平準化されています。つまり、貯金を1円も崩さずに新車に乗り始めることができるのです。

「手元の現金を温存して、投資や教育資金、もしもの備えに回したい」と考える現代の家計戦略において、このメリットは計り知れません。金利手数料分を「安心料」や「資金流動性の確保代」として割り切れるなら、カーリースは非常に合理的な選択肢となります。

カーリースと購入を比較して選ぶ最適解

ここまで費用構造やリスクを詳しく見てきましたが、結局のところ「誰に何が合うのか」が重要です。万人に共通する正解はありませんが、タイプ別の最適解は見えてきます。

ここからは、具体的なサービスの選び方や、私が個人的に注目している「SOMPOで乗ーる」について、なぜおすすめなのかを解説します。

ライフスタイル別に向いている人の特徴

まずは、あなたがどちらのタイプに近いか、ざっくりと診断してみましょう。

購入(現金・ローン)が向いている人

  • 1台の車を10年以上、乗り潰す覚悟がある人
    → 長く乗れば乗るほど、リースの手数料負担よりも購入のコスパが上回ります。
  • 年間走行距離が1万5千キロを超えるヘビーユーザー
    → 過走行による価値下落やペナルティを気にするより、使い倒した方が気が楽です。
  • 自分好みにガッツリ改造したい車好き
    → 原状回復を気にせず、カスタムカーライフを楽しめます。
  • 総支払額を1円でも安くしたいコストミニマリスト
    → 中古車の現金一括購入が最強の節約術です。

カーリースが向いている人

  • 3〜5年周期で、常に最新の新車に乗り換えたい人
    → 最新の安全装備(自動ブレーキ等)がついた車に乗り続けることで、家族の安全を守れます。
  • 車検や税金の時期に「お金がない!」と慌てたくない人
    → 支出を完全にフラット化し、家計管理をオートメーション化できます。
  • 車のメンテナンスや保険のことがよく分からない人
    → 全部プロにお任せして、面倒なことは考えたくない人に最適です。
  • ライフステージが変化しやすい20代〜30代
    → 結婚や転勤など、先の読めない未来に対して柔軟に対応しやすいです。

輸入車も選べるSOMPOで乗ーるの魅力

さて、数あるカーリース会社の中で、私が「これは他と違うぞ」と注目しているのがSOMPOで乗ーるです。

なぜなら、多くのカーリースやサブスク(例えばトヨタのKINTOなど)は、取り扱いが自社メーカーに限られていたり、国産車のみだったりすることがほとんどだからです。

しかし、SOMPOで乗ーるはDeNAとSOMPOホールディングスがタッグを組んでいるため、国産全メーカーはもちろん、輸入車(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ジープなど)も選択可能なんです。

「いつかは輸入車に乗ってみたい。でも、故障したら修理費が高そうだし、車検代も怖い…」
そんなふうに憧れを諦めていた方、結構いませんか? 実は私もその一人でした。

ですが、リースならメンテナンス費用を定額パックに組み込めるため、輸入車特有の「維持費の恐怖」から解放されます。憧れの外車ライフを、家計のリスクを抑えながら実現できる。これは車好きにとってかなり魅力的な選択肢です。

残価保証オプションで精算トラブルを回避

先ほどのセクションで「オープンエンド方式の残価精算リスクが怖い」という話をしましたよね。SOMPOで乗ーるは基本的にオープンエンド方式を採用しています。これだけ聞くと「じゃあ、やめたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし、SOMPOで乗ーるには、この最大の弱点をカバーする強力な武器があります。それが「残価保証オプション」です。

残価保証オプションのすごいところ

月額料金にわずか1,100円〜程度をプラスするだけで、契約満了時の市場価値が設定残価を下回っていても、差額精算の支払いが免除される仕組みです。(※ただし、走行距離超過や原状回復が必要な大きな傷がある場合は除きます)

これに加入しておけば、実質的に「クローズドエンド方式」と同じ安心感を得られます。しかも、もし中古車相場が高騰して、査定額が残価を上回った場合には、その差額(キャッシュバック)を受け取れる可能性も残されています。

「リスクは回避しつつ、リターンは得られるかもしれない」という、非常にユーザー有利な設計になっているのです。ここが、私がSOMPOで乗ーるを評価する大きなポイントです。

免許返納オプションや中途解約の柔軟性

カーリースのもう一つの大きなデメリット、それは「中途解約ができない(解約すると高額な違約金がかかる)」という鉄の掟です。しかし、人生5年先、7年先に何が起こるかなんて誰にも分かりません。

「急に海外転勤が決まった」「親が高齢で免許を返納することになった」

そんな不可抗力的な事態になった時、違約金で何十万円も請求されたら泣くに泣けませんよね。SOMPOで乗ーるには、こうした不安に応えるオプションが充実しています。

  • 中途解約オプション:一定期間経過後であれば、違約金なしで自由に解約・乗り換えが可能になる。
  • 免許返納オプション:契約者が免許を返納する場合、違約金なしで解約できる(高齢の親御さんなどが契約する場合に安心)。

これらのオプションをつけておけば、「契約期間に縛られる」というリースのデメリットを解消できます。特にライフスタイルが変わりやすい子育て世代や、シニア世代にとっては、この「出口戦略の柔軟性」がお金以上の価値を持ちます。

審査が不安な方でも申し込みやすい理由

最後に、現実的な「審査」の話をしましょう。「興味はあるけど、審査に通るか心配…」という声もよく聞きます。一般的なオートローンに通らなかった経験がある方もいるかもしれません。

カーリースの審査は、信販会社の基準で行われますが、SOMPOで乗ーるの場合、運営母体がしっかりしている(DeNAとSOMPOホールディングス)ことに加え、リース契約特有の審査基準を持っています。

「仮審査」はWEB上で完結し、結果も数日でわかります。車を決める前に、まずは「自分がいくらまでならリース枠があるのか」を知るための審査申し込みも可能です。

また、月額料金を抑えることで、年収に対する返済負担率を下げ、審査に通りやすくするといった調整も、担当者と相談しながら進めることができます。諦める前に、まずは無料の仮審査で自分の可能性をチェックしてみる価値は十分にあります。

カーリースと購入の比較による賢い選択

今回は「カーリースと購入の比較」をテーマに、費用の裏側から契約のリスクまで深掘りしてきました。改めて整理すると、金額の絶対値だけを追求するなら「中古車の現金購入」がお得です。

しかし、私たちの生活には「安心感」や「手間の削減」、「常に最新の安全な車に乗れること」といった、お金に換算できない価値も大切ですよね。

もしあなたが、日々の支払いをフラットにしつつ、輸入車を含めた豊富な選択肢から車を選びたいなら、SOMPOで乗ーるは非常にバランスの取れた選択肢だと思います。

特に「残価保証」や「中途解約オプション」で、カーリース特有のリスクをヘッジできる点は、他のサービスにはない大きな強みです。

車は高い買い物ですが、選び方一つで家計への負担も、カーライフの楽しさも劇的に変わります。正確な情報は必ず公式サイトで確認し、ご自身のライフプランに最適な一台を見つけてくださいね。最終的な判断は、じっくり比較検討してから決めましょう!

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