「カーリース どこがいい」と検索して、いろいろなサイトを見比べていると、結局どこが自分に合っているのか迷ってしまいますよね。
実は、カーリースには「おすすめしない」と言われるようなデメリットや、審査が甘いのかどうかといった不安な要素もたくさんあります。ただ安いだけの会社を選んで後悔したくないですし、自分のライフスタイルに合ったサービスを見つけることが大切です。
この記事では、2025年の最新情報を基に、初心者でも失敗しない選び方とおすすめのリース会社について、私なりの視点で分かりやすく解説していきます。
記事のポイント
- カーリースをおすすめしないと言われる理由と対策が分かる
- 審査や料金の仕組みを知り自分に合うプランを選べるようになる
- 2025年最新のおすすめカーリース5社の特徴を比較できる
- 輸入車も選べるSOMPOで乗ーるの魅力と注意点が分かる
カーリースはどこがいいか失敗しない選び方とポイント
カーリースを利用しようと考えたとき、「どこがいい」のかを一言で決めるのは本当に難しいことです。
なぜなら、あなたが車に何を求めているか、例えば「月々の支払いを極限まで安くしたい」のか、「数年で新しい車に乗り換えたい」のか、それとも「輸入車に乗ってみたい」のかによって、ベストな選択肢がガラリと変わってしまうからです。
まずは、契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、カーリース特有の仕組みやリスク、そして賢い選び方のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
カーリースをおすすめしないと言われるデメリットと対策
ネットで情報を探していると、「カーリース おすすめしない」「やめとけ」といった少し怖い言葉を目にすることがありますよね。これを見て不安になる方も多いと思いますが、実はこれらには明確な理由があり、その仕組みさえ理解していれば過度に恐れる必要はありません。
まず、カーリースがおすすめしないと言われる最大の理由は、「利用における制限の多さ」です。カーリースはあくまでリース会社から車を「借りている」状態なので、自分の所有物のように自由に扱えない部分があります。具体的には以下の3つのポイントが挙げられます。
主なデメリットと制限
・月間の走行距離に制限がある（超過すると追加料金）
・原則として中途解約ができない（高額な違約金リスク）
・カスタマイズや改造が禁止されている（原状回復義務）
例えば、転勤や結婚、出産といったライフイベントで急に車が不要になったり、別のタイプの車が必要になったりしても、一般的なカーリースでは簡単に解約ができません。
もし無理に解約しようとすると、残りの期間のリース料を一括で支払うなど、非常に高額な違約金を請求されることがあります。これは、将来の予定が変わりやすい若い世代や転勤族の方にとっては大きなリスクとなり得ます。
また、走行距離制限も要注意です。多くのプランでは月間1,000km〜1,500km程度の上限が設定されており、これを超えて走ると、契約満了時に1kmあたり10円〜15円程度の追加精算が発生します。
「休日は遠出したい」という方にとっては、走行距離を気にしながら走るのはストレスになりますよね。
しかし、こうしたトラブルは事前に知っていれば防げます。国民生活センターなどでもカーリースに関する相談事例が報告されていますが、その多くは契約内容の確認不足によるものです。（出典：国民生活センター『カーリースに関する消費者トラブルにご注意！』）
対策としては、自分のライフプランに合わせて「中途解約が可能なプラン」を選んだり、長距離を走るなら「走行距離無制限プラン」を選んだりすることで、これらのデメリットをほぼ解消することが可能です。
安さだけでなく、こうした「自由度」にも目を向けることが、失敗しない選び方の第一歩です。
審査が甘い会社はある？通過率を上げるコツと真実
カーリースを検討する際、「審査に通るかな？」と心配になる方も多いですよね。特に、「カーリース 審査 甘い」といったキーワードで検索される方もたくさんいます。
結論から正直にお伝えすると、「誰でも100%通る審査が甘いカーリース」というのは存在しません。カーリースも一種の金融取引なので、必ず所定の審査があります。
ただし、審査の「通りやすさ」には傾向があります。審査を行う機関には主に以下の3つのパターンがあり、それぞれ難易度が異なると言われています。
| 審査の種類 | 難易度の目安 | 主な特徴 |
| 銀行系審査 | 高め | 金利は低いが、年収や勤続年数などの基準が厳しい傾向。 |
| 信販系審査 | 標準 | オリコやジャックスなど。一般的なカーリース（カルモくん等）で採用。 |
