街中で見かけるたびに「やっぱりカッコいいな」と目で追ってしまう60系プリウス。デザインが洗練されて走りの性能も上がった分、正直なところ車両価格も結構上がってしまいましたよね。
「乗りたいけど、一括やローンで購入するのは予算的に厳しいかも」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな時に選択肢として上がってくるのが、頭金なしで月々定額で乗れるカーリースです。
ただ、いざ調べてみると「審査が厳しいんじゃないか」「契約期間の縛りが心配」「後悔したくない」といった不安も出てきますよね。私自身もいろいろなサービスを比較してみましたが、それぞれに特徴があって迷ってしまう気持ち、よく分かります。
記事のポイント
- 新型プリウスの月額料金相場や維持費のリアルな内訳
- 審査の難易度や法人契約におけるポイント
- 納期を短縮する裏ワザや短期契約の可能性
- 後悔しないための契約方式の選び方とおすすめのサービス
プリウスのカーリース料金相場や審査とデメリット
ここでは、プリウスをカーリースで利用する際に皆さんが一番気になるお金の話や、契約前に知っておくべきリスクについて深掘りしていきます。
月々の支払いはいくらくらいになるのか、審査は通りやすいのか、そして「やめとけばよかった」と後悔しないために注意すべきポイントを、私の視点で整理してみました。
ボーナス払いなしの月額料金と維持費
プリウスをカーリースで契約する場合、月額料金は選ぶグレードや契約年数、そして「ボーナス払いの有無」によって大きく変わります。
広告などで「月々1万円台から!」といった激安表記を見かけることがありますが、あれは基本的に年2回のボーナス加算(例えば5万円〜10万円など)を含んだ金額であることがほとんどです。
家計管理をシンプルにするために「ボーナス払いなしの完全定額」で組む場合、新型の60系プリウスの相場は概ね3万円台後半から5万円台(7年〜11年契約の場合)になってきます。
例えば、定額カルモくんで11年契約をした場合の最安水準が約39,000円前後、KINTOの7年契約で約45,000円前後といったイメージですね。
「ちょっと高いな…」と感じるかもしれませんが、この金額には車両代金だけでなく、登録諸費用、期間中の自動車税、重量税、自賠責保険料が含まれています。
毎年5月にやってくる自動車税(プリウスなら年間36,000円程度)の支払票に頭を抱えなくて済むのは、精神的にかなり楽なポイントかなと思います。
維持費に関しては、さすがハイブリッドの代名詞だけあってガソリン代はかなり抑えられます。実燃費でも20km/L以上は軽く走ってくれるので、月間1,000km走ってもガソリン代は6,000円〜7,000円程度で収まることが多いです。
ただ、プリウス(特に新型60系)には維持費に関する「大きな落とし穴」があるんです。
注意したい「タイヤ交換費用」の落とし穴
新型プリウスの上位グレード(ZやG)で採用されている「195/50R19」というタイヤサイズは、幅が狭くて直径が大きい非常に特殊なサイズです。流通量が少なく選択肢が限られるため、価格が高騰しています。4本交換で工賃込み10万円~15万円ほどかかるケースもあるため、メンテナンスパックにタイヤ交換が含まれているか、あるいは自分で積み立てをしておくなどの対策が必須です。コストを抑えたい場合は、17インチタイヤを採用しているKINTO専用の「Uグレード」などを検討するのも賢い選択です。
月々の支払額だけでなく、こうした数年に一度の大きな出費も含めてシミュレーションしておくことが、契約後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐ第一歩になります。
法人や個人の審査基準と通過のポイント
「プリウスに乗りたいけど、審査に通るか心配」という声もよく聞きます。カーリースの審査は、基本的にはクレジットカードやローンの審査と同じく、CICなどの信用情報機関のデータを参照して行われます。
一般的に年収200万円以上がひとつの目安と言われていますが、それ以上に「安定した収入があるか」や「過去に支払いの遅延がないか」が重視される傾向にあります。
特に法人の場合、節税対策としてプリウスを営業車や役員車として導入するケースも多いですよね。カーリースなら車両代、税金、保険、メンテナンス費用を一本化したリース料を「全額経費計上」しやすいため、減価償却計算の手間を省き、経理処理がシンプルになるメリットがあります。
