ベンツのカーリース審査や評判は？損しない選び方とデメリット

憧れのメルセデス・ベンツに乗りたいけれど購入時のまとまった資金や維持費が心配でカーリースを検討している方は多いはずです。しかし検索してみると審査の厳しさや悪い評判を目にして不安になることもあるでしょう。

またデメリットや中古車リースの実態など契約前に知っておくべきことは山ほどあります。特に法人の場合は節税効果や経費の扱いも気になるところですし個人なら月々の値段がどれくらいになるのかも重要です。

この記事ではベンツのカーリースに関するあらゆる疑問を解消し後悔しないための賢い選び方を私の視点でお伝えします。

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ベンツのカーリース審査や仕組みを徹底解説

メルセデス・ベンツをリースで乗る場合、国産車のリースとは少し違った「輸入車特有の常識」や「金融的な仕組み」を理解しておく必要があります。

ここを知らずに契約すると、後で思わぬ出費に泣くことになりかねません。まずは基本となる仕組みと、お金の話から紐解いていきましょう。

残価設定やオープンエンド等の仕組み

カーリースの月額料金がなぜ安くなるのか、その秘密は「残価（残存価格）」にあります。契約終了時の車の価値をあらかじめ予測して、その分を車両本体価格から差し引くため、支払うのは「利用する分だけ」で済むんです。

この残価設定において、絶対に理解しておかなければならないのが「オープンエンド」と「クローズドエンド」という2つの契約方式の違いです。ここを曖昧にしたまま契約書にサインするのは、目隠しをして高速道路を走るようなものだと私は思います。

オープンエンド方式（残価精算型）

これは、契約時に設定する残価をユーザー（あなた）に公開し、合意の上で決定する方式です。ヤナセオートリースなどのディーラー系リースでよく採用されています。

輸入車の中古車相場は、モデルチェンジや為替の影響、景気動向で激しく変動します。例えば、乗っている間にフルモデルチェンジがあり、旧型になった瞬間に相場がガクンと落ちることは珍しくありません。そのリスクを全てユーザーが負うのがオープンエンドです。

クローズドエンド方式（残価非精算型）

こちらは、契約時に残価をユーザーに明示せず、リース会社が独自に設定する方式です。SOMPOで乗ーるなどがこれに該当します。

ただし、リース会社がリスクを負う分、残価設定は少し保守的（低め）になる傾向があり、月額料金はオープンエンドに比べて若干高くなることがあります。それでも、「安心を買う」という意味では、私は初心者の方には間違いなくクローズドエンドをおすすめします。

契約時のメリットとデメリットを解説

「所有」から「利用」へ切り替えることには、大きなメリットがある一方で、無視できないデメリットも存在します。営業マンはメリットばかり強調しがちですが、私はデメリットこそしっかりお伝えしたいです。

最大のメリットは、やはり「憧れのクラスに手が届く」ことでしょう。頭金を用意せずに新車のメルセデスに乗れる体験は、何物にも代えがたい価値があります。

また、毎年5月にやってくる高額な自動車税や、車検時の重量税・自賠責保険料が月額コミコミになるため、家計の管理が圧倒的に楽になります。突発的な数十万円の出費に備えて貯金を取り崩すストレスから解放されるのは大きいですね。

一方で、以下のデメリットについては覚悟が必要です。

ベンツの月額料金や値段の相場

「ベンツは高い」というイメージがありますが、車種ごとのリセールバリュー（残価率）によって、リース料金は大きく変わります。ここがカーリースの面白いところで、車両価格が高い車ほどリース料も高いとは限らないのです。

特筆すべきは「Gクラス（ゲレンデヴァーゲン）」です。この車は世界的な需要に対して供給が追いついていないため、中古車相場が異常なほど高値で安定しています。

3年後、5年後の残価率が非常に高いため、車両価格が1,500万円を超えても、月々のリース支払額はCクラスやEクラスの上位グレードと変わらない、あるいはそれ以下になるという「逆転現象」が起きることがあります。