| 自社審査 | 比較的柔軟 | 現在の支払い能力を重視。中古車リースなどで見られる。 |
大手カーリース会社の多くは信販会社を利用していますが、複数の信販会社と提携しているサービス（例えば定額カルモくんなど）であれば、1社がダメでも別の会社で再審査してくれる可能性があるため、通過のチャンスは広がります。
また、SOMPOで乗ーるやオリックスカーリースなども独自の基準を持っています。審査に不安がある場合は、以下の対策を試してみてください。
審査通過率を上げるためのコツ
1. 車両価格の安い車種を選ぶ： 高級車よりも軽自動車やコンパクトカーの方が審査対象額が下がります。
2. 契約期間を長くする： 期間を長くすれば月々の支払額が下がり、年収に対する返済負担率を抑えられます。
3. 頭金を入れる： リース会社によっては頭金を入れることでリース総額を減らし、審査を有利にできる場合があります。
「自分は審査に通るか不安だ」という方は、Web上で仮審査の結果がすぐに分かる「お試し審査」機能を提供しているサービスを利用してみるのがおすすめです。これなら、本契約の前に自分の信用状況を確認できるので、心理的なハードルもぐっと下がりますよ。
月額料金が安いだけで選ぶと後悔する理由とは
Web広告などで「月々5,500円〜！」や「月額1万円ポッキリ！」といった激安価格を見ると、つい惹かれてしまいますよね。でも、ここで飛びつくのは少し待ってください。
その「安さ」には、必ず理由（カラクリ）があります。表面的な月額料金だけで選んでしまうと、後から「こんなにお金がかかるなんて聞いてない！」と後悔することになりかねません。
まずチェックすべきなのが、「ボーナス払いの有無」です。月額数千円〜1万円台前半のプランの多くは、年2回のボーナス月に数万円〜10万円以上の加算設定がされていることがほとんどです。
これを計算に入れずに契約すると、ボーナス時期に家計が苦しくなったり、ボーナスが出ない年に支払いが滞ったりするリスクがあります。私は個人的に、家計管理をシンプルにするためにも「ボーナス払いなし（均等払い）」での比較をおすすめしています。
次に、「月額料金に含まれる内容」の確認です。「コミコミ」という言葉は便利ですが、その範囲は会社によってバラバラです。一般的に「車両本体価格」「自動車税」「自賠責保険料」は含まれていますが、以下の項目はプランによって別料金や自己負担になることが多いです。
- メンテナンス費用： オイル交換やタイヤ交換、車検整備代が含まれていない簡易プランだと、維持費がその都度発生します。
- 任意保険（車両保険）： ほとんどのリース会社では含まれておらず、自分で別途契約する必要があります。
任意保険の落とし穴
リース車両で事故を起こして全損（廃車）になった場合、強制的に中途解約となり、高額な解約金（残債）が一括請求されます。このリスクをカバーするためには、通常の対人・対物賠償だけでなく、「リース特約」や十分な補償額の「車両保険」に加入することが必須です。
安く見せるためにメンテナンスや保険を削っているプランは、トータルコストで見ると意外と割高になることもあります。提示されている月額料金だけでなく、維持費も含めた「実質的な総支払額」で比較することが大切です。
走行距離制限なしや車がもらえるプランを比較
先ほどデメリットとして挙げた「走行距離制限」や「原状回復義務（傷や汚れの精算）」ですが、これらを一発で解決できる最強の選択肢があります。
それが「契約満了後に車がもらえるプラン」です。借りていた車が最終的に自分のものになるのであれば、どれだけ走っても、多少傷をつけても、返却時の精算を気にする必要がなくなります。実質的には「長期の分割払い購入」と同じ感覚で利用できるんです。
2025年現在、主要なカーリース会社では以下のような条件で「もらえるプラン」を提供しています。
| サービス名 | 車がもらえる条件 | 走行距離制限（契約中） | 特徴 |
| 定額カルモくん | 7年以上の契約＋月額500円OP加入 | 7年以上で無制限 | 条件が緩く、最も利用しやすい。 |
| オリックスカーリース | 9年契約（いまのりナイン） 11年契約（いまのりイレブン） | 月間2,000km （満了後は無関係） | 契約期間中の制限も2,000kmと余裕がある。 |
| コスモMyカーリース | 9年契約プラン | 選択制 | 日常使いメインの人向け。 |
| SOMPOで乗ーる | 残価での買取が可能 （別途精算が必要） | 選択制 | 輸入車を買い取りたい場合に有効。 |
特に定額カルモくんは、7年契約から「もらえるオプション」が付けられるため、比較的短い期間でも自分の車にできる点が優秀です。