審査通過のポイント
- 勤続年数:1年以上あると安心ですが、新卒や転職直後でも連帯保証人をつければ通ることも。
- 債務状況:スマホの分割払いやカードの支払いを滞納していないかが重要です。複数の借り入れがある場合は、少しでも整理しておくと有利になります。
- 法人・個人事業主:設立年数が浅くても、黒字決算であれば通過の可能性は十分あります。資本金がリース総額の半分程度あるかどうかも一つの指標になります。
もし審査に不安がある場合は、「SOMPOで乗ーる」や「定額カルモくん」などが提供している、WEB上で簡単にできる「お試し審査(仮審査)」を利用してみるのがおすすめです。
これをやったからといって契約義務が発生するわけではありませんし、まずは自分の信用情報で通るかどうかを傷つけずに確認できるので、精神的なハードルがかなり下がりますよ。
また、法人の場合は代表者が連帯保証人になることで、設立直後の会社でも審査に通るケースが多々あります。あきらめる前に一度相談してみる価値は十分にあります。
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参考カーリースの審査が甘いのはどこ?SOMPOで乗ーるがおすすめな理由
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1年契約などの短期利用は可能か
「単身赴任の期間だけ乗りたい」「次の車が納車されるまでのつなぎで1年だけ使いたい」というニーズも意外とありますよね。一般的なカーリースは3年、5年、7年、9年といった長期契約が主流ですが、実は1年単位で契約できるサービスも存在します。
例えば「定額カルモくん」は1年から11年の間で1年単位で期間を設定できますし、今回おすすめする「SOMPOで乗ーる」も1年~9年の間で自由に期間を選べます。これは非常に柔軟性が高いポイントです。
ただし、注意が必要なのは料金です。カーリースの月額料金は「(車両価格-残価)÷ 契約月数」で計算されるため、契約期間が短くなればなるほど、分母が小さくなり、月々の支払額は割高になります。
1年契約などの短期プランの場合、月額が7万円〜10万円を超えてくることも珍しくありません。
| 契約期間 | 月額料金の傾向 | メリット・デメリット |
| 1年~2年 | かなり割高 | ライフスタイルの変化に即座に対応できるが、コストパフォーマンスは悪い。単身赴任などの限定利用向き。 |
| 3年~5年 | 標準的 | 車検のタイミングに合わせやすく、ライフステージの変化も見越せるバランス型。KINTOなどはここがメイン。 |
| 7年以上 | 割安 | 月々の負担を最小限に抑えられる。ただし、長期間乗り続ける覚悟が必要。契約満了時に車がもらえるプランなども選べる。 |
もし「どうしても1年だけ乗りたいけど、新車リースの価格は高すぎる」という場合は、「ニコノリ」などが提供している中古車リースを検討するのも一つの手です。
中古車であれば車両本体価格が下がっているため、短期契約でも比較的リーズナブルに乗ることができますし、在庫があれば即納車も可能です。割り切って使う分には非常に合理的な選択肢だと言えるでしょう。
中古車の取り扱いや納期の目安
新車のプリウスは世界的な人気車種ということもあり、注文してから納車されるまで半年以上待つことも珍しくありません。グレードや時期によっては「受注停止」になっていることさえあります。
「今の車検が切れるまでに乗り換えたいのに、そんなに待てない!」という方にとって、中古車カーリースは救世主的な存在です。
中古車といっても、大手リース会社が扱う車両はしっかりと整備されていますし、高年式の50系プリウス(先代モデル)なら燃費性能もリッター20km後半~30kmと十分に高く、現行モデルに見劣りしません。
何より契約から最短2~3週間程度で納車されるスピード感は、新車にはない圧倒的なメリットです。
中古車リースを選ぶ際は、「修復歴なし」の車両を選べるか、そして「保証」がしっかりついているかを確認しましょう。
ハイブリッド車の場合、駆動用バッテリーの劣化も気になるところですが、オリックス・カーリース・オンラインなど大手の中古車リースでは、独自の保証をつけていることが多く安心です。
新車の即納車サービスもチェック