一方で、車種ごとの傾向を知っておくことが、損をしないポイントです。

法人が得られる節税効果や経費の扱い

法人や個人事業主の方が「カーリース ベンツ」で検索される場合、節税目的の方も多いですよね。私も経営者の方とお話しするときは、必ずこの財務戦略の話をします。

現金やローンで車両を購入した場合、車両は「固定資産」として貸借対照表（B/S）に計上され、法定耐用年数（新車なら6年）にかけて減価償却を行わなければなりません。

つまり、お金は購入時に一気に出ていくのに、経費として計上できるのは毎年少しずつ、というズレが生じます。

しかし、カーリース（一定の条件を満たすオペレーティングリース）の場合、原則として月々の支払額を全額「リース料」として経費計上（損金算入）できる可能性があります。これにより、以下のような財務メリットが生まれます。

ただし、注意点もあります。2ドアのスポーツカー（SLクラス等）や、超高額なAMGモデルなどは、税務調査で「個人的趣味であり事業用ではない」とみなされ、経費算入を否認されるリスクがあります。

必ず「運行記録簿（運転日報）」を作成し、いつ、どこへ、何の業務で行ったかを記録して、事業関連性を証明できるようにしておきましょう。（出典：メルセデス・ベンツ日本公式サイト『法人のお客様へ』）

審査は厳しいのか？基準や通過のコツ

「ベンツのリース審査は厳しいのでは？」と不安に思う方も多いでしょう。結論から正直に言いますと、一般的な国産車のカーリース審査よりもハードルは高いです。

ベンツのリースは、自社リースなど一部の例外を除き、大手信販会社（ジャックス、オリコ、セディナ、メルセデス・ベンツ・ファイナンスなど）を通して審査が行われます。審査で見られるポイントは主に以下の3点です。

ベンツのカーリースでおすすめの会社や選び方

ベンツを取り扱うリース会社はいくつかありますが、それぞれターゲット層やサービス内容、そして「得意な契約方式」が全く異なります。ここからは、主要なサービスを比較しながら、あなたのライフスタイルに最適な選び方を提案します。

サービスごとの違いや会社を徹底比較

現在、メルセデス・ベンツのカーリース市場における主要プレイヤーは、メーカー直系の「メルセデス・ベンツ・ファイナンス（MBF）」、ディーラー系最大手の「ヤナセオートリース」、そして第三者系サブスクリプションの「SOMPOで乗ーる」などが挙げられます。

輸入車に強いSOMPOで乗ーるの特徴

個人的に今、個人ユーザーがベンツに乗るなら最もバランスが良いと感じているのが「SOMPOで乗ーる」です。

なぜ私がここまで推すのかというと、輸入車リースにおける最大の懸念点である「残価精算リスク」と「メンテナンス費用」の不安を、仕組みで解決しているからです。

まず、SOMPOで乗ーるは基本的に「クローズドエンド方式」を採用しています。先ほども触れましたが、契約満了時に市場価格が暴落していても、追加精算のリスクがありません。ベンツのような高級車で、数年後の相場を気にせずに乗れるという安心感は、精神的に非常に大きいです。

さらに、通常カーリースでは御法度とされる「中途解約」に関しても、専用のオプション（中途解約オプション）に加入していれば、契約期間の最後の20%などの一定期間を除き、違約金なしで解約・返却が可能になるプランがあります。

「急な海外転勤が決まった」「結婚して家族が増えたからミニバンに乗り換えたい」といったライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるのは、他のリース会社にはない強みです。

メンテナンスや保証サービスの充実度

輸入車に乗る上で一番のネックはお金、特に「維持費」と「修理費」です。ここを甘く見ていると痛い目を見ます。メルセデス・ベンツは、国産車とは設計思想が異なり、性能維持のために定期的な部品交換を前提としています。

有名な話ですが、ベンツは「ブレーキパッドとディスクローターを削りながら止まる」設計になっています。そのため、乗り方にもよりますが3万km〜5万km程度で交換時期が訪れ、前後セットで交換するとディーラー価格で15万円〜20万円コースになることもザラです。