「長く乗り潰すつもりだから、細かいことは気にしたくない！」という方は、迷わずこの「もらえるプラン」がある会社を選ぶのが正解です。返却時のトラブルリスクをゼロにできるのは、精神衛生上とても大きなメリットですよ。
契約満了時の残価精算トラブルを回避する方法
カーリース選びで最も難しく、かつトラブルになりやすいのが「残価設定」と「契約方式」の違いです。ここを理解していないと、契約満了時に「えっ、こんなにお金を払うの？」という事態になりかねません。
カーリースには、大きく分けて「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類があります。
オープンエンド方式（残価精算あり）
契約時に「残価（数年後の予想価値）」を高く設定し、月額料金を安く抑える方式です。
リスク： 返却時の査定額が設定した残価を下回った場合、その差額をユーザーが現金で支払わなければなりません。
代表例： SOMPOで乗ーる（基本プラン）、多くの格安リース
クローズドエンド方式（残価精算なし）
契約満了時の残価精算を行わない方式です。月額料金は少し高めになる傾向がありますが、市場価格が暴落してもユーザーに追加請求はきません。
メリット： 最後に追加でお金を払う心配がない。
代表例： KINTO、定額カルモくん、オリックスカーリース
トラブルを避けたいのであれば、基本的には「クローズドエンド方式」を選ぶのが無難です。ただ、オープンエンド方式にも「輸入車に乗れる」「月額を下げられる」といったメリットはあります。
もしオープンエンド方式（SOMPOで乗ーるなど）を選ぶ場合は、必ず「残価保証オプション」などのリスク回避策を追加加入することを強くおすすめします。数百円〜千円程度のオプション料金で、将来の数十万円のリスクをヘッジできるなら安いものです。
2025年最新版カーリースはどこがいいかおすすめ5社を比較
ここまでのポイントを踏まえて、2025年現在、私が自信を持っておすすめできる主要カーリース会社5社を厳選しました。それぞれ「誰に向いているか」が明確に違うので、ご自身の状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。
輸入車も選べてオプション豊富なSOMPOで乗ーる
まず最初にご紹介したいのが、DeNAとSOMPOホールディングスがタッグを組んで運営している「SOMPOで乗ーる」です。このサービスの最大の魅力は、なんといっても「輸入車（外車）のラインナップが豊富」な点です。
一般的なカーリースは国産車に限られることが多いですが、SOMPOで乗ーるなら、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ジープ、さらにはテスラといった憧れのブランドもリース契約が可能です。
「いつかはベンツに乗りたいけど、維持費やリセールが心配…」という方にとって、定額で乗れるこのサービスは夢を叶える近道になります。また、SOMPOならではのオプションも非常に充実しています。
- 中途解約オプション： 所定の条件を満たせば、違約金なしで解約が可能になります。転勤の可能性がある方に最適です。
- 残価保証オプション： オープンエンド方式の弱点である「残価精算リスク」をカバーしてくれます。
- 免許返納オプション： 免許を返納する際には違約金なしで解約できる、シニア世代向けの安心プランです。
このように、ユーザーの不安を先回りして解決してくれるオプションが揃っているのが「SOMPOで乗ーる」の強みです。輸入車に乗りたい方や、将来の不確定要素に備えたい方には特におすすめです。
定額カルモくんは長期契約でもらえるのが魅力
次におすすめするのが、ナイル株式会社が運営する「定額カルモくん」です。ここは「柔軟性」と「安さ」のバランスが絶妙で、非常に人気があります。
最大の特徴は、契約期間を1年から11年まで1年単位で自由に選べることです。例えば「大学に通う4年間だけ」「次の車検までの2年間だけ」といった細かいニーズにも対応できます。そして、何より強力なのが「もらえるオプション」です。
7年以上の契約であれば、月額500円を追加するだけで、契約満了時にそのまま車をもらうことができます。しかも、この契約期間（7年以上）なら走行距離制限も撤廃され、無制限になります。つまり、長期間乗れば乗るほど、マイカー購入と同じような自由度が手に入るわけです。
ここが良い！
定額カルモくんは、実店舗を持たないオンライン完結型にすることでコストを削減し、業界最安水準の月額料金を実現しています。「とにかく安く、長く乗りたい」というコスパ重視の方には最強の選択肢と言えるでしょう。