実は「SOMPOで乗ーる」など一部のリース会社では、独自のルートで確保した新車の在庫を持っており、グレードや色は限定されますが、通常よりも圧倒的に早く納車できる「即納車プラン」を用意していることがあります。「中古車はバッテリーの状態が不安だけど、新車を待つのも嫌だ」という方は、こうした即納車の在庫リストを探してみるのが、最も満足度の高い解決策になるかもしれません。
契約して後悔しないための注意点
カーリースで最も避けたいのが「契約満了時のトラブル」です。ネット上の口コミで「カーリースはやめとけ」と言われる原因の多くはここにあります。特にプリウスのような人気車種で気をつけたいのが、「残価精算」のリスクです。
カーリースの契約方式には「オープンエンド」と「クローズドエンド」の2種類があることをご存じでしょうか?ここを理解していないと、数年後に痛い目を見るかもしれません。
- オープンエンド方式:月額料金が安くなりやすいですが、契約満了時に車の査定を行い、設定した残価よりも市場価値が低ければ、差額を一括で支払う必要があります。
- クローズドエンド方式:月額料金は少し高めになりますが、残価精算がありません。契約満了時は車を返すだけでOKです。
プリウスはリセールバリューが高い車ですが、中古車相場は水物です。事故修復歴がついたり、過走行になったり、あるいはモデルチェンジで相場が急落したりするリスクはゼロではありません。
国民生活センターにも、契約終了時の精算に関する相談が寄せられています(出典:独立行政法人国民生活センター『カーリース契約のトラブル』)。
後悔したくないなら、契約満了時に精算が発生しない「クローズドエンド方式」を選ぶか、もしくは「残価保証オプション」をつけておくのが無難かなと思います。
また、月間の走行距離制限(1,000kmや1,500kmなど)を超えてしまうと、返却時に1kmあたり5円〜10円程度の追加料金が発生するので、自分の走行距離を少し余裕を持って見積もっておくことも大切ですね。
プリウスのカーリースおすすめ会社と選び方
数あるカーリース会社の中で、プリウスに乗るならどこが一番いいのでしょうか?料金の安さだけでなく、サービスの内容や独自のメリットを比較して、ライフスタイルに合った会社を選ぶことが重要です。
ここでは、私が注目しているおすすめのサービスをいくつかピックアップしてご紹介します。
KINTOなどの主要サービスを徹底比較
プリウスのカーリースを語る上で外せないのが、トヨタ直系のサブスクリプションサービス「KINTO」です。KINTOの最大の特徴にして最強の武器は、「任意保険(自動車保険)が月額料金に含まれている」ことです。
通常のカーリースには自賠責保険しか含まれておらず、任意保険は自分で別途契約する必要があります。しかし、KINTOなら年齢や等級に関係なく、対人・対物無制限、車両保険付きのフルカバー保険が自動付帯します。
これは、保険料が高額になりがちな「20代の若年層」や「初めて車を持つ方(6等級スタートの方)」にとっては、トータルコストで年間数万円〜十数万円レベルの節約になる可能性があります。
さらに、KINTO専用の「Uグレード」という選択肢もあります。これはアップグレードを見越した設計で車両価格が抑えられており、月額1万円台後半〜という驚異的な安さでプリウスに乗ることができます。
一方で、「定額カルモくん」は7年以上の契約で走行距離が無制限になったり、月々数百円のオプション追加で契約満了時に車がもらえるプランがあったりと、長く乗りたい派に嬉しいサービスが充実しています。
ユーザータイプ別のおすすめ
- コスト重視・若年層・保険等級が低い:任意保険込みでUグレードが選べる「KINTO」が圧倒的にお得。
- 最終的に自分の車にしたい・長距離走る:契約満了時に車がもらえるオプションがある「定額カルモくん」や「MOTAカーリース」。
- 輸入車も検討したい・カスタマイズ性重視:国産・輸入車問わず選べてオプションが豊富な「SOMPOで乗ーる」。
長い納期を短縮できる即納車の活用
先ほども少し触れましたが、プリウスのような人気車種は納期がネックになりがちです。ディーラーで普通に注文すると「納車は来年の春ですね…」なんて言われてしまうことも。そこで積極的に活用したいのが、各リース会社が用意している「即納車」の枠です。
特に「SOMPOで乗ーる」は、全国の提携ディーラーのネットワークを駆使して、即納できる新車を探してくれるサービスに定評があります。また、「ニコノリ」なども定期的に先行発注した在庫車を公開しています。