新車であれば「メルセデス・ケア」という3年間の無料保証が付帯しており、オイル交換やワイパー交換などの基本メンテは無料ですが、ブレーキ等の消耗品は対象外となるケースもあります。

また、リース期間を5年や7年に設定する場合、メルセデス・ケア終了後の4年目以降の維持費が重くのしかかります。

認定中古車リースを利用する選択肢

「新車は納期がかかるし、価格が高騰していて手が出ない」という方には、認定中古車（Certified Pre-Owned: CPO）のリースという賢い選択肢があります。ヤナセなどが「ヤナセオートリース」として積極的に展開しています。

車の価値は、新車登録から最初の1〜2年で最も大きく下落します。認定中古車リースは、この「一番おいしい部分（減価償却）」が終わった後の車両を利用するため、月額料金が新車リースに比べて圧倒的に安くなります。

例えば、新車なら月額15万円するEクラスが、2年落ちの認定中古車なら月額8万円台で乗れるといったケースも珍しくありません。

認定中古車は、ディーラーの厳しい基準をクリアして整備されているため、品質面でも安心感があります。ただし、中古車は「一物一価」の世界です。

希望のボディカラー、内装色、オプション装備（サンルーフやレザーシートなど）が揃った車が、タイミングよく在庫にあるとは限りません。「これだ！」と思う車に出会ったら、即決する決断力が求められます。

ユーザーのリアルな評判や口コミ

実際にベンツのカーリースを利用しているユーザーの声をリサーチしてみると、評価は真っ二つに分かれます。良い評判と悪い評判、それぞれの傾向を把握しておきましょう。

良い評判・口コミ

• 「頭金なしで憧れのGLBに乗れた。購入だったら絶対に無理だったから、生活の質が上がって満足している」
• 「毎年5月の自動車税の通知書を見なくて済むのが精神的に楽。家計管理がシンプルになった」
• 「法人で契約したが、経費処理が楽だし、節税効果もあって助かっている」

やはり、ステータス性や所有欲を満たせる点、そして突発的な出費がなくなる「定額制」の利便性を評価する声が多いです。

悪い評判・口コミ

• 「返却時に傷の修理代として10万円請求された。あんなに細かい傷まで見られるとは思わなかった」
• 「距離制限を気にしてしまい、せっかくのベンツなのに遠出を控えてしまった」
• 「NOREL（ノレル）で中古車を借りたら、ナビが古すぎて使えなかったし、故障対応も遅かった」

特に注意が必要なのが、格安の中古車サブスクサービスです。ディーラー系以外のプラットフォームで整備履歴が不明瞭な個体を引いてしまうと、故障トラブルに巻き込まれる可能性があります。

また、原状回復費用に関するトラブルも散見されるため、車を丁寧に扱う意識は必要不可欠です。

ベンツのカーリースはSOMPOがおすすめ

ここまで様々な角度からメルセデス・ベンツのカーリースについて解説してきましたが、最後に私なりの結論をお伝えします。

もしあなたが法人経営者や個人事業主で、経費対策を最優先し、リセールバリューを計算して利益を出したい（益出しを狙いたい）のであれば、ヤナセオートリースなどの「オープンエンド方式」で、Gクラスのような高残価車両を戦略的に運用するのも一つの正解です。

しかし、一般的な個人ユーザーの方で、「安心して、長く、手間なく」ベンツのある生活を楽しみたいのであれば、私は「SOMPOで乗ーる」を最もおすすめします。その理由は以下の3点に集約されます。

メルセデス・ベンツは、単なる移動手段ではなく、乗るだけで人生を豊かにし、自信を与えてくれる素晴らしい車です。「所有」にこだわらず「利用」という賢い選択をすることで、その扉は意外なほど簡単に開きます。

ぜひご自身に合ったリースプランを見つけて、ワンランク上のカーライフをスタートさせてくださいね。

月々定額のカーリースSOMPOで乗ーるの詳細を見る