KINTOは任意保険込みで若年層におすすめ
トヨタ自動車が提供するサブスクリプションサービス「KINTO（キント）」。ここの最大にして最強のメリットは、「任意保険（車両保険含む）が月額料金に最初から含まれている」という点です。
通常、若い世代（特に20代前半）が車を持つと、任意保険料だけで年間10万円〜20万円以上かかることも珍しくありません。しかしKINTOなら、年齢や等級に関係なく、誰でも同じ金額でフルカバーの保険が付いてきます。
万が一事故を起こして廃車になっても、自己負担額（免責）最大5万円程度で済むケースが多く、解約金のリスクも抑えられています。
契約プランには、初期費用がかからない「初期費用フリープラン」と、いつ解約しても違約金がかからない「解約金フリープラン」があり、ニーズに合わせて選べます。
トヨタ車・レクサス車に限定されますが、車に詳しくない初心者や、保険料が高額になりがちな若年層にとっては、トータルコストで他社を圧倒する安さになることが多いです。
オリックスカーリースは途中解約や乗り換えが自由
カーリース業界の老舗、「オリックスカーリース」も非常に根強い人気があります。ここの特徴は、なんといっても「いまのり」シリーズというユニークなプラン設計です。
契約期間が長いプランでも、一定期間経過後は「解約金なしで返却や乗り換えが自由にできる」という特典がついています。
- いまのりくん（5年契約）： 2年経過後から乗り換え・返却自由。
- いまのりセブン（7年契約）： 5年経過後から乗り換え・返却自由。
- いまのりナイン（9年契約）： 7年経過後から乗り換え・返却自由。満了後は車がもらえる。
「とりあえず新車に乗りたいけど、5年も同じ車に乗るか分からない…」という飽き性な方や、ライフステージの変化が激しい30代〜40代の方にとって、この「2年経てばいつでもやめられる」という気軽さは大きな安心材料になります。
また、期間中のオイル交換や車検整備の基本費用が無料になるクーポンが付いてくるのも、実用性が高くて嬉しいポイントです。
コスモMyカーリースはガソリン割引がお得
最後にご紹介するのは、ガソリンスタンドでおなじみの「コスモMyカーリース」です。このサービスの強みは、生活圏にコスモ石油のSS（サービスステーション）がある場合に最大化されます。
契約者は、指定のカードを利用することでガソリン代が最大5円/L引きになる特典を受けられます。車に乗れば必ずかかる燃料代を節約できるのは、非常に現実的なメリットですよね。
また、コスモMyカーリースは「走行距離制限」の設定が細かく、月間500km、1,000km、1,500kmから選ぶことができます。
「近所のスーパーへの買い物や子供の送迎がメインで、遠出はほとんどしない」という方なら、月間500kmプランを選ぶことで月額料金をぐっと抑えることが可能です。メンテナンスもいつものガソリンスタンドで給油ついでにお願いできるので、わざわざディーラーに行く手間も省けます。
結論としてカーリースはどこがいいかSOMPOで乗ーるを推奨
ここまで5社の特徴を比較してきましたが、あえて「2025年の今、どこがいいか」という結論を出すなら、私は「SOMPOで乗ーる」を一押しとして推奨したいと思います。
なぜなら、SOMPOで乗ーるは「カーリースの楽しさ」と「リスクヘッジ」のバランスが最も優れていると感じるからです。多くのカーリースが「安さ」や「実用性」に振っている中で、SOMPOで乗ーるは「輸入車も選べる」という車好きの心を掴むラインナップを持っています。
そして何より、先ほど解説した「中途解約オプション」や「残価保証オプション」を組み合わせることで、カーリースの二大デメリットである「解約できないリスク」と「精算金リスク」を、ユーザー自身でコントロールできる点が非常に優秀です。
確かにオプション料はかかりますが、それを払ってでも「安心」と「好きな車に乗る自由」を手に入れられる価値は大きいです。
もちろん、若年層なら保険込みのKINTO、とにかく安く長く乗るならカルモくんも素晴らしい選択肢です。でも、「ちょっといい車に、安心して乗りたい」という大人の要望に応えてくれるのは、今のところSOMPOで乗ーるが一番かなと思います。
最終的には、皆さんが「車を道具として使い倒したいか」それとも「所有する喜びを感じたいか」で選ぶべきサービスは変わります。この記事を参考に、ぜひご自身のライフスタイルにピッタリの1台を見つけてみてください。
なお、契約内容やキャンペーンは時期によって変わることもあるので、気になったサービスがあれば、まずは公式サイトで最新のシミュレーションを試してみるのがおすすめですよ。