即納車を選ぶデメリットとしては、メーカーオプションやボディカラーが既に決まっていて選べないケースがあることです。
しかし、「白か黒ならどっちでもいい」「最低限の安全装備があればいい」といった具合に少し妥協できるなら、驚くほど早く新車のプリウスに乗れるチャンスがあります。
タイム・イズ・マネーと考えるなら、この選択肢は外せません。WEBサイトに掲載されていなくても、問い合わせ窓口で聞いてみると「実は1台だけあります」なんてこともあるので、諦めずに聞いてみるのがポイントです。
途中解約や免許返納への対応策
カーリースは原則として契約期間中の途中解約ができません。もし解約するとなると、残期間のリース料相当額を一括で支払うなど、高額な違約金が発生するのが一般的です。
これがネックで、「転勤になったらどうしよう」「親の免許返納が近いかも」といった不安から契約を躊躇する方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近ではこのリスクをカバーするオプションが登場しています。ここで私がおすすめしたい「SOMPOで乗ーる」には、「中途解約オプション」という画期的な仕組みがあります。
これを付けておけば、一定期間経過後(例えば3年目以降など)であれば、違約金なしで解約が可能になります(条件あり)。
また、シニア層向けには「免許返納オプション」も用意されています。これは、免許を返納することを条件に、中途解約金が不要になるというものです。
これなら、将来的に運転をやめる可能性がある親御さんの車としても、安心してプリウスを契約できますね。
KINTOにも「解約金フリープラン」がありますが、初期費用としてまとまった金額が必要になるため、月額にオプション料金(1,000円〜2,000円程度)を上乗せするだけでリスクヘッジできるSOMPOの方式は、初期費用を抑えたい人にとって非常に魅力的です。
カーシェア連携で実質負担を減らす方法
「平日は仕事で車を使わないから、駐車場に停めっぱなしでもったいないな…」と感じることはありませんか?そんな方におすすめなのが、カーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」との連携です。
実は「SOMPOで乗ーる」で契約した車は、個人間カーシェアサービス「Anyca」に登録して、オーナーとして他の人にシェアすることが公式に認められています(※受取金額の上限など条件あり)。
使わない間にシェアして収入を得られれば、その分を月々のリース料の支払いや駐車場代に充てることができ、実質的な維持費を大幅に下げることが可能です。
特に現行の60系プリウスは、「一度乗ってみたい!」と思っている人がたくさんいます。デザインが良くて走りもいい最新のプリウスなら、シェアの需要もかなり高いはずです。
「週末しか乗らない」「長期出張で家を空ける」といったタイミングで貸し出すことで、車を単なる移動手段ではなく、ちょっとした資産のように運用できるのは、他のリース会社にはないユニークなメリットです。
プリウスのカーリースはSOMPOで乗ーるが最適まとめ
ここまで様々な視点で解説してきましたが、総合的に見て私が一番おすすめしたいのは「SOMPOで乗ーる」です。理由は大きく3つあります。
- 柔軟性が高い:契約期間を1年〜9年の間で1年単位で選べるため、自分のライフプランに合わせやすい。
- リスクヘッジができる:中途解約オプションや免許返納オプション、残価保証オプションが充実しており、リースの「怖い」部分をカバーできる。
- 維持費を下げられる可能性:Anycaを活用して、維持費をペイできる仕組みがあるのは、所有欲を満たしつつコスト意識が高い層に刺さる。
もちろん、若年層で保険料を抑えたいなら「KINTO」、とにかく長く乗って自分のものにしたいなら「定額カルモくん」も素晴らしいサービスです。
しかし、「自分らしい乗り方」を細かくカスタマイズでき、輸入車まで視野に入れられる自由度の高さにおいて、SOMPOで乗ーるは頭一つ抜けている印象です。
まずは各社の公式サイトで、自分が乗りたいグレードやオプションを選んでシミュレーションしてみてください。そして、SOMPOで乗ーるの「仮審査」で、自分がどのくらいのプランで乗れるのかを確認してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
憧れのプリウスライフは、意外とすぐ手の届くところにあるかもしれませんよ。
